異世界では人並みに幸せになれますように

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私はお兄様に抱っこされて家に帰りそのまま熱を出して2日程寝込んでしまった。

熱も下がり今日はあの日の事を話す為にリビングにお父様、お母様、お兄様と集まって居るのだけど、
怒られている、、、。


「アムルリア、聞いているかい？私はアムルリアに部屋に居て欲しいと言った筈なんだが、
　聞こえて無かったのかな？話しが終わってスクイズがアムルリアの部屋に行き、
　アムルリアが部屋に居ないと言ってきた時には驚いたんだぞ」


「そうよーアムルちゃん、大変だったのよ屋敷中の皆で探し回ったんだから、
　あのカイル殿下まで、探して下さって、
　本当にアムルちゃんが可愛いからって、目を付けられては困るわー」
お母様は手を頬に当てて首を傾けた。


バンッ！！と両手で机を叩きお父様が興奮気味に、
「そうだぞアムルリア！カイル殿下には気を付け無ければいけないぞ！
　クリスの子供でも、イヤッ！クリスの子供だからか！？
　全く！どうゆう教育をしているんだ彼奴はまったく！侮れん！」


私はお父様の迫力に驚いてしまった、そしてお兄様にも、


「アムル、カイル殿下は良い人だけど気を付けてね」
とニコッと笑顔で言ってきた、チョット背筋がゾワッとする笑顔だった。



えっとー気を付けてと言われても、、、その前にクリスってクリス様ってカイル殿下のお父様じゃ無かったけ？
そうなると、クリス様って国王様では無いの？お父様呼び捨てにしているけど大丈夫なの？
それと、


「かいるでんかには、なかなかあえないとおもうの、あいたくても、おうじちゃまだよ？」

私は首をこてんと傾けて何でそんなに気を付け無いといけないのか、
分からないからお父様に聞いてみた。


「イヤ我が家は会える、そして来週からカイル殿下はジョーンに剣術を習いに来る事になったのだ、
　断っていたのだが、我が家に通うという事でな、
　まったく王宮にも剣術を教えられる者も居るというのに、是非にと言われてしまったのだ」

フゥーとお父様は額に手を当て首を左右に振った。



私はジョーンって庭師では無かったんだと驚いて、お父様に聞いてみた

「じょ～んってめり～のだんなさまれしょ、にわしもできておにわきれいだったよ、
　けんじゅつもおうじちゃまにおしえられるなんて、しゅごいつよいんだね」

とニコッと笑顔で言った。


「あっあージョーンは強い、元騎士団長だからな、訳があって今は我が家の庭師をしているが、、、
　ゴホンッ、アムルリアこれからは屋敷に居ても1人にはならない用にするんだぞ、
　それにまだ体力も付いていないのだから、無理はしないでくれ頼むぞ」


「はい」


「アムル大丈夫だよ、カイル殿下が剣術を習う時は、僕もジョーンも居るからね」


そんなに気を付け無いといけないのかなぁー？と思いつつ、お父様、お母様、お兄様には心配を掛け無い用にしようと思った。


その後お父様がこの世界の事、この大陸の事、この国の事、ラルクの事を話してくれた。