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訓練シリーズ
花宮と桜花②
濁点喘/拘束/機械姦/羽根/焦らし/くすぐり/放置/小スカ/羞恥/スパンキング/舐責/前立腺責/連続絶頂
攻→花宮
受→桜花/視点
◇ ◆
X字の磔台に拘束され、複数の羽根が体を優しく撫でる。体は小さく震えながらも、未だに口は結んだままを保てている。
花宮さんから二回目の訓練を受けてから数ヶ月。忘れかけた頃に花宮さんに三度目の訓練を受けるように命令された。
最初は渋ったものの、以前の醜態を挙げられてしまうと何も言うことが出来ず、花宮さんが見守る中、訓練が開始された。
今俺の体を撫で回す羽根は、磔台に備え付けられたもので、未南さんが作った物。耳や首、肘や二の腕、脇の下や脇腹といった俺が苦手な部分から、膝や太腿、内股や鼠蹊部といったところまで。
前もみんなに筆で体を撫でられたが、その時の方が断然気持ち良かった。今は相手が機械だからかあまり変動性がなく、慣れてしまえば問題ない。
「一時間経過。前は可愛い後輩達の筆捌きが良かったのかな?随分余裕ありそうだね」
時計を確認した花宮さんがそう呟くと、ニコッと微笑んだ。
「まぁ本当は反応すら示さないように頑張って欲しいけど、難しいか」
花宮さんが真面目な顔で傍に来ると、半分勃ち上がっている性器に手を伸ばし、包み込むように玉を揉んだ後、こしょこしょと玉の付け根をくすぐってきた。
「っ」
ぎゅっと拳を握り締めて刺激に耐えていると、クスッと可愛らしく微笑んだ後、スッと手を離した。
「じゃあ刺激を追加するから頑張ってみな」
リモコンを操作すると、追加された羽根がやってきたのは性器。二つの玉を始め、裏筋や陰茎、亀頭をふわふわと撫で始めた。
「っ」
そしてもう一つ追加されたのは、小さなマジックハンド。ハンドは乳首目掛けて伸びてくると、こちょこちょとくすぐり出した。
「──っ、」
唯一乳首にだけは強い刺激が与えられて声が出そうになるも、ぎゅっと拳と足の指に力を込めて耐えた。
「じゃあまた時間になったら来るわ」
そう告げると、花宮さんはリモコンを遠くに置いて部屋を出て行った。放置される可能性もあるが、一先ず一人になれた事に安堵し、ハァっと大きな溜息が出た。
体を捩っても離れることのない羽根とハンドは、ふわふわ、こちょこちょと撫で回してくる。ぼんやりとするような心地良い刺激に熱い吐息が漏れてしまう。
「っ、はぁ……」
乳首へ伸びるハンドと羽根が逆だと、おそらく笑い転げていたかもしれない。もどかしいが今の刺激なら何とか耐えれるはずだ。意識を強く持って花宮さんが帰ってくるのを待った。
それからどれくらいの時間が経過したか分からないが、未だに情けない声は出さずに済んでいる。完全に股間は勃ち上がってしまってはいるし、先走りも溢れているが、前ほど辛さはない。
「へぇ。体はまぁまぁ出来上がってそうだけど、前みたいに泣き言言う様子はないね」
ガチャンと扉が開くと同時に花宮さんがそう呟くと、俺はじっと強い眼差しで彼を見つめた。
「……そうですね。そろそろ終わりますか?」
「何言ってんの?本番はこれからなんだけど」
リモコンを目の前で見せつけた花宮さんは、口角を上げて意地悪な笑みを浮かべた。すると、羽根が遠ざかっていき、次に肌に近づいてきたのは今まで乳首をくすぐっていた、小さなマジックハンド。
それを見た瞬間、心の奥底からゾッとしたが、態度に出さないように唇を結んで俯いた。
「次はたっぷりとくすぐり責めね。羽根なら大丈夫と思ってたかもしれないけど、ただの準備だったんだから耐えれて当たり前だよね?」
