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55話 いや、どうしてこんな事になった? アクアとリルとウッサー達の関係
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『新しい藁がきたよ。みんな順番に運んで!』
『『『はいっ!!』』』
『この前決めた通りに! 後で籠もくる!』
『『『はいっ!!』』』
『……』
アクアとリル、そしてウッサー達を見つめる俺。アクアとリルの指示により、玄関先から家の中へ、どんどん荷物を運んでいくウッサー達。アクアとリルは、指示を出した後は、ウッサー達を見ながら自分達も荷物を運んで。
『スッケーパパ、籠もすぐにくる?』
『あ、ああ。今日のお昼過ぎには届く予定だぞ』
『分かった。モンティー、やっぱりすぐに籠が届く。今のうちにしっかり他の荷物は運んでおく!』
『はいっ!! アクアさん!!』
『廊下に落ちちゃった藁は、後で拾うの! 綺麗にしていないとダメです!』
『『『はい!! リルお兄ちゃん!!』』』
『リルさん! これはどんな感じに置いたら良いでしょう!』
『うんと、これはねぇ……』
いやいや、本当に何があったんだよ、お前達。
グレーさんとシェリさんの結婚パーティーから2日後。パティーは最後までしっかりと行うことができて、グレーさんとシェリさんにはパーティー後に、改めて感謝の言葉をもらった。そして今グレーさんとシェリさんは、残りの旅行を楽しんでいる最中だ。
そして俺といえば、滞っていた自分の仕事を、急ピッチで終わらせて、ウッサー達の事を済ませることに。と、思っていたんだけど。
俺が遅れていた仕事を終わらせて、リルの説明だけじゃ不十分だろうと、改めてここの話しをして、ウッサー達の気持ちを聞こうとしたら。アクアとリル、ウッサー達が、まさかの事態になっていた。
まず最初に、俺がこれからの事を、と言いかけると。アクアとリルから、必要な物リストを渡され。俺よりも先に仕事を終わらせた、アマディアスさんに書いてもらったらしい。
その買い物リストには、ウッサー達に必要な物が書かれていて。慌てて詳しく聞くと、なんとウッサー達。アクアとリルの話しを聞いて、何故か俺の家に、このまま住みたいと思ったらしい。それで、改めて必要な物をみんなで考えて、リストにして俺に渡してきたと。
この広い家で、しかも使っていない部屋ばかりだから、別に住むのは構わなかったけれど。でもまさか俺のいない所で、そこまで話しが進んでいるとは思っておらず、驚いてしまったよ。
ただ、アクアとリルの話しを聞いただけのウッサー達。俺はもう1度確認もかねて、ここの話しをして。森へも連れて行った。もしかしたら、やっぱり外の方が良いと思うかもしれないからな。
でも結局は、やっぱり俺の家が良いと、ウッサー達は俺の家に住むことになったけど。
そうして驚いたウッサー達の引っ越しだけど、他にも驚いたことが。驚いたというか、何故そんなことになったのかっていう、驚きとたくさんの疑問が生まれた。
ウッサー達が、アクアとリルを『お兄ちゃん』呼びか、『さん』呼びに。基本的にアクアとリルより年下の子達はお兄ちゃんと呼んでいて、それは分かるけど。アクアとリルよりも年上のウッサー達がみんな、『さん』呼びなんだよ。
しかも返事をする時は必ず、元気の良い『はい!』で、しっかりと並んで返事をするんだ。並べない時でも、必ずアクサとリルの方を見て、きちんと返事をする。それはまぁ、何かの隊員みたいに。
そんな様子を、最初は思わずぼけっと見てしまっていた俺。そんな俺の所に来たのは3匹のウッサー達だった。
みんなで話し合った結果、自分達も名前が欲しい、俺に名前を付けてもらおう!! と決まったと。アクアやリルを見ていて、『名前、カッコいい!!』ってなったらしい。
だけどアクアとリルと話して、いきなり全員の名前は大変だから、まずはリーダー格の3匹のウッサーの名前を考えてもらおうって。3匹のウッサーが代表して俺の所へ来たんだ。
それを聞いた俺。心の中でアクアとリルにナイス!! と言った。ウッサー達全員の名前を付けるのはさすがに無理だ。と、感謝していたら。
『後で少しずつ、みんな名前付けてもらう』
『みんなお名前なのぉ!!』
ってさ。結局、全員付けるんかい!! と、またまた心の中でツッコミを入れたよ。
こうして群れのトップウッサーにはモンティー、2番目のウッサーにはシャノン、3番目のウッサーにはリリと名付けて。とりあえず名付けは済んだ。済んだんだけど……。
ここからが、1番何でそうなった? って感じで。部屋の準備が整うまでの間、アクアを師匠とし、リルはアクアの補佐となって、ウッサー達の戦闘訓練を実地していたんだ。しかもそれは今行われている、ウッサー達の部屋の用意が終わってからも続く予定らしく。
