虐げられ無能令嬢、優しい家族に囲まれて幸せ森暮らしを始めます

ありぽん

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7話 おかしいと思ったんだ

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 うん、おかしいとは思ったよね。

 姉エリシアが魔法師候補に選ばれてから2日後。いつも通り精霊達が遊びにきてくれたと思ったら。

 これからとっても忙しくて、どうしても3日間、私の所へ来られない、ごめんね。でも何かあれば、すぐに駆けつけるからと。それだけ言い残し、精霊達はどこかへ行ってしまい。

 精霊たちが忙しいなら仕方ないなって。だから私はその間、ロダリクやイザベルからの折檻や、ご飯の少なさも我慢しよう、そう思っていたよ。でも……。

 メイドはいつも通りのご飯を運んできて、いつも通り最低限の用事は済ませて行ったけど、あの人たちは1度も来なくて。折檻も、叱責の言葉もなし。それどころか、姿すら見せなかったっていう。

 こんな事、今まで1度のなかったのに。それで、どうにもおかしいと思った私は、精霊達が来なくなってから2日目に。そっと窓から、外の様子を伺った。そうしたら、何故か小屋を見て、ニヤニヤしているイザベルが立っていて。

 その様子に、私の疑う気持ちは更に強くなり。とりあえず何が起きてもいいように、できる限りで気をつけていたんだ。

 そして3日が経ち、約束通りまた来てくれた精霊たち。でも精霊たちは、遊びに来てくれたのではなく。そこで私は、精霊たちとあの人たちの、行動の理由を知ることになった。

 そう、あの人たちが、私を処分するために動き出したらしいんだ。はぁ、思ったよりも早かったかしら? ううん、3歳のお披露目パーティー前だもんね。こんな事があってもおかしくはないか。

 精霊たちの話しによると、最初に話しを聞いたのは3日前。精霊たちはいつも、何があっても良いように、あの人たちの様子を伺ってくれていて。それで、私の代わりが見つかった、必要のなくなった私を処分する、という話しを聞いたみたい。

 だから、どうやって私を処分するかは、その時はまだ分からなかったけれど。いつもで私が逃げられるように、精霊たちも私と一緒にいられるように。精霊たちはこの3日間、ずっと準備をしてくれていたんだ。

 そしてその準備をしている最中に、新しい話しを聞くことができた。そう、私の処分の仕方だ。

 なんか、私の処分は誰かに任せてあるみたいで。計画としてはまず、私を薬で眠らせて連れ出す。

 その後は、この家から2日ほど離れた場所に、広くて深い森があり。その奥地には、危険な魔獣たちがたくさん棲んでいるとされていて。

 そうね、この世界には、ライトノベルや漫画に出てくるような、冒険者と呼ばれる人たちがいるんだけど。その中でも、レベルの高い冒険者ですら、あまり近づこうとしないほどの危険な場所らいく。

 私をそこまで運んで、魔獣に襲わせて証拠を何ひとつ残さずに、私を処分するつもりらしい。

 そして私を処分した後は、私の代わりの子をカティアとし、お披露目パーティーをする。どうやらその子は、すごく強い魔力を持っていて、使える魔法もたくさんあって。つまり、私でないとバレなければ、何の問題もないってこと。

 力のある子どもが見つかって、あの人たちはこれで今後も安泰だと、かなり浮かれてるらしいよ。……どこからその子を連れてきたのか。無理やりじゃなければいいんだけど。

 話しを聞いて、思わず溜め息が出ちゃったよ。でも、話しはまだ続いた。精霊たちのリーダーみたいな感じで、いつも最初に話しをしてくれる、トイ・プードル似の精霊の子が。これからについて話してきたよ。

『それでさ、カティア。これからのことなんだけど』
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