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5 再会は水音と共に
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ダンさんに甘やかされた翌日。また来客たちが集まる部屋へと連れてこられた僕はベールの下から退屈しのぎに視線をさ迷わせていた。
前回よりも少人数かつ身なりの良さがました人々は壇上の僕とその前に置かれた数本の陶器のボトルを交互にみては周りを牽制するように金貨ではち切れんばかりの袋をじゃらりとならす。どうやら値段の吊り上げはまだまだ続くらしい。
僕の部屋へ戻ると今日もまた直飲みサービスはないということで、ダンさんではない別の強強ティンコさんがやって来た。でもいつものように前に袋をかけて後ろから挿入される段になっても下働きさんが部屋から出ていかない。
散々痴態を晒している僕だけど普段から僕のお世話係として顔を会わせる相手に見せつけたいとかそういう性癖はないので、ちょっと気になって下働きさんに問いかければ『おかしなことがないように』だって。孤児を善意で届けた外国人を集団レイプして性奴隷扱いした挙げ句聖水製造機にしてるんだからこれ以上のおかしいことはないと思ったけどそういうことではなかったみたい。
なんかダンさんの聖水水増しの件がばれたらしくこれからは下働きの人が見張ることになったらしい。
(まあいいけど。そういえばダンさん僕のあれごっくんしたけどなにか影響があったのかな?)
僕はお世話係さんの方を見ないようにして寝台の上でお尻を上げてばっちこいの姿勢を示す。すぐに潤滑剤を使って強強さんがおしりをほぐしてきた。彼はダンさんと違ってビジネスライクな腰振りで僕の中を穿った。生理現象だからいいところをえぐられたら僕の僕はすぐに元気になっちゃう。何度か僕がいっても今日の強強ティンコさんはまだいかない。
(遅漏なのかな?)
ぐっと奥まで入って来て出ていってを繰り返されると本当にただの作業って感じで虚しくなる。
(いつまでこれ続けるんだろう)
熱くなれない心に一抹の寂しさがよぎったのに気づかないふりして僕はわざとらしく腰をくねらせた。
流し目を後ろに向けて「もっっとぉ」と発情期の猫みたいに「なぁなぁ」鳴いてみせる。強強ティンコさんも僕の表情に気づいたのか激しい腰使いに切り替えて僕を追い立ててくれた。
「あん、あぁ、あ゛あ゛ん!!いい゛っ」
ぷしゃぁという音とともに袋の中に液体が溜まったのがわかった。
(もう、潮をふくのもお手の物ってね)
疲れてくたりとベッドの上に崩れ落ちた僕の僕から袋が外される。
下働きさんがそっと毛布を僕にかけてくれた。
★★★
それから数日、ベール被って広間に顔を出して自室に戻ってからは強強ティンコさんたちに相手してもらってたんだけど、その日来た強強ティンコさんをみて僕は叫んだ。
「チェンジで!!」
ぴゃっと部屋を仕切るカーテンを引いて身を隠す。
だってそこには僕の好きだったアーノルト様の親友、サイラー様がいたから。どこの青少年が初恋の人の親友にお腹の中グリグリされて白濁を袋に貯める姿を見せたいと思うだろう。
(そもそもサイラー様男色家じゃないでしょう?!僕相手に勃たないでしょ!!何しに来たの!)
「愛し子様……チェンジとは?」
カーテンの後ろから下働きさんが怪訝な顔をのぞかせて僕を見る。
「いや、だって、無理でしょ?」
「無理とは?」
「僕、男だから」
「そうですね。皆そのように認識しております」
「だから無理だって。その人僕とセックスなんて無理だよ」
「無理なわけありません。この者は教会に無断で性を売り物にした贖罪に来ているのです。もちろん愛し子様と性交出来ますとも」
「はぁ?売春夫?サイラー様、売春してたの?」
(貴族の坊っちゃんが?嘘でしょ!!)
