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429お兄ちゃんの思い出、そして働く使用人さんとメイドさん
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「みんな、きちんと温まったかしら?」
「うん、しっか温まったよ。みんなでちゃんと100まで数えたもんね」
「ちゃあ!!」
『ホミュちゃんは10まで数えたなの!!』
『だから途中でごちゃごちゃになっちゃって、みんなでまた最初から、10を10回数えたんだよね』
『だから100よりいっぱい!』
そう、きちんと100まで数えられない子もいるからね。ホミュちゃんは10まで、ミルクはなぜか12まで。あとはこ数字を勉強中のフェニックでしょう。
僕は数字はもちろん分かっているけど、それを声に出すとなると。1は『ちぃ』になっちゃう。2は大丈夫、お兄ちゃんの『にー』と同じだから。3は「しゃー」で、4は『よー』で。こんな感じでちゃんといえない。
だからみんなで言えるところまで、10まで数えてまた1に戻って。それを10回やったんだよ。僕はみんなの中心で、数えるのに合わせて手を挙げてたよ。みんなが1って言ったら、『ちゃあ!!』って手を挙げるの。
「皆様のおっしゃる通り、きちんと100まで数えましたよね。それと少々長く」
チェックはもちろんベルがしてくれて、しっかり温まった僕達は今、体から湯気が出るほどポカポカです。
「そう、なら大丈夫ね。それじゃあご飯までもう少し待っていましょうね」
夜のご飯まで、僕達は遊びのお部屋で遊んで待つことに。みんなそれぞれ自分で遊びたいおもちゃの所に。僕はスプリングホースの乗り物の所に行って、フェニックと一緒に乗りました。
どのくらい遊んでたのか、ふと後ろを振り向くと、そこにはテーブルの所で何かをしているお兄ちゃんが。そう言えば僕達は遊んでいたけど、お兄ちゃん遊んでた? 何してるんだろう?
ずり落ちるようにスプリングホースの乗り物から降りた僕。そのままハイハイしてお兄ちゃんの所へ。それでお兄ちゃんの横から顔を出して、テーブルの上を見ようとしました。
「にー、にゃあ?」
「ジョーディ、もうスプリングホースは良いの? 僕は今日の事を描いてるんだよ」
今日の事? 僕は一生懸命テーブルに上を見ようとします。でも…。う~ん、見えない。今お兄ちゃんが使ってる方のテーブルは、僕の背だとテーブルの上まで見えないんだよね。隣にあるテーブルなら、僕用だから見えるんだけど。
パパがね僕用だとお兄ちゃんが使った時に、お兄ちゃんは背中が曲がることになって、姿勢が悪くなるからって、お兄ちゃん用にテーブルを別に用意したんだ。ちょっとなら僕用でも良いけど、長く使う時はちゃんとお兄ちゃん用を使いなさいって。
お兄ちゃんがちょっと待ってねって言ったあと、ベルにタオルを持ってきてもらって、手を拭いて僕の事をお膝に乗せてくれました。ありがとう、これでテーブルの上が見えるよ。みんなもお兄ちゃんの周りに集まってきて、頭に乗ったり肩に乗ったり、ベルに抱っこしてもらったり。
「にー、にゃ?」
「今日の楽しかった事を、描いてるんだよ。ほら、こっちの絵はみんながジャンプしてるところ、こっちは雪だるまを作ってる所で、そっちのは出来上がった雪だるまね。他には…」
テーブルに上にはお兄ちゃんが描いた絵がいっぱいでした。僕がスプリングホースの乗り物で遊んでいるうちに、こんなに描いたの? こんなに書く時間はなかったと思うんんだけど。
「パパとママがね、楽しかった事は絵や日記にして残しておきなさいって。大切な思い出になるからって。だから僕は、楽しい事があったら絵を描くんだよ」
思い出。そっか、この世界にはカメラとかビデオとかないもんね。前に僕達家族の絵を、有名な?絵を描く人に描いてもらったし。思い出を残すには絵を描いたり、日記を書いたりするしかないんだ。
「今日はジョーディ達と初めて雪で遊んだからね、たくさん絵を描かないと。あっ! あのね僕、ジョーディが生まれた時の絵も描いてあるんだよ。それからジョーディが初めて寝返りした時の絵とか…」
本当!? 僕の生まれた時、寝返りした時、他にもいっぱい!? 見たい、見たいよお兄ちゃん!!
