転生先は海のど真ん中!? もふ強魔獣とイケオジに育てられた幼女は、今日も無意識に無双する

ありぽん

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6話 初めての朝はまさかの訓練から?

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 次の日から、本格的に私の異世界生活が始まった。まず朝起きたら、ポル君に魔法で水を出してもらって顔を洗った後、グレイスに綺麗にする魔法、クリーン魔法で、体全体を綺麗にしてもらったよ。

 なら顔は洗わなくて良いんじゃない? って思ったけど、少しでも人の生活をするようにって。まぁ、それはそうだよね。何でもかんでも魔法でやってもらってさ。そうはならないと思うけど、ぐーたらな生活を送るようになっちゃうかもしれないし。

 ただ、トイレに関しては、クリーン魔法で綺麗にしてもらう事に。人が住んでいる所には、ちゃんとトイレがあるみたいなんだけど。ここは海のど真ん中。しかもケロケロの背中の上。ここでトイレはまずいでしょう?

 だから申し訳ないんだけど海でさせてもらって、すぐにグレイスにクリーン魔法をかけてもらう事になったんだ。自分たちもそうしてるから問題ないって。

 それから私の洋服は、もう少ししたらまた街に行くから、その時に洋服を買ってもらうことに。可愛い洋服をたくさん買ってくれるって。ケロケロ達はもう、それぞれ私に買いたい洋服を考えているみたい。

 朝ごはんの後、その話しをしていたら、みんなニマニマしていたよ。あんまり表情の変化が分からないグレイルも、一瞬のニマニマを何回かやっていた。

 それからケロケロが、私が海の方へ降りやすいように。土魔法で自分の背中から海までの階段と、甲羅の周りにふちみたいな物を作ってくれて。私はそこまで降りて、トイレをしたり、海を近くで見られるようになったんだ。

 そのふちのおかげで、グレイスもポル君も、海に入りやすくなったって喜んでいたよ。時々海に潜って魚を獲るんだって。それか魔法で獲ったり、時々道具も使うみたい。

 特にポル君は、水の中でも陸でも、平気で暮らせるから、海に潜るのが大好き。魚を獲るのはもちろん、魚と遊ぶのも大好きだって。今度お友達を紹介してくれることになったよ。

 そうして、いろいろと細かい説明を受けた後。私が最初にやったことは、ケロケロとグレイスの運動と訓練に付き合うことだった。
 いつもは朝ごはんの前にやっているみたいだけど、今日は私の初めての朝だったから、まだ何もしていなかったんだって。

 異世界に来て、最初にやることが運動と訓練? 正直、心の中では『えぇ……』って思ったけど、ちゃんと理由を聞かせてもらえて。

 海には危険な魔獣がいっぱいいるし、もし街に行ったとしても、危ない人間たちに出会うかもしれない。それに山や森にも、やっぱり危険な魔獣がいるから、訓練は欠かせないんだって。

 そういえば、図鑑にドラゴンの説明もあったような? そうか、そうだよね。この世界がライトノベルみたいな感じなんだから、危険はいっぱい。神様もそう言ってたし。

 私の場合は、まだちびっ子すぎて動きがつたないから、スムーズに動くための訓練らしい。大きくなれば、自然と動けるようになるのは分かってるけど。それでも、少しでも動けるようにって。

 理由が分かっていても、訓練かぁって気持ちもあって。でも訓練の後は、海で遊ばせてくれるって約束をしたから、それを楽しみに頑張ることにしたよ。

 それに、他の子も訓練してるみたい。街に行った時に、見たことがあるって。何だろう? 地球よりも危険が多いから、みんな小さい頃から訓練するのかな? だって2歳だよ? う~ん。

 とまぁ、こんか理由で。私の最初の訓練はポル君と一緒に、訓練をしているグレイルの周りを走ること。

 ちなみに、ケロケロの大きさはというと、小さな街がすっぽり入っても、まだ余るくらいなんだって。

 だから昨日、ケロケロの背中の案内をしてもらったけど、実は半分も見終わってなかったみたい。
 おかしいなとは思ってたんだよね。向こうの方にも木々が続いてたのに、行かなかったから。そのうちまた案内してくれるって言ってたよ。

「はぁはぁ、はぁはぁ」

『がんばれ、りあ!! はしって、りあ!!』

 ポル君、元気だなぁ。それに訓練している、ケロケロとグレイスたちも……凄いな。

 ケロケロは、魔法の訓練と物理攻撃の訓練をしているんだけど、その威力が。魔法を1発放てば、はるか彼方まで海が真っ2つに割れたり、大きな水飛沫の壁ができたり。その衝撃で、魚が気絶してぷかぷか浮かんできたよ。

 グレイスも、魔法と格闘の訓練をしていて。海に魔法を撃ち込めば、海面にぽっかりと大きな穴があいて。それが戻る時に渦ができて、やっぱり魚たちがやられて浮いてくる。格闘訓練にいたっては、動きが速すぎて、何をしているのか全く見えなかった。

 毎回魚を犠牲に? って聞いたら。今日は漁の日なんだって。大きなアスピドケロンだからね、その食事量が凄いのは当たり前で。でも1度たくさん食べちゃえば、当分の間は自分の背中で収穫された物を食べるから大丈夫みたい。

 だから漁をしない日は結界を張り、魚たちが巻き込まれないようにして、訓練しているんだって。毎回あれじゃあ、魚たちが大変だし、生態系に影響がでちゃいそうだもんね。

 あ、そうそう。この世界の暮らしにもう少し慣れてきたら、私にも魔法を教えてくれるって! それは楽しみにしてるんだぁ。だって魔法だよ? 憧れの魔法。
 神様がいろいろ授けてくれたから、ちゃんと全部使いこなせるようになって、ケロケロたちのために魔法が使えるようになりたいよ。

『よし、今日は初めての訓練だからな。リアはこの辺で終わりにしよう。グレイス、俺は飯を回収する。リアたちを頼むぞ』

『分かりました。リア、ポル、こちらへ』

 私とポル君はグレイスの方へ。

 そう言えば、さっきからみんなが、私のことをリアって呼んでいるけど。私のこの世界での名前が決まったんだ!
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