「ちがっ!してない!!断じてしてない!!」
「ほら!無理だって。僕一人でやるからいいよ!出てって!!」
「困ります。最後の一滴まできちんと絞り出していただかなくては。今は特に聖水をお待ちの方がたくさんいるのです。そのための奉仕人です」
「だーかーらー自分で最後まで頑張るから!この人連れて出てってよ!!」
「なりません。お一人で聖水回収をなさるとしてもそのあとの最後の一押しはこの者がお手伝いさせていただきます」
「くっ、だから僕のおしりにおちんちん入れられないの、この人は!男が好きじゃないんだから!」
「愛し子様……」
「わかったら出てって。椅子使うから!!」
「その必要はございません」
「だから!」
「御覧ください。すでにこの者しっかりと勃っております」
そう指さされたのはサイラー様の股間。
しっかりテントが張られていた。
「……嘘でしょ?」
(今のやりとりのどこに興奮要素が……)
信じられない思いでサイラー様を見れば気まずげに視線をそらされた。
(でもしっかり勃っているわけで)
「さ、お時間がありませんから早速致しましょう」
下働きさんは僕らの戸惑いを毛ほども気にせず場をしきる。
(情緒なさすぎでしょ)
そう思ったの僕だけではなかったみたいでサイラー様も下働きの人に急かされてももだもだしてる。
でもその間も股間の膨らみはぜんぜん収まらなくて。思わず視線を動かせずにまじまじと見てしまった。
(え?おっきいかも?)
「ほら、愛し子様がお待ちだ。急ぎなさい」
「いやいやいや待ってませんし!」
下働きさんが容赦なくサイラー様のズボンを脱がせる。ごまかしようのない染みが印された下履きは下から高く持ち上げられていた。
(うそ!先走りがすごいんだけど。サイラー様めっちゃ性的興奮を……えっと、ほんとに僕に?え?するの?出来るの?)
見つめあった僕らはお互い動けずにいた。
「時間がないのでお急ぎください」
ほとんど突き飛ばすようにされてサイラー様が僕の側にきた。
「はやくご奉仕を」
とまどうサイラー様に下働きが使えないなと言いたげにいらつきだす。
「だってこの人僕のこと嫌いで!」
「ご心配なく愛し子様。この者この通り愛し子様を敬愛しております」
下働きさんはとうとうサイラー様の下履きまでずり下ろしてしまった。途端元気に上を向いたおちんちんがぶるんとさらされる。太くて長くてたいそうご立派なそれはサイラー様のお腹につくほど反り返っていた。
「さぁどうぞ、お使いください」
「えぇぇぇぇ!やです!」
「どうぞ!いつものように!」
下働きさんのとっととやれという圧がすごい。諦め半分で僕は服を脱ぎベッドに上がる。わんわんスタイルになって自分からお尻をサイラー様にむけた。
(もう早く終わらせて欲しい)
「必ずこの潤滑剤を使い愛し子様のお腹の奥にあるしこりをよくこするように」
下働きさんによってヒヤリとした潤滑剤がお尻の穴付近に塗られる。
その冷たさにぴくりと背がふるえてしまう。そんな僕にサイラー様が声をかけてきた。
「大丈夫か」
「慣れてますから」
恥ずかしさに後ろをみれず呟けばサイラー様が息を飲んだ。
「これが僕の役目ですから」
そう言えば僕が今までしてきたことを悟ったのか沈黙が落ちる。
「俺はお前を嫌ってはいない」
悲しげなその声にふりかえると苦しげな顔をしたサイラー様が僕をみつめていた。
(なんでそんな顔をするんです。あなたは僕を嫌っていたはずだ)
「はぁー。ほんとうに無理なら他の者と変わって貰いますが」