ピッとリモコンを押すと、マジックハンド達が一斉に身体中にくっつき、こちょこちょと動き出した。流石に耐えきれず、手足に固定された鎖がガンッと音を立てた。ハンド自体が小さいので、ピンポイントでくすぐったい感覚を送り込んでくる感覚。
脇の下だけで二つずつ、脇腹にも二つ、そして首や耳の中、下半身には数えられないくらいのハンドが優しくくすぐり倒す。
「~~--ッッ、ぅ………ん゙んっ……」
必死に声を堪えていると、ハンドが更に伸びてきては股間にもくっついてきた。
二つの玉には片方2つずつハンドが伸びてきては根本や丸みを帯びている部分をくすぐってくる。竿の部分にも裏側と表側にくっついてくすぐり、とろとろと先走り溢れる先端にも一つのハンドが伸びてきた。
「っ゙、~~--!!うぅ……っ」
「じゃあまた後で」
いやらしく微笑んだ花宮さんは、ハンドをそのままに再び部屋を出て行った。扉が閉まり、自分の息遣いだけになった途端、今まで我慢していた声が一気に弾けた。
「あっ、ひゃはっ……はぅぅ…ッ、ぁははっ、んんっ」
ビクビクと体をしならせ、ポロポロ泣きながら暴れていると、ゾワっと下腹部に嫌な感覚が襲った。
(あ……やばい)
開始して数時間が経過しているからか、下腹部の違和感は完全に尿意だった。それに理解した瞬間、サァッと血の気が引いたが、自分ではどうすることは出来ない。
無意味に激しく手足をガチャガチャと鳴らしてみるが、ハンドは止まらないし花宮さんもくる気配がない。
意識すればするほど尿意が強くなるも、ハンドの所為で力を入れて耐えることも難しい。
「ふっ、ふふ……ぁはははっ、…はぁっ、だめ……だめ、そこ、触っちゃ、だめ……!」
クチクチと尿道口をくすぐるハンドに強請るも、もちろん止まるはずもない。内股気味になりながらガクガクと震えていると、ピタリと機械が止まった。
「……?」
止まったことに安堵するも、尿意自体に変化はない。相変わらずガクガクと震えながら耐えていると、花宮さんが帰ってきてくれた。
「大丈夫?」
「………っ、はな……みや、さ……」
「なーに?」
俺の様子を見て既に俺が何に耐えているのか分かっているのか、下半身を見てニヤニヤと笑っている。
「…っと、い…れ」
「うん」
「……で、そうっ……」
「あっそ。だから?」
「…っ、トイレ、行かせて……下さいっ」
「訓練が終わったら行けばいいんじゃない?」
「花宮っ、さ……」
「必死だな」
冷めた声でそう嘲笑うと、花宮さんはピシッと俺自身を弾いた。
「うあ゙っ」
何とか耐えたが、少しでも力が抜くと出てしまうだろう。ボロボロと涙を流しながら震えていると、あろうことか筆を手にした花宮さんが先端を撫で回してきた。
「やめ……っ、ろ……っ!!」
口から放たれた言葉は、余裕がなさすぎて荒々しい命令口調。しかし謝罪する余裕もなく、全力で暴れてやめろと叫び続けた。
「お前誰に向かってそんな口聞いてんの?せめてやめて下さいお願いしますだろ?」
「ひッ、あっ、あっ、本当──っ!やめっ、出るっ、出る!!出る!!出る──っ!!」
「訓練終わるまで待てよ」
陰茎を掴んで逃げれないように固定しながら先端をくすぐる筆に目の前が真っ白になり、勢い良く溢れ出た。
「っ゙ぐ、ぅっ、…ぅぅぅぅ~~ッッ!!」
初めて人前での粗相は、必死に止めようとしても一度出てしまえば止めることは出来なくて。
噴き出る液体を見て激しい羞恥を襲われながらも、我慢に我慢を重ねてからの解放は想像以上に気持ち良く、全て出し終わる頃にはだらしなく口を緩めながら熱い吐息を吐いた。
◇ ◆
粗相した直後のことはよく覚えていないが、気付いた時にはうつ伏せで拘束台に固定されていた。
