ハーフエルフと魔国動乱~敵国で諜報活動してたら、敵国将軍に気に入られてしまいました~

木々野コトネ

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第3章 ハルシュタイン将軍とサリヴァンの娘

70 首謀者

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「・・・?」

 アリシアは目が覚め、横になったまま室内を見渡す。見慣れない寝室だ。しかもいつもよりシーツと上掛けの、肌に触れる感覚が何が違う。
 アリシアはモゾモゾと動き、すぐに何も着ていない事に気付いた。

「あ」

(しまった・・・やらかしてしまった)

 アリシアは顔を手で覆う。

 昨日の夕方、クラウスから邪神の術について話を聞いた。クラウスはアリシアを傷付けた事をいまだ気にしていた。もう気にしないようにとアリシアが話したその流れで、また致してしまった。

(あれは私もちょっと悪かったわ)

 あの雰囲気に飲まれてしまった。しかもその雰囲気にしたのはアリシア自身だ。

 一回目を終えてもまだ夕方と言える時刻だった。アリシアは少し休んで王宮に戻ろうとしたのだ。
 しかし「まだ帰せない」と言うクラウスに襲われ、夕食の時刻になってしまった。アリシアはクラウスの勧めもあり、共に夕食を取る事にした。
 食後のお茶を飲み終え、今度こそ帰ろうとしたら、「どうせなら風呂を使っていけ」とクラウスに抱きかかえられてお風呂に連行され、そこでまた襲われ・・・結局疲れ果ててそのままクラウスの部屋で眠ってしまった。

 後の二回については完全にクラウスが悪い。というか元々帰す気が無かったのかもしれない。

 その結果、朝になってしまった。

(ああああ・・・ダーマットと護衛さんになんて言おう)

 2日連続でクラウスと肌を合わせてしまった。その上今日はアリシアがクラウスの部屋にいる事を二人共知っている。

 しばらく考えてみたが、良い言い訳も見つけられない。素直に言うしかないと諦め、体を起こした。
 部屋の壁に掛けてある時計は5時前を指している。

(そういえば・・・朝4時から鍛錬してるって言ってたっけ)

 アリシアはベッド脇に落ちていた、クラウスのダークグレー色のシャツを勝手に借りてボタンを閉める。心許ない格好だが、アリシア用のナイトウェアが無いので仕方ない。寝起きと疲れで体も怠く、まだ服を着る気分でもなかった。

 その格好のままアリシアは室内を探してみるが、クラウスはどこにもいない。鍛錬に出てしまったのだろう。

 まだ時間も早いので二度寝しようかとも思ったが、目は完全に覚めてしまった。カーテン越しの夏の早朝の日差しに誘われ、アリシアは窓に寄って外を見る。

「あ・・・いた」

 クラウスが戻ってくるまで、折角だから迎賓館からの眺めを見てみようとしたのだ。窓の外は天井のあるインナーバルコニーになっていた。その中央辺りでクラウスが一人剣の素振りをしている。

(・・・一振りが凄く早い)

 窓に手をついて、なんとなく素振りの回数を数えていく。左手だけの素振りが250回を超えたあたりでクラウスは剣を降ろす。そしてアリシアへ顔を向けた。

「いつまでそこで見てるんだ」

 苦笑しながら伝達魔術で言われる。気配に鋭いクラウスは、アリシアの覗き見にとっくに気付いていたのだろう。

「お邪魔してはいけないと思って・・・でも結局お邪魔してしまいました。すみません」

 申し訳ない気持ちを伝達魔術で伝える。するとクラウスは手招きした。アリシアは窓を開けてバルコニーに出る。クラウスに近寄ろうとして、手で制された。

「今はあまり近寄らないでくれ。汗臭い」
「・・・・・・そうですか?」

 確かにクラウスは凄い量の汗をかいている。顔からも汗が落ち、鬱陶しそうに半袖の袖で拭っている。
 汗の臭いというのは、放置するから臭うものではなかろうか。しかし本人が気にしているので、距離を取った方が良いだろうと、アリシアはその場に座った。

「ここで見てても良いですか?」
「構わないが・・・飽きないか?」
「全く」

 クラウスの鍛錬が見れる。それがなんだか特別な気がして、アリシアは機嫌よくニコニコした。

「そういえば、訓練を見るのも好きだったな」
「はい。私の事は気にせず、続けてください」

 アリシアの言葉にクラウスは再び苦笑すると、剣を右に持ち直し、今度は横薙ぎの素振りを始めた。アリシアは素振りの回数を数えていく。500回で止めると、左に持ち直して再び横薙ぎの素振りだ。