下働きくんは早く終わらせてしまいたいのだろう。そりゃそうだ彼は僕と違って忙しい。
「いや、俺が」
「でしょうね。そんなにガチガチにおったててるんだから。さっさとすませましょう。あ、わかっていると思いますが愛し子様に傷をつけないように優しくしてくださいね」
「あぁ優しくする」
大きな手がそっと僕の腰に触れる。剣を握ることで出来た胼胝が少し肌に痛い。
「嫌なことは言ってくれ」
(そんなに優しくふれないで……)
言えない言葉は奥歯で砕いて吐息に溶かす。ぐいと両側にお尻の穴が押し広げられそのまましばらくむにむにと触れられる。それから遠慮がちにサイラー様の指先がそっと円を描くように穴のきわに触れて少しだけ入って出て、またこわごわとはいってくる。そんな風にぐちぐちと攻めいじられるのがもどかしくて吐息が漏れてしまう僕。じょじょに遠慮をなくした太い指が奥へと進められ僕のいいところをかすめる。
「ひゃあ゛ん」
びくんと腰まで揺れてしまえば隠しようもなくて。
「ここか」
さらにぐりぐりと気持ちいいしこりを押され 僕の僕から先走りがたくさん出始めたのを感じる。
「……ぐっ、あ゛、んんっ」
どうしても前立腺グリグリされると声がでちゃう。太い指が僕の中で好き勝手に動いてぴちゃくちゅと潤滑剤だけではない湿り気が水音を立てる。毎日おちんちんを入れられて広がりやすくなってるそこはサイラー様の指に喜んできゅうきゅうとしめつけだす。
後ろから聞こえる、荒い息づかいにサイラー様の興奮度合いが伝わってくる。
(ほんとに僕に興奮してるんだ)
「いくぞ、フィル」
僕のおしりに熱くて硬いものがあたる。ちゅちゅちゅっと鬼頭でお尻の穴にご挨拶がされてにゅぷんとおちんちんが入ってきた。
(ん!あ!きもちぃ!うそぉ!)
にゅぷぷぷぷっと奥まで掻き分けながら一息に入ってきた刺激が予想以上で一瞬息をするのを忘れてしまう。腰をしっかり捕まれて逃げられないようにされたかと思った瞬間更に奥へとサイラー様のおちんちんが侵入してきた。
「へぁっ」
(そこはだめかも!あ、そこ、こじ開けちゃだめ!バカにになっちゃう。バカになっちゃう!!)
善すぎる刺激にだらしなく口が開いちゃう、そのままゆっくりお腹の奥でとんとんとされきゅんきゅん喜んじゃってるぼくのからだ、垂れそうになったよだれに気付き口をあわてて閉じてごまかした。
「問題なさそうですね。愛し子様から聖水が出なくなるまでですからね。しっかり励んでください」
隣に立っていた下働きさんが安心したようにいうと壁際へと下がっていった。
(やだもう、まじまじと見ないで!)
後ろから閉じ込められるみたいに僕の両側にサイラー様の手がおかれる。ぐんっと角度を着けて抉られた先は魔石の場所でチカチカと視界に星がちる。
「あ゛っそこぉ」
突っ張っていた腕を保てなくなってぺしゃりと崩れ落ちれば背中にぴったりとサイラー様が寄り添って、耳元で「フィルの中は熱いな」とぽつりと呟かれた感想がやけにはずかしい。だってこの人はアーノルト様と僕のことを知っているのに。
「かわいいよ」
思わぬ言葉にきゅんと僕のお腹の奥がしまる。
「かわいい、かわいい、かわいい」
お腹の奥をぐりぐりと攻めながら耳を食み注ぎ込まれる甘い言葉に溺れそうになる。愛し子としてでなく本当の僕のことを好かれているような幻想にくらりとおちそうになる。
サイラー様は腰を使いながら愛を囁きつづける。
愛しい人を抱くようなその行為に目が眩む。
(なんで。サイラー様僕のこと嫌いだったんでしょ?)