尻が高く上がるように拘束台が調整されており、恥ずかしい部分が思いっきり曝け出された状態になっていた。
「っえ」
「あ、起きた?盛大に漏らした後「気持ち良い…」っつって寝んのやめてくんない?」
「!?」
確かに最後強い爽快感はあったが、口に出していたことは覚えておらずブワッと顔が熱くなった。
「ま、今の方がお前にとって恥ずかしいか。ほら、お尻丸見え」
背後に居る花宮さんが高く上がって固定された俺の尻に触れると、蕾がよく見えるように左右に開いた。
「あっ、あ!ぁあ!!」
「よく見えるよ?」
「っっ、や……め、て……っ」
「次はこっち弄るから」
その言葉の直後、ふわりとした何かが尻を掠めた。おそらく感触的に筆だと思うが、当たる度にヒクヒクと恥ずかしい部分が収縮してしまう。
「はぁっ、やぁ…やだ!やだ!そこ…っ」
「こんなことで冷静失ってんじゃねーよ」
「っ、花宮さんだって……」
「俺が何だよ」
「こんなことされたら…恥ずかしい、でしょ」
「別に?」
筆が優しく蕾を撫で回すと、それだけでどうしても収縮してしまい、恥ずかしくきゅうきゅうと力が入ってしまう。
「ていうかIrisが性的な訓練導入したの、俺が敵にそういうことされたからだし」
「え……?」
「俺小さい時に潜入捜査して一回捕まってんだよ。認めたくないけど俺可愛いじゃん?しかもガキだったからそういうことされてさ。ありがたいことに体壊されたりすることはなかったけど、普通に全裸にされて全部見られて。そのタイミングで助けが入ったんだけど」
「……」
「Irisって風見と塞原以外はみんな可愛らしい人が多いじゃん。だから"そういう対象"って見られることがあるって俺が当時のリーダーに訴えたら耐性をつけるために性的な訓練も入れようってなったわけ。だから俺敵からこういうことされんの経験済みだし、それに対して取り乱したりしねーよ」
優しく尻の丸みを撫でながらそう話す花宮さんに言葉を返せずにいると、何か思い出したのかふふっと笑った。
「ちょうどさぁ、俺のこと捕まえた奴が塞原に似ててさ。なるべく性的な訓練にはアイツを担当させたんだよ。そしたらみんな気持ち悪がって、より訓練が現実味を帯びたんだよね。塞原には嫌な役割させたと思って謝ったんだけど、本人に聞いたら性癖が開花したって言ってきたからまぁこのままでいっかってなって今に至るわけ」
「……」
「ってことで。尻見られたくらいで動揺してんじゃねーよ。相手が塞原じゃないだけマシと思え」
そう言うと、皺を伸ばすように筆の毛先が蕾を撫で上げ、今の状況に顔が熱くなった。
「っ」
「おら、照れんな」
バシンッと尻の丸みを叩かれた瞬間──。
「ひゃぁっ」
「は?」
自分でも驚くような甘い声が出てしまい、更に顔が熱くなった。
「ふぅん」
バシン、ともう一度激しい音と刺激が走ると、どくんと股間に熱が走った。
「……っ、あ、花宮っ、さ、恥ずかし…」
「叩かれて勃起してたらそりゃ恥ずいだろ」
その後も数回尻を叩かれると、花宮さんが相手だからなのか──恥ずかしくて認めたくないと思いながらも、とても気持ち良いと感じた。
「脱線したけど、そろそろナカ開発するわ」
「え…?」
とろんとした思考で問いかけると、尻に生温かい感触が襲った。
「ひゃあっ、あ、何っ、はな、」
拘束されて大して動けない体で後ろを見ると、尻に顔を埋めている頭が見えた。この感覚的に尻に当たっているのは花宮さんの口──。
「やぁっ!!やめっ、…はっ、ぁあ、だめ、だめっ、だめ!!」
「だからいちいち反応すんなって。お前は敵に尻舐められても騒ぎ立てて喘ぐのかよ」