「にー、ちゃ!! みちゃあ!!」
「え? 僕の絵が見たいの?」
「あちゃあ! あい!!」
『ボクもお兄ちゃんの絵が見たい!!』
『俺もなんだな!』
『マイケルお兄ちゃん、とっても絵が上手だもん。他の絵も見てみたい!』
うんうん。お兄ちゃんとっても絵が上手だもんね。今テーブルに置いてある絵だけ見ても、とっても素敵な絵を描いてるお兄ちゃん。他の絵だってとっても素敵なはず。
「良いよ。でもきっともうすぐ夜のご飯だし、その後はゆっくりしてたらもう寝る時間になっちゃうから、う~んどうしようかな? 今の雪があるうちは、雪で遊ぶのに忙しいから、雪がなくなったらゆっくり見せてあげるよ。それまでに僕も準備しておくから」
「ちゃあ!!」
『『『うん!!』』』
やった!! お兄ちゃん見せてくれるって。僕の赤ちゃんの時の絵。今もそんなに変わりはないけど、でもお兄ちゃんの絵楽しみだなぁ。
そんなお話しをしているうちに、レスターが夜のご飯の時間って、呼びにきてくれました。みんなでニコニコてを繋ぎながらご飯を食べる部屋に向かいます。
それでニコニコのままお部屋に入ったらパパとママが、どうしてそんなにニコニコなのか聞いてきて。お兄ちゃんが絵のお話しをしたら、その時はパパ達も一緒にお兄ちゃんの絵を見るって。
「どれくらい溜まっているんだ?」
「箱3つ分くらいだったかしら」
「ほう、結構溜まってるんだな。明日見るのが楽しみだ」
その後はニコニコのままご飯を食べて、ニコニコのままちょっとゆっくりして。その日の夜はぐっすりニコニコのまま眠った僕達。
でもね、僕知らなかったんだ。僕達がぐっすり眠っている時、外ではまだ、使用人さん達やメイドさん達が、かまくらを作っていたんて。
「そこ、少しズレていますよ!」
「こっち、材料が足りないぞ!」
「こっちは水を持ってきて!」
「窓の位置が悪いぞ!」
「皆さん、明日までにしっかりと作りますよ!」
「「「はっ!!」」」」
「うん、しっか温まったよ。みんなでちゃんと100まで数えたもんね」
「ちゃあ!!」
『ホミュちゃんは10まで数えたなの!!』
『だから途中でごちゃごちゃになっちゃって、みんなでまた最初から、10を10回数えたんだよね』
『だから100よりいっぱい!』
そう、きちんと100まで数えられない子もいるからね。ホミュちゃんは10まで、ミルクはなぜか12まで。あとはこ数字を勉強中のフェニックでしょう。
僕は数字はもちろん分かっているけど、それを声に出すとなると。1は『ちぃ』になっちゃう。2は大丈夫、お兄ちゃんの『にー』と同じだから。3は「しゃー」で、4は『よー』で。こんな感じでちゃんといえない。
だからみんなで言えるところまで、10まで数えてまた1に戻って。それを10回やったんだよ。僕はみんなの中心で、数えるのに合わせて手を挙げてたよ。みんなが1って言ったら、『ちゃあ!!』って手を挙げるの。
「皆様のおっしゃる通り、きちんと100まで数えましたよね。それと少々長く」
チェックはもちろんベルがしてくれて、しっかり温まった僕達は今、体から湯気が出るほどポカポカです。
「そう、なら大丈夫ね。それじゃあご飯までもう少し待っていましょうね」
夜のご飯まで、僕達は遊びのお部屋で遊んで待つことに。みんなそれぞれ自分で遊びたいおもちゃの所に。僕はスプリングホースの乗り物の所に行って、フェニックと一緒に乗りました。
どのくらい遊んでたのか、ふと後ろを振り向くと、そこにはテーブルの所で何かをしているお兄ちゃんが。そう言えば僕達は遊んでいたけど、お兄ちゃん遊んでた? 何してるんだろう?