『聞いてもいいか?』
『なんでしょう?』
睦言の合間にサイラー様が声を抑えながら話してきたから僕も声を抑えながら答える。あぁ『睦言』はこちらの会話をごまかすためだったのかと苦い気持ちになる。
『本当に辛くないのか?』
『だって僕いっぱい今までして来たから、身体が慣れてしまって。ちゃんと気持ちいいです』
ちゃんと気持ちいいだなんて、我ながらろくでもないことを言っていると思うけど今サイラー様に泣きつくのは悔しくて。
『どうしてこんなことをしている?』
『僕を抱いた人達が魔力が強くなるのがわかって。協力しないと僕が知り合った孤児を殺すって言われて』
『卑怯者共め』
『サイラー様はなんでここに?』
『愛し子の命を狙う輩がいるのを教えるために』
『それは誰?』
『マリアだ。アーノルトにも術をかけていた』
『……アーノルト様』
『まだ好きか?』
『たぶん……でも僕は汚れてしまいましたからもう会えません』
僕が視界のはしにサイラー様を捉えながらそういうとサイラー様は息をのみ目を見張り。
『お前は汚れてなんかない』
とぽつりとつぶやく。
それから沈黙が続き腰の動きがとまってしばらくしてからようやくサイラー様が大きく息を吸ったおとがきこえた。僕は腰に添えられた手に力が込められたのを感じた。
『俺が上書きしてやる』
耳に届いたひときわ低くなった声。
『なんの話ですか?』
「好きだ!」
急に大きな声と共にいいところを擦りあげられてまた視界に星がとんだ。
「あ!あんっ!」
「フィル、俺でもっと感じてくれ。なぁフィル。他の奴の事なんて忘れてくれ。俺だけを見てくれ!」
深すぎて息が出来ないほどえぐられる。
「あんあぁぁん。やだぁだめ、だめです。だって好きなのは僕アーんっ!」
「アーノルト」と呼ぼうとした声は後ろから顎を掬うようにされ深いくちづけにのみこまれた。
くぐもった僕の声を飲み込んだままのサイラー様に体制を変えさせられる。いわゆる正常位で顔を合わせる形になった僕はサイラー様の瞳が獣のようにぎらついているのに気づいてしまった。
「俺を好きになってくれ、なぁ」
ぱちゅんぱちゅんと重たい一撃が腹の奥に納められる。さっきまでの刺激で十分バカになってるお腹の中がきゅうきゅうと喜んで身体中がびくびくとふるえ出す。ぎゅっと濃縮されていく快感にもうすぐ弾ける感覚がかさなっていく。
「好きになってくれるまで伝えよう」
「え?あんっ!」
ぎゅっと抱き締められて奥に熱いものが注がれ、一気に多幸感が全身を走り抜けた。
「んぁっ」
(こんな僕でも、好き?)
緊張から弛緩した身体が脱力と共に何か分からない液体を袋に出しているのを感じた。
(ちょっと動けないかも)
腕の中でくてりとなった僕にサイラー様がキスを落としてくる。抗えない僕の口の中、舌の隅々まで食まれ唾液がだらだらと首もとまで溢れるほど好きにされる。
「好きだ」
お腹の中がまたえぐられた。
(きもちいい)
「好きだ」
こねるように奥の奥をつき揺らす動きにただ身を委ねバカになっちゃう。
(アーノルト様はもうこんな僕を嫌いかな)
数多くの男に抱かれあまつさえ親友に抱かれているのだ。
「俺を見てくれ」
頬を両手で包んで見つめてくるサイラー様はどくりと奥にまた熱いのを注いできた。
(気持ちいい……)
その後も下働きさんが止めにはいるまでサイラー様はとろとろの僕を貪り続けた。
ようやく外されたたっぷり入った袋の中身がちゃぷりと水音をたてた。
前回よりも少人数かつ身なりの良さがました人々は壇上の僕とその前に置かれた数本の陶器のボトルを交互にみては周りを牽制するように金貨ではち切れんばかりの袋をじゃらりとならす。どうやら値段の吊り上げはまだまだ続くらしい。
僕の部屋へ戻ると今日もまた直飲みサービスはないということで、ダンさんではない別の強強ティンコさんがやって来た。でもいつものように前に袋をかけて後ろから挿入される段になっても下働きさんが部屋から出ていかない。
散々痴態を晒している僕だけど普段から僕のお世話係として顔を会わせる相手に見せつけたいとかそういう性癖はないので、ちょっと気になって下働きさんに問いかければ『おかしなことがないように』だって。孤児を善意で届けた外国人を集団レイプして性奴隷扱いした挙げ句聖水製造機にしてるんだからこれ以上のおかしいことはないと思ったけどそういうことではなかったみたい。
なんかダンさんの聖水水増しの件がばれたらしくこれからは下働きの人が見張ることになったらしい。
(まあいいけど。そういえばダンさん僕のあれごっくんしたけどなにか影響があったのかな?)