ちなみに今は、新たにここに住むウッサー達のための、買い物リストで注文した、藁や干し草、餌入れなどが届いた所で。それを全員で、アクアとリルの指示を受けながら運んでいる。自分達で決めた間取りに合わせて。
と、それは良いんだが。どうして戦闘訓練なんかしているのか。しかも結構なスパルタで。俺のアマディアスさんとジェラルドさんの訓練を思い出す程のな。
俺はすぐに、その理由を聞いたよ。そうしたらウッサー達が俺達の家の来た日、アクアが俺のお手伝いから戻ったら、リルとウッサー達が『強くなるぞ!!』と、気合を入れていたと。
それで一応はどうして『強くなるぞ!!』ってなったか、リルに聞いたみたいなんだけど。頑張って俺のように強くなる!! 大切!! と言われ? ウッサー達もそれに頷き。何故かそれで納得したアクア。それからはアクアが師匠として、リルと一緒に戦闘訓練を始めたと。
いやいやいや、リルはこの森や街、施設について話していただろう!? 何でそんな話しになったんだよ!? しかもみんなめちゃくちゃやる気満々だし。
『ここの話しをしていたんだろう? どんな場所か、しっかり説明していたのを、途中まで俺は聞いていたぞ』
『うん!! リル、いっぱいお話しした!!』
『それなのに、どうして途中から強くなる話しになったんだ? いつからその話しを始めた?』
『ん? リルねぇ、いっぱいお家のお話ししたの。それからスッケーパパのお話しもして。それでそれで……あれ?』
いや、だから、本当どうしてそんな話しになったんだよ。
それからずっと、今の状態が続いている。たぶんこの様子だと、もう変わることはないんだろうな。アクアが師匠でリルも先生。モンティー達のリーダーとして尊敬される存在になるんだろう。
はぁ、アクアとリルがなぁ。余計な事を教えなければ良いけど。まぁ、ここで生きていくのに、力を付けるのは良いことだけど、それでもなぁ。
『アクアさん!! 訓練の場所ですが、今だけ荷物を置いて良いでしょうか!!』
『今は部屋を綺麗に整えることが大事。とりあえず荷物を全部運ぶから、今は訓練の場所に荷物を置いて良い』
『はい!!』
『リルお兄ちゃん、これはどこに置くの?』
『これはおもちゃだからそっち。あとあと、宝物もこれからいっぱいになるから、お片付けが終わった後は、絶対にここにはそれ以外の物は置かない方が良いよ!』
『は~い!!』
『アクアさん!! リルさん!!』
『アクアお兄ちゃん!! リルお兄ちゃん!!』
『これからみんな、毎日訓練と、楽しく遊ぶ!! あと仕事も頑張る!!』
『みんなで強くなるの!! それでいっぱい遊ぶの!!』
『『『はいっ!!』』』
いや、だから、本当にどうしてそうなった?
『『『はいっ!!』』』
『この前決めた通りに! 後で籠もくる!』
『『『はいっ!!』』』
『……』
アクアとリル、そしてウッサー達を見つめる俺。アクアとリルの指示により、玄関先から家の中へ、どんどん荷物を運んでいくウッサー達。アクアとリルは、指示を出した後は、ウッサー達を見ながら自分達も荷物を運んで。
『スッケーパパ、籠もすぐにくる?』
『あ、ああ。今日のお昼過ぎには届く予定だぞ』
『分かった。モンティー、やっぱりすぐに籠が届く。今のうちにしっかり他の荷物は運んでおく!』
『はいっ!! アクアさん!!』
『廊下に落ちちゃった藁は、後で拾うの! 綺麗にしていないとダメです!』
『『『はい!! リルお兄ちゃん!!』』』
『リルさん! これはどんな感じに置いたら良いでしょう!』
『うんと、これはねぇ……』
いやいや、本当に何があったんだよ、お前達。
グレーさんとシェリさんの結婚パーティーから2日後。パティーは最後までしっかりと行うことができて、グレーさんとシェリさんにはパーティー後に、改めて感謝の言葉をもらった。そして今グレーさんとシェリさんは、残りの旅行を楽しんでいる最中だ。
そして俺といえば、滞っていた自分の仕事を、急ピッチで終わらせて、ウッサー達の事を済ませることに。と、思っていたんだけど。
俺が遅れていた仕事を終わらせて、リルの説明だけじゃ不十分だろうと、改めてここの話しをして、ウッサー達の気持ちを聞こうとしたら。アクアとリル、ウッサー達が、まさかの事態になっていた。
まず最初に、俺がこれからの事を、と言いかけると。アクアとリルから、必要な物リストを渡され。俺よりも先に仕事を終わらせた、アマディアスさんに書いてもらったらしい。
その買い物リストには、ウッサー達に必要な物が書かれていて。慌てて詳しく聞くと、なんとウッサー達。アクアとリルの話しを聞いて、何故か俺の家に、このまま住みたいと思ったらしい。それで、改めて必要な物をみんなで考えて、リストにして俺に渡してきたと。
この広い家で、しかも使っていない部屋ばかりだから、別に住むのは構わなかったけれど。でもまさか俺のいない所で、そこまで話しが進んでいるとは思っておらず、驚いてしまったよ。
ただ、アクアとリルの話しを聞いただけのウッサー達。俺はもう1度確認もかねて、ここの話しをして。森へも連れて行った。もしかしたら、やっぱり外の方が良いと思うかもしれないからな。