(凄い。右だけで全部合わせて何回素振りするのかしら)

 一振りが早いので、500回セットもすぐに終わる。クラウスは何通りも素振りを行い、終わったのは6時前だった。

「これで終わりだ。本当に最後まで見てたな」

 笑いながらクラウスは剣を鞘に収める。

「もちろんです。お疲れ様でした」
「部屋に戻ろう。日が昇ると暑くなる」

 言いながら、クラウスはアリシアを避けるように遠回りして部屋に戻ろうとする。

「・・・なんでそんな遠回りをするんですか」
「汗臭いから」

 アリシアは笑いながら立ち上がった。

「父と兄で慣れてますし、気にしません」
「俺が嫌なんだ。姉貴に毎日言われてたからな」
「・・・お姉さんがいらっしゃるんですか?」
「ああ・・・そういえば話したことがなかったな。俺の3歳上で、もう嫁いで家にはいないんだ」

 話しながらクラウスは上腕で額を拭うと、窓を開けて室内に入る。アリシアも室内に入ると、クラウスはお風呂に続くドア前にいた。

「汗を流してくる。俺が出てくるまでに着替えておいてくれ。その格好は目に毒だな」

 苦笑するとクラウスは風呂場へと姿を消した。

 アリシアは自分を見下ろして、「あ」と声を上げた。

(ちょうど良い丈だから、膝上丈のワンピースを着てる感覚になってた・・・)

 クラウスはカラスの行水だ。すぐに出てくるだろう。アリシアは急いで着替えた。



「全く。そんな事だろうとは思ってたけど。婚約してるからって・・・。俺だって気不味いよ、もー」
「ごめん・・・ダーマット」
「アリシアは悪くないんだ。何度も帰ろうとしてる所を、俺が無理矢理引き止めた。悪いな」

 気恥ずかしそうに荷物を渡してくるダーマットに掛ける言葉もなく、アリシアは素直に謝った。クラウスはダーマットに苦笑している。

 風呂場から出てきたクラウスに、アリシアが「戻ったらダーマット達になんて言えばいいか・・・」と話したら、ダーマットを伝達魔術で呼んだのだ。ついでにアリシアの着替えを頼み、朝食も3人でどうかと誘っていた。

「・・・ハルシュタイン将軍が姉さんの事好きすぎるのは、良く分かりました」

 ダーマットも顔を赤くして大きくため息をついた。

「姉さん、先に着替えてきて。そしたら襲撃事件の報告があるから」
「もう分かったの?」
「大枠はね。ほら、話してる間に朝食の時間になるだろうから」
「あ、うん」

 促されて寝室で着替えを済ませて戻ると、居間のソファで二人が雑談をしていた。

「来たか」
「お待たせしました」

 クラウスが気付いたので、アリシアも声をかけてソファに座ろうとした。

「違う、こっち」
「え」

 ダーマットの隣に座ろうとして、手を引っ張られてクラウスの隣に座らされる。

「・・・」
「姉さん、イチイチ照れるなよ。俺が恥ずかしくなるから」

 そうは言われても、弟の目の前でご機嫌な微笑みを浮かべているクラウスに引き寄せられたのだ。照れるなと言う方が無理だ。

「可愛いからいいんだ。ダーマットが慣れてくれ」
「ええ・・・俺?」

 さすがに呆れた顔でクラウスを見るダーマットに、アリシアは(そういう顔になるわよね)と心の中で頷いた。

「で?どこまで分かったの?」

 ダーマットの呆れ顔を見て、王宮使用人時代によく見ていたアレクシス=リーネルトの呆れ顔を思い出しながら、アリシアは促す。

「結論から言うと、首謀者はサンテール調査大臣だった」
「・・・・・・どうしよう。誰か分からないわ。初めて聞いた名前かも」
「俺も知らなかった。兄さんもね」
「いくらうちの国は大臣が細かく設けられてて数が多いって言っても・・・。調査大臣ってアレよね。各方面の傾向とか人気とか今年の流れとか国内情報を調査して、それぞれの専門分野に渡すっていう」
「そう、それ。あまり才覚が無かったんじゃない?全く名前聞かなかったし」
「うーん」

 いくらアリシアがここ数年ルアンキリに居なかったと言えども。エルフの里にいる間はルアンキリの新聞をカエデに送ってもらって読んでいたのに、一切名前を見かけなかった。

(ダーマットまで知らないんじゃ、本当に大臣として目立たない人だったのかも)