花宮さんが何か発言する度に吐息が尻にかかり、それもゾクリとした刺激になった。あまりの恥ずかしさに顔を伏せて悶えていると、くいっと指で蕾が拡げられ、中に入り込もうと舌先が滑り込んできた。
「っふ、…うっ、ぅ、…ふぅぅ…はぁっ、やぁぁ…」
唾液を絡ませて舌で解そうとする行為に強い快感と羞恥を覚え、尻を振りながらやだやだと訴えて居ると、蕾を舐めている舌とは別に、花宮さんの指が玉へ添えられた。
グニグニと睾丸を強く握りながら尻を愛撫され、堪らない恥ずかしさにとろとろと先走りを溢れさせた。
「やっ、ぁぁぁ……やだ、やっ……」
ちゅぱっと音を立てて舌が離れると、次はゆっくりと指が挿入された。ローションをつけてくれていたのかすんなりと入っていく指は、くにくにとナカを探る。
睾丸を揉んでいる手はそのままなので、異物感よりも快感が強く、今も萎えずに完全に勃ち上がっている股間。
腰を捩らせて快感を逃そうとすると、指がとある箇所を引っ掻いた。
「っっ──~~!!」
すぐにそこが前立腺だと気付いたが、無反応を貫くことは不可能で、思いっきり体をのけ反らせて指を締め付けてしまった。
「そんな反応して弱点バラしてどうすんだよ」
「ひッ、あ゙あっ!そこっ、だめ──ッ!!だめっ、
だめぇぇ!!」
「そこだめなんて言ったら集中して責められるに決まってんだろ?」
グリグリと前立腺のみを的確に擦る指に耐えきれず、ガクガクと体を揺らしながら泣き叫ぶと、睾丸を握っていた手が離れ、親指でクニクニと会陰の部分を撫で上げた。
「っ゙あああああああ!!」
「ここ、外から前立腺を刺激出来る場所」
「だめっ!!--~~っ、ひ、あ゙」
「指締め付けすぎ。反応しすぎ。無反応とまでは言わないけどせめてバレねーようにしろよ」
男の弱点を突いてきているくせにと思いながらも、おそらく風見くんや塞原くんはほぼ無反応を貫けるのだろう。自分も同じ立場なのに、自分だけ負けた気持ちになって悔しい。
「っく、ぅぅぅっ、ぅ、ぁあッ、──ッッ」
きゅぅぅと指を締め付けながらも、必死に歯を食い縛って耐えても、花宮さんの指は容赦なく弱点を攻め立ててくる。
「あ゙ぅっ………だめ、…っい、く、イクっ」
休みなく動く指に目の前がチカチカと光り、絶頂感が迫ってきてついそう口走った。
「いいよ、イケよ」
俺の言葉を合図に更に指が激しくなると、ガクガクと体を痙攣させながらその刺激だけで絶頂した。
◇ ◆
その後、何度イッても指の動きは変わらず、ナカからも外からも攻め立てられ、嫌と言うほど絶頂させられた俺は、絶頂した回数が数えられない程になった所で気を失った。
目を覚ますとそこは自室で、隣には花宮さんが本を読んでいた。
「……花宮さん」
「おはよう」
「…今日の、訓練は…何点、でしたか」
「自分で分かってんだろ」
俺が起きるとパタンと本を閉じた花宮さんは、様子を伺うように顔を覗き込んできた。
「桜花が何処をどうされると効果あるのかよく分かった。それくらい反応は分かりやすいから、次は塞原を訓練担当にしてやるよ」
「……それはやめて下さい。俺の訓練は花宮さんがいいです」
「俺だったら容赦ないけどいいの?三回ともボロボロだったけど」
「…俺の無様な姿見てもいいのはあなただけです」
「風見も柚木も亜蘭くんも見てるからもう手遅れだけどな。──まぁ分かった。俺に担当しろって言うなら、お前も少しは鍛えとけよ。じゃあゆっくり休むように」
最後にポンポンと頭を撫でてくれた花宮さんは、優しく微笑んで部屋を出て行った。
「花宮さんの隣にいたいけど、まずは風見くんと塞原くんに追いつかなきゃな」
一人になった部屋で、小さくそう呟いた。
end.