僕はお世話係さんの方を見ないようにして寝台の上でお尻を上げてばっちこいの姿勢を示す。すぐに潤滑剤を使って強強さんがおしりをほぐしてきた。彼はダンさんと違ってビジネスライクな腰振りで僕の中を穿った。生理現象だからいいところをえぐられたら僕の僕はすぐに元気になっちゃう。何度か僕がいっても今日の強強ティンコさんはまだいかない。
(遅漏なのかな?)
ぐっと奥まで入って来て出ていってを繰り返されると本当にただの作業って感じで虚しくなる。
(いつまでこれ続けるんだろう)
熱くなれない心に一抹の寂しさがよぎったのに気づかないふりして僕はわざとらしく腰をくねらせた。
流し目を後ろに向けて「もっっとぉ」と発情期の猫みたいに「なぁなぁ」鳴いてみせる。強強ティンコさんも僕の表情に気づいたのか激しい腰使いに切り替えて僕を追い立ててくれた。
「あん、あぁ、あ゛あ゛ん!!いい゛っ」
ぷしゃぁという音とともに袋の中に液体が溜まったのがわかった。
(もう、潮をふくのもお手の物ってね)
疲れてくたりとベッドの上に崩れ落ちた僕の僕から袋が外される。
下働きさんがそっと毛布を僕にかけてくれた。
★★★
それから数日、ベール被って広間に顔を出して自室に戻ってからは強強ティンコさんたちに相手してもらってたんだけど、その日来た強強ティンコさんをみて僕は叫んだ。
「チェンジで!!」
ぴゃっと部屋を仕切るカーテンを引いて身を隠す。
だってそこには僕の好きだったアーノルト様の親友、サイラー様がいたから。どこの青少年が初恋の人の親友にお腹の中グリグリされて白濁を袋に貯める姿を見せたいと思うだろう。
(そもそもサイラー様男色家じゃないでしょう?!僕相手に勃たないでしょ!!何しに来たの!)
「愛し子様……チェンジとは?」
カーテンの後ろから下働きさんが怪訝な顔をのぞかせて僕を見る。
「いや、だって、無理でしょ?」
「無理とは?」
「僕、男だから」
「そうですね。皆そのように認識しております」
「だから無理だって。その人僕とセックスなんて無理だよ」
「無理なわけありません。この者は教会に無断で性を売り物にした贖罪に来ているのです。もちろん愛し子様と性交出来ますとも」
「はぁ?売春夫?サイラー様、売春してたの?」
(貴族の坊っちゃんが?嘘でしょ!!)