でも結局は、やっぱり俺の家が良いと、ウッサー達は俺の家に住むことになったけど。
そうして驚いたウッサー達の引っ越しだけど、他にも驚いたことが。驚いたというか、何故そんなことになったのかっていう、驚きとたくさんの疑問が生まれた。
ウッサー達が、アクアとリルを『お兄ちゃん』呼びか、『さん』呼びに。基本的にアクアとリルより年下の子達はお兄ちゃんと呼んでいて、それは分かるけど。アクアとリルよりも年上のウッサー達がみんな、『さん』呼びなんだよ。
しかも返事をする時は必ず、元気の良い『はい!』で、しっかりと並んで返事をするんだ。並べない時でも、必ずアクサとリルの方を見て、きちんと返事をする。それはまぁ、何かの隊員みたいに。
そんな様子を、最初は思わずぼけっと見てしまっていた俺。そんな俺の所に来たのは3匹のウッサー達だった。
みんなで話し合った結果、自分達も名前が欲しい、俺に名前を付けてもらおう!! と決まったと。アクアやリルを見ていて、『名前、カッコいい!!』ってなったらしい。
だけどアクアとリルと話して、いきなり全員の名前は大変だから、まずはリーダー格の3匹のウッサーの名前を考えてもらおうって。3匹のウッサーが代表して俺の所へ来たんだ。
それを聞いた俺。心の中でアクアとリルにナイス!! と言った。ウッサー達全員の名前を付けるのはさすがに無理だ。と、感謝していたら。
『後で少しずつ、みんな名前付けてもらう』
『みんなお名前なのぉ!!』
ってさ。結局、全員付けるんかい!! と、またまた心の中でツッコミを入れたよ。
こうして群れのトップウッサーにはモンティー、2番目のウッサーにはシャノン、3番目のウッサーにはリリと名付けて。とりあえず名付けは済んだ。済んだんだけど……。
ここからが、1番何でそうなった? って感じで。部屋の準備が整うまでの間、アクアを師匠とし、リルはアクアの補佐となって、ウッサー達の戦闘訓練を実地していたんだ。しかもそれは今行われている、ウッサー達の部屋の用意が終わってからも続く予定らしく。
ちなみに今は、新たにここに住むウッサー達のための、買い物リストで注文した、藁や干し草、餌入れなどが届いた所で。それを全員で、アクアとリルの指示を受けながら運んでいる。自分達で決めた間取りに合わせて。
と、それは良いんだが。どうして戦闘訓練なんかしているのか。しかも結構なスパルタで。俺のアマディアスさんとジェラルドさんの訓練を思い出す程のな。
俺はすぐに、その理由を聞いたよ。そうしたらウッサー達が俺達の家の来た日、アクアが俺のお手伝いから戻ったら、リルとウッサー達が『強くなるぞ!!』と、気合を入れていたと。
それで一応はどうして『強くなるぞ!!』ってなったか、リルに聞いたみたいなんだけど。頑張って俺のように強くなる!! 大切!! と言われ? ウッサー達もそれに頷き。何故かそれで納得したアクア。それからはアクアが師匠として、リルと一緒に戦闘訓練を始めたと。
いやいやいや、リルはこの森や街、施設について話していただろう!? 何でそんな話しになったんだよ!? しかもみんなめちゃくちゃやる気満々だし。
『ここの話しをしていたんだろう? どんな場所か、しっかり説明していたのを、途中まで俺は聞いていたぞ』
『うん!! リル、いっぱいお話しした!!』
『それなのに、どうして途中から強くなる話しになったんだ? いつからその話しを始めた?』
『ん? リルねぇ、いっぱいお家のお話ししたの。それからスッケーパパのお話しもして。それでそれで……あれ?』
いや、だから、本当どうしてそんな話しになったんだよ。
それからずっと、今の状態が続いている。たぶんこの様子だと、もう変わることはないんだろうな。アクアが師匠でリルも先生。モンティー達のリーダーとして尊敬される存在になるんだろう。
はぁ、アクアとリルがなぁ。余計な事を教えなければ良いけど。まぁ、ここで生きていくのに、力を付けるのは良いことだけど、それでもなぁ。
『アクアさん!! 訓練の場所ですが、今だけ荷物を置いて良いでしょうか!!』
『今は部屋を綺麗に整えることが大事。とりあえず荷物を全部運ぶから、今は訓練の場所に荷物を置いて良い』
『はい!!』
『リルお兄ちゃん、これはどこに置くの?』
『これはおもちゃだからそっち。あとあと、宝物もこれからいっぱいになるから、お片付けが終わった後は、絶対にここにはそれ以外の物は置かない方が良いよ!』
『は~い!!』
『アクアさん!! リルさん!!』
『アクアお兄ちゃん!! リルお兄ちゃん!!』
『これからみんな、毎日訓練と、楽しく遊ぶ!! あと仕事も頑張る!!』
『みんなで強くなるの!! それでいっぱい遊ぶの!!』
『『『はいっ!!』』』
いや、だから、本当にどうしてそうなった?
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