攻→花宮
受→桜花/視点
◇ ◆
X字の磔台に拘束され、複数の羽根が体を優しく撫でる。体は小さく震えながらも、未だに口は結んだままを保てている。
花宮さんから二回目の訓練を受けてから数ヶ月。忘れかけた頃に花宮さんに三度目の訓練を受けるように命令された。
最初は渋ったものの、以前の醜態を挙げられてしまうと何も言うことが出来ず、花宮さんが見守る中、訓練が開始された。
今俺の体を撫で回す羽根は、磔台に備え付けられたもので、未南さんが作った物。耳や首、肘や二の腕、脇の下や脇腹といった俺が苦手な部分から、膝や太腿、内股や鼠蹊部といったところまで。
前もみんなに筆で体を撫でられたが、その時の方が断然気持ち良かった。今は相手が機械だからかあまり変動性がなく、慣れてしまえば問題ない。
「一時間経過。前は可愛い後輩達の筆捌きが良かったのかな?随分余裕ありそうだね」
時計を確認した花宮さんがそう呟くと、ニコッと微笑んだ。
「まぁ本当は反応すら示さないように頑張って欲しいけど、難しいか」
花宮さんが真面目な顔で傍に来ると、半分勃ち上がっている性器に手を伸ばし、包み込むように玉を揉んだ後、こしょこしょと玉の付け根をくすぐってきた。
「っ」
ぎゅっと拳を握り締めて刺激に耐えていると、クスッと可愛らしく微笑んだ後、スッと手を離した。
「じゃあ刺激を追加するから頑張ってみな」
リモコンを操作すると、追加された羽根がやってきたのは性器。二つの玉を始め、裏筋や陰茎、亀頭をふわふわと撫で始めた。
「っ」
そしてもう一つ追加されたのは、小さなマジックハンド。ハンドは乳首目掛けて伸びてくると、こちょこちょとくすぐり出した。
「──っ、」
唯一乳首にだけは強い刺激が与えられて声が出そうになるも、ぎゅっと拳と足の指に力を込めて耐えた。
「じゃあまた時間になったら来るわ」
そう告げると、花宮さんはリモコンを遠くに置いて部屋を出て行った。放置される可能性もあるが、一先ず一人になれた事に安堵し、ハァっと大きな溜息が出た。
体を捩っても離れることのない羽根とハンドは、ふわふわ、こちょこちょと撫で回してくる。ぼんやりとするような心地良い刺激に熱い吐息が漏れてしまう。
「っ、はぁ……」
乳首へ伸びるハンドと羽根が逆だと、おそらく笑い転げていたかもしれない。もどかしいが今の刺激なら何とか耐えれるはずだ。意識を強く持って花宮さんが帰ってくるのを待った。
それからどれくらいの時間が経過したか分からないが、未だに情けない声は出さずに済んでいる。完全に股間は勃ち上がってしまってはいるし、先走りも溢れているが、前ほど辛さはない。
「へぇ。体はまぁまぁ出来上がってそうだけど、前みたいに泣き言言う様子はないね」
ガチャンと扉が開くと同時に花宮さんがそう呟くと、俺はじっと強い眼差しで彼を見つめた。
「……そうですね。そろそろ終わりますか?」
「何言ってんの?本番はこれからなんだけど」
リモコンを目の前で見せつけた花宮さんは、口角を上げて意地悪な笑みを浮かべた。すると、羽根が遠ざかっていき、次に肌に近づいてきたのは今まで乳首をくすぐっていた、小さなマジックハンド。
それを見た瞬間、心の奥底からゾッとしたが、態度に出さないように唇を結んで俯いた。
「次はたっぷりとくすぐり責めね。羽根なら大丈夫と思ってたかもしれないけど、ただの準備だったんだから耐えれて当たり前だよね?」
ピッとリモコンを押すと、マジックハンド達が一斉に身体中にくっつき、こちょこちょと動き出した。流石に耐えきれず、手足に固定された鎖がガンッと音を立てた。ハンド自体が小さいので、ピンポイントでくすぐったい感覚を送り込んでくる感覚。