ずり落ちるようにスプリングホースの乗り物から降りた僕。そのままハイハイしてお兄ちゃんの所へ。それでお兄ちゃんの横から顔を出して、テーブルの上を見ようとしました。
「にー、にゃあ?」
「ジョーディ、もうスプリングホースは良いの? 僕は今日の事を描いてるんだよ」
今日の事? 僕は一生懸命テーブルに上を見ようとします。でも…。う~ん、見えない。今お兄ちゃんが使ってる方のテーブルは、僕の背だとテーブルの上まで見えないんだよね。隣にあるテーブルなら、僕用だから見えるんだけど。
パパがね僕用だとお兄ちゃんが使った時に、お兄ちゃんは背中が曲がることになって、姿勢が悪くなるからって、お兄ちゃん用にテーブルを別に用意したんだ。ちょっとなら僕用でも良いけど、長く使う時はちゃんとお兄ちゃん用を使いなさいって。
お兄ちゃんがちょっと待ってねって言ったあと、ベルにタオルを持ってきてもらって、手を拭いて僕の事をお膝に乗せてくれました。ありがとう、これでテーブルの上が見えるよ。みんなもお兄ちゃんの周りに集まってきて、頭に乗ったり肩に乗ったり、ベルに抱っこしてもらったり。
「にー、にゃ?」
「今日の楽しかった事を、描いてるんだよ。ほら、こっちの絵はみんながジャンプしてるところ、こっちは雪だるまを作ってる所で、そっちのは出来上がった雪だるまね。他には…」
テーブルに上にはお兄ちゃんが描いた絵がいっぱいでした。僕がスプリングホースの乗り物で遊んでいるうちに、こんなに描いたの? こんなに書く時間はなかったと思うんんだけど。
「パパとママがね、楽しかった事は絵や日記にして残しておきなさいって。大切な思い出になるからって。だから僕は、楽しい事があったら絵を描くんだよ」
思い出。そっか、この世界にはカメラとかビデオとかないもんね。前に僕達家族の絵を、有名な?絵を描く人に描いてもらったし。思い出を残すには絵を描いたり、日記を書いたりするしかないんだ。
「今日はジョーディ達と初めて雪で遊んだからね、たくさん絵を描かないと。あっ! あのね僕、ジョーディが生まれた時の絵も描いてあるんだよ。それからジョーディが初めて寝返りした時の絵とか…」
本当!? 僕の生まれた時、寝返りした時、他にもいっぱい!? 見たい、見たいよお兄ちゃん!!
「にー、ちゃ!! みちゃあ!!」
「え? 僕の絵が見たいの?」
「あちゃあ! あい!!」
『ボクもお兄ちゃんの絵が見たい!!』
『俺もなんだな!』
『マイケルお兄ちゃん、とっても絵が上手だもん。他の絵も見てみたい!』
うんうん。お兄ちゃんとっても絵が上手だもんね。今テーブルに置いてある絵だけ見ても、とっても素敵な絵を描いてるお兄ちゃん。他の絵だってとっても素敵なはず。
「良いよ。でもきっともうすぐ夜のご飯だし、その後はゆっくりしてたらもう寝る時間になっちゃうから、う~んどうしようかな? 今の雪があるうちは、雪で遊ぶのに忙しいから、雪がなくなったらゆっくり見せてあげるよ。それまでに僕も準備しておくから」
「ちゃあ!!」
『『『うん!!』』』
やった!! お兄ちゃん見せてくれるって。僕の赤ちゃんの時の絵。今もそんなに変わりはないけど、でもお兄ちゃんの絵楽しみだなぁ。
そんなお話しをしているうちに、レスターが夜のご飯の時間って、呼びにきてくれました。みんなでニコニコてを繋ぎながらご飯を食べる部屋に向かいます。
それでニコニコのままお部屋に入ったらパパとママが、どうしてそんなにニコニコなのか聞いてきて。お兄ちゃんが絵のお話しをしたら、その時はパパ達も一緒にお兄ちゃんの絵を見るって。
「どれくらい溜まっているんだ?」
「箱3つ分くらいだったかしら」
「ほう、結構溜まってるんだな。明日見るのが楽しみだ」
その後はニコニコのままご飯を食べて、ニコニコのままちょっとゆっくりして。その日の夜はぐっすりニコニコのまま眠った僕達。
でもね、僕知らなかったんだ。僕達がぐっすり眠っている時、外ではまだ、使用人さん達やメイドさん達が、かまくらを作っていたんて。
「そこ、少しズレていますよ!」
「こっち、材料が足りないぞ!」
「こっちは水を持ってきて!」
「窓の位置が悪いぞ!」
「皆さん、明日までにしっかりと作りますよ!」
「「「はっ!!」」」」
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