「ちがっ!してない!!断じてしてない!!」
「ほら!無理だって。僕一人でやるからいいよ!出てって!!」
「困ります。最後の一滴まできちんと絞り出していただかなくては。今は特に聖水をお待ちの方がたくさんいるのです。そのための奉仕人です」
「だーかーらー自分で最後まで頑張るから!この人連れて出てってよ!!」
「なりません。お一人で聖水回収をなさるとしてもそのあとの最後の一押しはこの者がお手伝いさせていただきます」
「くっ、だから僕のおしりにおちんちん入れられないの、この人は!男が好きじゃないんだから!」
「愛し子様……」
「わかったら出てって。椅子使うから!!」
「その必要はございません」
「だから!」
「御覧ください。すでにこの者しっかりと勃っております」
そう指さされたのはサイラー様の股間。
しっかりテントが張られていた。
「……嘘でしょ?」
(今のやりとりのどこに興奮要素が……)
信じられない思いでサイラー様を見れば気まずげに視線をそらされた。
(でもしっかり勃っているわけで)
「さ、お時間がありませんから早速致しましょう」
下働きさんは僕らの戸惑いを毛ほども気にせず場をしきる。
(情緒なさすぎでしょ)
そう思ったの僕だけではなかったみたいでサイラー様も下働きの人に急かされてももだもだしてる。
でもその間も股間の膨らみはぜんぜん収まらなくて。思わず視線を動かせずにまじまじと見てしまった。
(え?おっきいかも?)
「ほら、愛し子様がお待ちだ。急ぎなさい」
「いやいやいや待ってませんし!」
下働きさんが容赦なくサイラー様のズボンを脱がせる。ごまかしようのない染みが印された下履きは下から高く持ち上げられていた。
(うそ!先走りがすごいんだけど。サイラー様めっちゃ性的興奮を……えっと、ほんとに僕に?え?するの?出来るの?)
見つめあった僕らはお互い動けずにいた。
「時間がないのでお急ぎください」
ほとんど突き飛ばすようにされてサイラー様が僕の側にきた。
「はやくご奉仕を」
とまどうサイラー様に下働きが使えないなと言いたげにいらつきだす。
「だってこの人僕のこと嫌いで!」
「ご心配なく愛し子様。この者この通り愛し子様を敬愛しております」
下働きさんはとうとうサイラー様の下履きまでずり下ろしてしまった。途端元気に上を向いたおちんちんがぶるんとさらされる。太くて長くてたいそうご立派なそれはサイラー様のお腹につくほど反り返っていた。
「さぁどうぞ、お使いください」
「えぇぇぇぇ!やです!」
「どうぞ!いつものように!」
下働きさんのとっととやれという圧がすごい。諦め半分で僕は服を脱ぎベッドに上がる。わんわんスタイルになって自分からお尻をサイラー様にむけた。
(もう早く終わらせて欲しい)
「必ずこの潤滑剤を使い愛し子様のお腹の奥にあるしこりをよくこするように」
下働きさんによってヒヤリとした潤滑剤がお尻の穴付近に塗られる。
その冷たさにぴくりと背がふるえてしまう。そんな僕にサイラー様が声をかけてきた。
「大丈夫か」
「慣れてますから」
恥ずかしさに後ろをみれず呟けばサイラー様が息を飲んだ。
「これが僕の役目ですから」
そう言えば僕が今までしてきたことを悟ったのか沈黙が落ちる。
「俺はお前を嫌ってはいない」
悲しげなその声にふりかえると苦しげな顔をしたサイラー様が僕をみつめていた。
(なんでそんな顔をするんです。あなたは僕を嫌っていたはずだ)
「はぁー。ほんとうに無理なら他の者と変わって貰いますが」
下働きくんは早く終わらせてしまいたいのだろう。そりゃそうだ彼は僕と違って忙しい。
「いや、俺が」
「でしょうね。そんなにガチガチにおったててるんだから。さっさとすませましょう。あ、わかっていると思いますが愛し子様に傷をつけないように優しくしてくださいね」
「あぁ優しくする」
大きな手がそっと僕の腰に触れる。剣を握ることで出来た胼胝が少し肌に痛い。
「嫌なことは言ってくれ」
(そんなに優しくふれないで……)
言えない言葉は奥歯で砕いて吐息に溶かす。ぐいと両側にお尻の穴が押し広げられそのまましばらくむにむにと触れられる。それから遠慮がちにサイラー様の指先がそっと円を描くように穴のきわに触れて少しだけ入って出て、またこわごわとはいってくる。そんな風にぐちぐちと攻めいじられるのがもどかしくて吐息が漏れてしまう僕。じょじょに遠慮をなくした太い指が奥へと進められ僕のいいところをかすめる。
「ひゃあ゛ん」
びくんと腰まで揺れてしまえば隠しようもなくて。
「ここか」
さらにぐりぐりと気持ちいいしこりを押され 僕の僕から先走りがたくさん出始めたのを感じる。
「……ぐっ、あ゛、んんっ」
どうしても前立腺グリグリされると声がでちゃう。太い指が僕の中で好き勝手に動いてぴちゃくちゅと潤滑剤だけではない湿り気が水音を立てる。毎日おちんちんを入れられて広がりやすくなってるそこはサイラー様の指に喜んできゅうきゅうとしめつけだす。
後ろから聞こえる、荒い息づかいにサイラー様の興奮度合いが伝わってくる。
(ほんとに僕に興奮してるんだ)
「いくぞ、フィル」
僕のおしりに熱くて硬いものがあたる。ちゅちゅちゅっと鬼頭でお尻の穴にご挨拶がされてにゅぷんとおちんちんが入ってきた。
(ん!あ!きもちぃ!うそぉ!)