脇の下だけで二つずつ、脇腹にも二つ、そして首や耳の中、下半身には数えられないくらいのハンドが優しくくすぐり倒す。
「~~--ッッ、ぅ………ん゙んっ……」
必死に声を堪えていると、ハンドが更に伸びてきては股間にもくっついてきた。
二つの玉には片方2つずつハンドが伸びてきては根本や丸みを帯びている部分をくすぐってくる。竿の部分にも裏側と表側にくっついてくすぐり、とろとろと先走り溢れる先端にも一つのハンドが伸びてきた。
「っ゙、~~--!!うぅ……っ」
「じゃあまた後で」
いやらしく微笑んだ花宮さんは、ハンドをそのままに再び部屋を出て行った。扉が閉まり、自分の息遣いだけになった途端、今まで我慢していた声が一気に弾けた。
「あっ、ひゃはっ……はぅぅ…ッ、ぁははっ、んんっ」
ビクビクと体をしならせ、ポロポロ泣きながら暴れていると、ゾワっと下腹部に嫌な感覚が襲った。
(あ……やばい)
開始して数時間が経過しているからか、下腹部の違和感は完全に尿意だった。それに理解した瞬間、サァッと血の気が引いたが、自分ではどうすることは出来ない。
無意味に激しく手足をガチャガチャと鳴らしてみるが、ハンドは止まらないし花宮さんもくる気配がない。
意識すればするほど尿意が強くなるも、ハンドの所為で力を入れて耐えることも難しい。
「ふっ、ふふ……ぁはははっ、…はぁっ、だめ……だめ、そこ、触っちゃ、だめ……!」
クチクチと尿道口をくすぐるハンドに強請るも、もちろん止まるはずもない。内股気味になりながらガクガクと震えていると、ピタリと機械が止まった。
「……?」
止まったことに安堵するも、尿意自体に変化はない。相変わらずガクガクと震えながら耐えていると、花宮さんが帰ってきてくれた。
「大丈夫?」
「………っ、はな……みや、さ……」
「なーに?」
俺の様子を見て既に俺が何に耐えているのか分かっているのか、下半身を見てニヤニヤと笑っている。
「…っと、い…れ」
「うん」
「……で、そうっ……」
「あっそ。だから?」
「…っ、トイレ、行かせて……下さいっ」
「訓練が終わったら行けばいいんじゃない?」
「花宮っ、さ……」
「必死だな」
冷めた声でそう嘲笑うと、花宮さんはピシッと俺自身を弾いた。
「うあ゙っ」
何とか耐えたが、少しでも力が抜くと出てしまうだろう。ボロボロと涙を流しながら震えていると、あろうことか筆を手にした花宮さんが先端を撫で回してきた。
「やめ……っ、ろ……っ!!」
口から放たれた言葉は、余裕がなさすぎて荒々しい命令口調。しかし謝罪する余裕もなく、全力で暴れてやめろと叫び続けた。
「お前誰に向かってそんな口聞いてんの?せめてやめて下さいお願いしますだろ?」
「ひッ、あっ、あっ、本当──っ!やめっ、出るっ、出る!!出る!!出る──っ!!」
「訓練終わるまで待てよ」
陰茎を掴んで逃げれないように固定しながら先端をくすぐる筆に目の前が真っ白になり、勢い良く溢れ出た。
「っ゙ぐ、ぅっ、…ぅぅぅぅ~~ッッ!!」
初めて人前での粗相は、必死に止めようとしても一度出てしまえば止めることは出来なくて。
噴き出る液体を見て激しい羞恥を襲われながらも、我慢に我慢を重ねてからの解放は想像以上に気持ち良く、全て出し終わる頃にはだらしなく口を緩めながら熱い吐息を吐いた。
◇ ◆
粗相した直後のことはよく覚えていないが、気付いた時にはうつ伏せで拘束台に固定されていた。
尻が高く上がるように拘束台が調整されており、恥ずかしい部分が思いっきり曝け出された状態になっていた。
「っえ」
「あ、起きた?盛大に漏らした後「気持ち良い…」っつって寝んのやめてくんない?」
