異世界では人並みに幸せになれますように

bokutinkei

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ジルと手を繋ぎ引っ張られる用に人混みを進んで行くと、誰かが叫んでる声が聞こえて来た、
ラルクと怒鳴りあっているみたいだ。


ジルにも聞こえたみたいで声のする方に2人で急いで向かった。


扉は開いていて中に入るとラルクの周りに黄色ローブの人、
副神殿長と水色ローブの人達がラルクを静める為に叫んでいた。


「ラルクリム様落ち着いて下さいませ、神聖なラルクリム様をあの者は汚そうとしていたのですよ!
 それを私めが防ごうと思い、ラルクリム様の為だったのです!お分かり下さい」


「黙れ!私は忠告したはずだ!手を出す様なら容赦はしないと!グルルルルウウウウウ」


「お願い致します、これ以上暴れられますと神殿が崩壊してしまいます!
 我々は何時もラルクリム様の為に尽くして来たではないですか!」


「私の為!?何処が私の為だ!お前共は自分達の事しか考えていないではないか!
 私の力を使って!私もそれでも別に構わないと思っていたが、
 忠告を無視した、、、許さん!!」


ドォーン!バラバラバラーと壁が崩れていく。


せっかく綺麗なクリスタルの建物だったのに、今ではボロボロになっている、
クリスも怒りで私が近くに居る事にも気付いていない。


「副神殿長!もう諦めましょうこれ以上は危険です!」


「そうだなこんなに言う事を聞かない聖獣などイラン、イヤ神聖な者などでは無い偽者だ!
 私がこんなに下てに出てやっているのに私を誰だと思っている!所詮獣だ!
 お前達獣を排除しろ!」


「しかしそんな事をしたら国が!」


「ハッ!そんな事、又別の聖獣が生まれるに決まっているだろう構わんやれ!」


「「「ハッ」」」


副神殿長が水色ローブの人達に指示を出すといっせいにラルクに攻撃しだした。


私はラルクが負けるはずわないと思ったけどラルクがもっと暴れたら大変な事になると思い、
止めないといけない!と思いラルクの側に行こうと走りだしラルクに抱きついた。


「だめ~~~~~!!やめて!おねがい!」


「アムル!無事だったか私は大丈夫だ此奴らを始末するまで少し待っていろ、
 お前達私に攻撃をするなら覚悟は出来ているんだろうな」


ラルクは私の言う事を聞いてくれないならば神殿の人達を止めないと!


「おねがいです、ラルクはわるくないのだからやめてくださいおねがいします」
私はラルクの前に両手を広げてラルクの盾になる用にして一生懸命お願いした。


でも副神殿長は興奮していて聞いてくれない。
「煩い!お前も私に逆らうのか!あの娘も一緒に始末しろ!」


「「「ハッ」」」


するといっせいに私の方に攻撃が飛んできた!


「危ない!アムル!」
私に攻撃が当たる直前にジルが私を庇って抱きついてきてそのまま一緒に倒れた。


「ジル!ジル!だいじょうぶ!ジル!」


「耳元で騒ぐなよ大丈夫だ、ツッ!少し腕に攻撃が当たったけどこれ位大丈夫、
 まったくお前の方が大丈夫じゃ無かったんだぞ!」


「だって!だって!」
私のせいで誰かが傷つくなんて嫌だ。


私がどうしたらいいか考えていると誰かが声をかけてきた。


「本当にアムルリアお嬢様に少しでも傷が付いたら私が親父に殺されてしまいますよ」
全身黒尽くめの男の人が私の前にきて跪いた。


「えっ!?だれ!?」


















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