「それで?」

 サンテールの話に気を取られているアリシアとダーマットに、クラウスが続きを促す。

「ああ、はい。実行犯は3人いましたよね。そのうちの一人がパスキエ中隊長だったんです」
「・・・・・・・・・誰だっけ」
「ほら、この前王宮で姉さんに結婚しろって絡んできて、殴りかかろうとした所をバティスト殿下に見られて謹慎食らってた奴」
「ああ、あの」

 勘違い思い込み男か、とアリシアはようやく思い出した。

「すっかり忘れてた」
「だろうね。姉さん、昔からああいう奴に付きまとわれてたから、余計に印象残らないよな」
「ダーマット」

 名前を呼ばれたダーマットも、隣に座っているアリシアもビクリとした。恐る恐る隣を見上げると、クラウスが真顔で殺気を放っていた。

「はい!?」

 ダーマットは驚いて声を裏返して返事をしている。

「そのパスキエという奴の話と、アリシアに付きまとってた奴らの話を残らず詳しく教えてくれ」
「・・・聞いてどうするんですか」

 顔を引き攣らせながらダーマットが問うと、クラウスは殺気を放ちながら笑顔を見せた。

「殺りに行く」
「いやいやいやいや!!駄目ですって!!それこそまた戦争になりますから!!」
「クラウス、馬鹿なことを言わないで下さい。もう終わった話ですから」
「そうですよ!!それにパスキエ中隊長以外は全員姉さんが護身術で叩きのめしてますから!!もう姉さんの前には出てこれません!!」

 クラウスは慌てまくるダーマットの言葉に殺気を引っ込めて、アリシアへ顔を向けた。

「なるほど。エンジュ殿がアリシアを鍛えていたのはそういう理由か」
「そうみたいです」
「・・・・・・なら見逃してやろう」

 アリシアとダーマットは胸撫で下ろした。くだらない理由で戦争が勃発するところだった。

 腕を組んでソファに背中を預けたクラウスは、ため息をついてから問う。

「で?そのパスキエがどうして俺を暗殺しに来てたんだ?」
「パスキエ中隊長は姉さんとハルシュタイン将軍の結婚の話を何処かで盗み聞いたらしいです。詳しくは調査中ですが。そこで親戚のサンテール大臣に相談した。サンテール大臣は魔人差別主義だそうで、サリヴァンの娘を魔人にやるくらいなら暗殺しようと共謀。他に二人暗殺者を手配して、ハルシュタイン将軍へ送っていました。でも兄さんとの試合を見て、一人じゃ敵わないと気付いた。その上、あの日はうちに泊まったじゃないですか。それに逆上した結果、あの部屋の惨状らしいです」
「ああ、あの一番家具を投げつけてきた奴がパスキエだったか。・・・あの時殺るべきだったな」
「駄目ですからね!?」

 慌ててアリシアが言うと、もう一度ため息をついて「分かってる」と応えた。本当に分かってるのだろうか。

「それでね、姉さん。どうもサンテール大臣が姉さん達の結婚の事、何人かに漏らしたみたい」

 アリシアは頭を抱えた。

「・・・嘘でしょ。クラウスと文官長達が危険にならない?」
「大丈夫。サンテール大臣は内密に仲間を増やすために、漏らさないように契約書まで書かせてた。でも結局誰も参加しなかったって。今何処に漏れたのか調査してる」
「そう・・・」
「皆もう戦争はさ、嫌なんだよ」
「・・・そうね。漏らした先で止まってるなら良かったわ」
「うん」

 アリシアはダーマットと目を合わせ、安堵の息をついた。

「ですから、ハルシュタイン将軍は絶対に殺しに行ったら駄目ですよ。終戦の立役者が戦争起こしてどうするんですか」
「冗談に決まってるだろ」

 肩を竦めるクラウスに、アリシアとダーマットは怪訝な顔を向ける。先程の殺気は本物だったし、ダーマットとアリシアが宥めてようやく引っ込めたのだ。あれを冗談だとは思えない。

(私の事になると我が儘になるところは・・・正直言うと嬉しいし、そんな所も可愛いと思ってたけど、これだけは駄目だわ)

 戦争になったらアリシアとクラウスの婚約すら無くなるかもしれない。それが分からないクラウスではないだろうが、時折見せる少年のような無謀さが、アリシアを不安にさせた。

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