「!?」
確かに最後強い爽快感はあったが、口に出していたことは覚えておらずブワッと顔が熱くなった。
「ま、今の方がお前にとって恥ずかしいか。ほら、お尻丸見え」
背後に居る花宮さんが高く上がって固定された俺の尻に触れると、蕾がよく見えるように左右に開いた。
「あっ、あ!ぁあ!!」
「よく見えるよ?」
「っっ、や……め、て……っ」
「次はこっち弄るから」
その言葉の直後、ふわりとした何かが尻を掠めた。おそらく感触的に筆だと思うが、当たる度にヒクヒクと恥ずかしい部分が収縮してしまう。
「はぁっ、やぁ…やだ!やだ!そこ…っ」
「こんなことで冷静失ってんじゃねーよ」
「っ、花宮さんだって……」
「俺が何だよ」
「こんなことされたら…恥ずかしい、でしょ」
「別に?」
筆が優しく蕾を撫で回すと、それだけでどうしても収縮してしまい、恥ずかしくきゅうきゅうと力が入ってしまう。
「ていうかIrisが性的な訓練導入したの、俺が敵にそういうことされたからだし」
「え……?」
「俺小さい時に潜入捜査して一回捕まってんだよ。認めたくないけど俺可愛いじゃん?しかもガキだったからそういうことされてさ。ありがたいことに体壊されたりすることはなかったけど、普通に全裸にされて全部見られて。そのタイミングで助けが入ったんだけど」
「……」
「Irisって風見と塞原以外はみんな可愛らしい人が多いじゃん。だから"そういう対象"って見られることがあるって俺が当時のリーダーに訴えたら耐性をつけるために性的な訓練も入れようってなったわけ。だから俺敵からこういうことされんの経験済みだし、それに対して取り乱したりしねーよ」
優しく尻の丸みを撫でながらそう話す花宮さんに言葉を返せずにいると、何か思い出したのかふふっと笑った。
「ちょうどさぁ、俺のこと捕まえた奴が塞原に似ててさ。なるべく性的な訓練にはアイツを担当させたんだよ。そしたらみんな気持ち悪がって、より訓練が現実味を帯びたんだよね。塞原には嫌な役割させたと思って謝ったんだけど、本人に聞いたら性癖が開花したって言ってきたからまぁこのままでいっかってなって今に至るわけ」
「……」
「ってことで。尻見られたくらいで動揺してんじゃねーよ。相手が塞原じゃないだけマシと思え」
そう言うと、皺を伸ばすように筆の毛先が蕾を撫で上げ、今の状況に顔が熱くなった。
「っ」
「おら、照れんな」
バシンッと尻の丸みを叩かれた瞬間──。
「ひゃぁっ」
「は?」
自分でも驚くような甘い声が出てしまい、更に顔が熱くなった。
「ふぅん」
バシン、ともう一度激しい音と刺激が走ると、どくんと股間に熱が走った。
「……っ、あ、花宮っ、さ、恥ずかし…」
「叩かれて勃起してたらそりゃ恥ずいだろ」
その後も数回尻を叩かれると、花宮さんが相手だからなのか──恥ずかしくて認めたくないと思いながらも、とても気持ち良いと感じた。
「脱線したけど、そろそろナカ開発するわ」
「え…?」
とろんとした思考で問いかけると、尻に生温かい感触が襲った。
「ひゃあっ、あ、何っ、はな、」
拘束されて大して動けない体で後ろを見ると、尻に顔を埋めている頭が見えた。この感覚的に尻に当たっているのは花宮さんの口──。
「やぁっ!!やめっ、…はっ、ぁあ、だめ、だめっ、だめ!!」
「だからいちいち反応すんなって。お前は敵に尻舐められても騒ぎ立てて喘ぐのかよ」
花宮さんが何か発言する度に吐息が尻にかかり、それもゾクリとした刺激になった。あまりの恥ずかしさに顔を伏せて悶えていると、くいっと指で蕾が拡げられ、中に入り込もうと舌先が滑り込んできた。
「っふ、…うっ、ぅ、…ふぅぅ…はぁっ、やぁぁ…」