にゅぷぷぷぷっと奥まで掻き分けながら一息に入ってきた刺激が予想以上で一瞬息をするのを忘れてしまう。腰をしっかり捕まれて逃げられないようにされたかと思った瞬間更に奥へとサイラー様のおちんちんが侵入してきた。
「へぁっ」
(そこはだめかも!あ、そこ、こじ開けちゃだめ!バカにになっちゃう。バカになっちゃう!!)
善すぎる刺激にだらしなく口が開いちゃう、そのままゆっくりお腹の奥でとんとんとされきゅんきゅん喜んじゃってるぼくのからだ、垂れそうになったよだれに気付き口をあわてて閉じてごまかした。
「問題なさそうですね。愛し子様から聖水が出なくなるまでですからね。しっかり励んでください」
隣に立っていた下働きさんが安心したようにいうと壁際へと下がっていった。
(やだもう、まじまじと見ないで!)
後ろから閉じ込められるみたいに僕の両側にサイラー様の手がおかれる。ぐんっと角度を着けて抉られた先は魔石の場所でチカチカと視界に星がちる。
「あ゛っそこぉ」
突っ張っていた腕を保てなくなってぺしゃりと崩れ落ちれば背中にぴったりとサイラー様が寄り添って、耳元で「フィルの中は熱いな」とぽつりと呟かれた感想がやけにはずかしい。だってこの人はアーノルト様と僕のことを知っているのに。
「かわいいよ」
思わぬ言葉にきゅんと僕のお腹の奥がしまる。
「かわいい、かわいい、かわいい」
お腹の奥をぐりぐりと攻めながら耳を食み注ぎ込まれる甘い言葉に溺れそうになる。愛し子としてでなく本当の僕のことを好かれているような幻想にくらりとおちそうになる。
サイラー様は腰を使いながら愛を囁きつづける。
愛しい人を抱くようなその行為に目が眩む。
(なんで。サイラー様僕のこと嫌いだったんでしょ?)
