異世界では人並みに幸せになれますように

19(ラルクリム視点)

私はあの日探し者をやっと見つけた。


私はもうかれこれ何百年と生きている聖獣だ、今何歳なのかもわからない、
100歳過ぎた頃にはもう数えるのも止めた。

この世界が出来、神が私達聖獣を4人、人と言うのか？匹？頭？
まぁー、、、人としよう、
4人作られた。

戦いが好きな火の力を持つ者、自分が好きな水の力を持つ者、
何者にも感心が無い風の力を持つ者、自由に生きる光の力を持つ者。


私は自由に生きる光の力を持つ者だ、この大陸さえ守りさえしていれば神も誰も私に文句は言わないだろう、
あぁ！2人程居たな、もう1人増えそうだが、、、ほっとこう
、、、うん、それが良い。


今居る国はバルワーク国の神殿、私の大陸ラルクリム大陸には5つの国が有るらしい、人が作った国なのでさほど興味が無い、
では何故バルワーク国にいるのか？
確か何代か前のバルワーク国王が気にいったのか？、、、もう忘れてしまった、
まぁー、、、この国が大陸内では1番平和だったのか？
まぁー私が自由に生きられ害が無いのであれば、何処でも良いのだけどな、
今はこの国に偶々長く居るだけだ。


しかし、アムルリアに会えて、この国にいて良かったとも思う。



この大陸に神殿は5つの国にそれぞれ神聖域という地が有り、
その地の中央に、神殿が立っている。


国がそれぞれ管理して居るという、私には関係ないがな、関係無いのだが、
時々それぞれの国の王が私の世話係と言う名目で人を連れてくる、煩わしい！

女だったり男だったり子供だったり大人だったりと、煩わしい！
あぁー、バルワーク国の王クリスだけは、連れて来なかったな、それも有るか。
だがクリスもクリスだ、他の国の王に断わればよいものを！
まぁーそれで平和を保てるならば、、、だが！煩わしい！


それも皆銀髪！私の色と同じだから？ハッ！目の色も揃えろてミロッ！て感じだ！
私の毛並みは銀毛、目の色は金色だぞっ！知らないのかっ！？
金目の者など1人もいないでは無いかっ！！


何人増えようが人の勝手だが、一々謁見を求めてくるな！私に何を求めているんだ？
何人来ようが何とも思わんぞ？わざわざ私の元へ来て私の世話をしてくれるので、
仕方ないと思って我慢しているが、、、煩わしい！


何度中央大陸の地に帰ろうと思ったか、、、私が中央大陸に帰ると、この大陸は滅んでしまうがな、
それは、よい気分では無いので止めてるが、私の寛大な心を有り難いと思え！


そんな風に日々自由に、、、自由なのか？
まぁーいい、暮らしていたが、


私が神殿に居る時、何かを感じた、自分でも良く分からない感覚、初めての感覚だった、
それが何か分からずに大陸内を探した、
初めの内は気のせいと思いのんびりと見つかればいいかな？位に探していた、
焦ってもしょうがないからな、私には時間何てたっぷり有る。

1つ目の国、2つ目の国、3つ目の国、4つ目の国、 5つ目の国、と探したが感覚も鈍り
何も見つからなかった為、探すのを止めた。