唾液を絡ませて舌で解そうとする行為に強い快感と羞恥を覚え、尻を振りながらやだやだと訴えて居ると、蕾を舐めている舌とは別に、花宮さんの指が玉へ添えられた。
グニグニと睾丸を強く握りながら尻を愛撫され、堪らない恥ずかしさにとろとろと先走りを溢れさせた。
「やっ、ぁぁぁ……やだ、やっ……」
ちゅぱっと音を立てて舌が離れると、次はゆっくりと指が挿入された。ローションをつけてくれていたのかすんなりと入っていく指は、くにくにとナカを探る。
睾丸を揉んでいる手はそのままなので、異物感よりも快感が強く、今も萎えずに完全に勃ち上がっている股間。
腰を捩らせて快感を逃そうとすると、指がとある箇所を引っ掻いた。
「っっ──~~!!」
すぐにそこが前立腺だと気付いたが、無反応を貫くことは不可能で、思いっきり体をのけ反らせて指を締め付けてしまった。
「そんな反応して弱点バラしてどうすんだよ」
「ひッ、あ゙あっ!そこっ、だめ──ッ!!だめっ、
だめぇぇ!!」
「そこだめなんて言ったら集中して責められるに決まってんだろ?」
グリグリと前立腺のみを的確に擦る指に耐えきれず、ガクガクと体を揺らしながら泣き叫ぶと、睾丸を握っていた手が離れ、親指でクニクニと会陰の部分を撫で上げた。
「っ゙あああああああ!!」
「ここ、外から前立腺を刺激出来る場所」
「だめっ!!--~~っ、ひ、あ゙」
「指締め付けすぎ。反応しすぎ。無反応とまでは言わないけどせめてバレねーようにしろよ」
男の弱点を突いてきているくせにと思いながらも、おそらく風見くんや塞原くんはほぼ無反応を貫けるのだろう。自分も同じ立場なのに、自分だけ負けた気持ちになって悔しい。
「っく、ぅぅぅっ、ぅ、ぁあッ、──ッッ」
きゅぅぅと指を締め付けながらも、必死に歯を食い縛って耐えても、花宮さんの指は容赦なく弱点を攻め立ててくる。
「あ゙ぅっ………だめ、…っい、く、イクっ」
休みなく動く指に目の前がチカチカと光り、絶頂感が迫ってきてついそう口走った。
「いいよ、イケよ」
俺の言葉を合図に更に指が激しくなると、ガクガクと体を痙攣させながらその刺激だけで絶頂した。
◇ ◆
その後、何度イッても指の動きは変わらず、ナカからも外からも攻め立てられ、嫌と言うほど絶頂させられた俺は、絶頂した回数が数えられない程になった所で気を失った。
目を覚ますとそこは自室で、隣には花宮さんが本を読んでいた。
「……花宮さん」
「おはよう」
「…今日の、訓練は…何点、でしたか」
「自分で分かってんだろ」
俺が起きるとパタンと本を閉じた花宮さんは、様子を伺うように顔を覗き込んできた。
「桜花が何処をどうされると効果あるのかよく分かった。それくらい反応は分かりやすいから、次は塞原を訓練担当にしてやるよ」
「……それはやめて下さい。俺の訓練は花宮さんがいいです」
「俺だったら容赦ないけどいいの?三回ともボロボロだったけど」
「…俺の無様な姿見てもいいのはあなただけです」
「風見も柚木も亜蘭くんも見てるからもう手遅れだけどな。──まぁ分かった。俺に担当しろって言うなら、お前も少しは鍛えとけよ。じゃあゆっくり休むように」
最後にポンポンと頭を撫でてくれた花宮さんは、優しく微笑んで部屋を出て行った。
「花宮さんの隣にいたいけど、まずは風見くんと塞原くんに追いつかなきゃな」
一人になった部屋で、小さくそう呟いた。
end.
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真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。