『聞いてもいいか?』
『なんでしょう?』
睦言の合間にサイラー様が声を抑えながら話してきたから僕も声を抑えながら答える。あぁ『睦言』はこちらの会話をごまかすためだったのかと苦い気持ちになる。
『本当に辛くないのか?』
『だって僕いっぱい今までして来たから、身体が慣れてしまって。ちゃんと気持ちいいです』
ちゃんと気持ちいいだなんて、我ながらろくでもないことを言っていると思うけど今サイラー様に泣きつくのは悔しくて。
『どうしてこんなことをしている?』
『僕を抱いた人達が魔力が強くなるのがわかって。協力しないと僕が知り合った孤児を殺すって言われて』
『卑怯者共め』
『サイラー様はなんでここに?』
『愛し子の命を狙う輩がいるのを教えるために』
『それは誰?』
『マリアだ。アーノルトにも術をかけていた』
『……アーノルト様』
『まだ好きか?』
『たぶん……でも僕は汚れてしまいましたからもう会えません』
僕が視界のはしにサイラー様を捉えながらそういうとサイラー様は息をのみ目を見張り。
『お前は汚れてなんかない』
とぽつりとつぶやく。
それから沈黙が続き腰の動きがとまってしばらくしてからようやくサイラー様が大きく息を吸ったおとがきこえた。僕は腰に添えられた手に力が込められたのを感じた。
『俺が上書きしてやる』
耳に届いたひときわ低くなった声。
『なんの話ですか?』
「好きだ!」
急に大きな声と共にいいところを擦りあげられてまた視界に星がとんだ。
「あ!あんっ!」
「フィル、俺でもっと感じてくれ。なぁフィル。他の奴の事なんて忘れてくれ。俺だけを見てくれ!」
深すぎて息が出来ないほどえぐられる。
「あんあぁぁん。やだぁだめ、だめです。だって好きなのは僕アーんっ!」
「アーノルト」と呼ぼうとした声は後ろから顎を掬うようにされ深いくちづけにのみこまれた。
くぐもった僕の声を飲み込んだままのサイラー様に体制を変えさせられる。いわゆる正常位で顔を合わせる形になった僕はサイラー様の瞳が獣のようにぎらついているのに気づいてしまった。
「俺を好きになってくれ、なぁ」
ぱちゅんぱちゅんと重たい一撃が腹の奥に納められる。さっきまでの刺激で十分バカになってるお腹の中がきゅうきゅうと喜んで身体中がびくびくとふるえ出す。ぎゅっと濃縮されていく快感にもうすぐ弾ける感覚がかさなっていく。
「好きになってくれるまで伝えよう」
「え?あんっ!」
ぎゅっと抱き締められて奥に熱いものが注がれ、一気に多幸感が全身を走り抜けた。
「んぁっ」
(こんな僕でも、好き?)
緊張から弛緩した身体が脱力と共に何か分からない液体を袋に出しているのを感じた。
(ちょっと動けないかも)
腕の中でくてりとなった僕にサイラー様がキスを落としてくる。抗えない僕の口の中、舌の隅々まで食まれ唾液がだらだらと首もとまで溢れるほど好きにされる。
「好きだ」
お腹の中がまたえぐられた。
(きもちいい)
「好きだ」
こねるように奥の奥をつき揺らす動きにただ身を委ねバカになっちゃう。
(アーノルト様はもうこんな僕を嫌いかな)
数多くの男に抱かれあまつさえ親友に抱かれているのだ。
「俺を見てくれ」
頬を両手で包んで見つめてくるサイラー様はどくりと奥にまた熱いのを注いできた。
(気持ちいい……)
その後も下働きさんが止めにはいるまでサイラー様はとろとろの僕を貪り続けた。
ようやく外されたたっぷり入った袋の中身がちゃぷりと水音をたてた。
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でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
【完結】召喚された勇者は贄として、魔王に美味しく頂かれました
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
BL
美しき異形の魔王×勇者の名目で召喚された生贄、執着激しいヤンデレの愛の行方は?
最初から贄として召喚するなんて、ひどいんじゃないか?
人生に何の不満もなく生きてきた俺は、突然異世界に召喚された。
よくある話なのか? 正直帰りたい。勇者として呼ばれたのに、碌な装備もないまま魔王を鎮める贄として差し出され、美味しく頂かれてしまった。美しい異形の魔王はなぜか俺に執着し、閉じ込めて溺愛し始める。ひたすら優しい魔王に、徐々に俺も絆されていく。もういっか、帰れなくても……。
ハッピーエンド確定
※は性的描写あり
【完結】2021/10/31
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、エブリスタ
2021/10/03 エブリスタ、BLカテゴリー 1位
シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました
無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。
前世持ちだが結局役に立たなかった。
そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。
そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。
目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。
…あれ?
僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?
悪役令嬢の兄、閨の講義をする。
猫宮乾
BL
ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。
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