異世界では人並みに幸せになれますように

bokutinkei

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私がお昼寝から目を覚ますとラルクも一緒に目を覚ました。


夜もそうだったけど、今もラルクの温もりで良く寝れた、
誰かと一緒に寝るのは凄く心地が良くて良く眠れるような気がする。


「ラルクおはよう」


(良く眠れたか?)


「うんラルクといっしょだったからいっぱいねちゃった、もうよる?」


(もう直ぐ夜になるな、さっき朝にいた女が覗きに来ていたが、、、)


カチャッ
「失礼します、、、お嬢様お目覚めですね良くお眠りになっていたみたいで、
 もう直ぐお夕飯のお時間になります、皆様お夕飯はご一緒に召し上がられると仰っておりましたよ」


「ほんとうに!?」


「はい、食堂に参りましょう」


「うん!」


あっラルクも一緒で大丈夫かなぁ?


「メリ~、ラ、この子もいっしょにいいかな?」


「そうですね、大人しくしていれば大丈夫と思います、
 それにお嬢様から仔犬の事を皆様にご説明された方が宜しいと思います」


「わかった、わたしからおはなしする」


ラルクを連れてトコトコと少し緊張しながら食堂に着くと、
あれっ!?


「やあリア、久しぶりだな」


えっ?何でカイルが居るんだろう?その前にご挨拶だ。


「カイルおうじちゃま、おひさしぶりでございます」
ペコッと頭を下げた自分のその足元にラルクが見えた、、、あっ!


「頭を上げろ、リアの顔が見えない」


私はラルクを気にしながら顔を上げた。


するとカイルは私の直ぐ目の前に立っていてじーと見られてひょいっと抱っこされた。


「うわぁ!」


「まだ少し痩せ過ぎだな」


「ちょっ!カイルいきなりはこわいよ、もうだいじょうぶげんきだよ」


「ん?悪い悪い少し舞い上がってしまったこれ位許せ、
 こっちは心配したんだぞ暫く寝込んでいたみたいじゃないか元気そうだが直ぐ無理をするからなリアは、
 本当にもう大丈夫なのか?」


「うんげんきだよ、きょうだっていっぱいあそんでたもんラ、、、そのこと!」
危ないラルクって言っちゃいそうだった。


「んっ?リアその仔犬の事か?ラ、、、ん!?」


「そうだよ!ラ、、、ライくん!そうライくんだよ!ねっライくん」


「ワンッ」


「そうか」


カイルは何か考えながらラルク改めライ君を見ている、、、バレた?


「そっそれよりも!カイルはきょうはどうしたの?いきなりいておどろいちゃった」


「ああ、今日は大公殿と王宮で用事を済まして居たんだが、リアが元気になったと言う事を聞いて、
 リアの顔が見たくなったから、連れて来てもらったんだ、なっ大公殿」


「はい、殿下にお越しいただかなくても宜しかったのですが、
 ご命令でしたら従わなくてはいけないですからね!久しぶりの家族団欒でしたのに、
 直ぐにお帰りになって頂いて良いんですよ」


めちゃんこ刺が有るんですねお父様、顔がピクピクしていますよ。


「ははは、そう怒るなよ俺だって家族になるかも知れないだろ?」


「それはご遠慮させて頂きたいですね、それと良い加減アムルリアを離して頂けないでしょうか!?
 アムルリア此方においで」


「うん!カイルおろして」


「まぁー良いか」


カイルは素直に降ろしてくれた。


少しピリピリした空気が有るけど大丈夫かなぁ?と思っていると、
お母様とお兄様が食堂に来てお母様が空気を変えてくれた。


流石お母様!尊敬の眼差しでお母様を見ているとお母様はパチッと私にウインクしてきた。


うん!私のお母様素敵です!大好き!
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