異世界では人並みに幸せになれますように

bokutinkei

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泊まっている宿でも流石良い部屋朝日が部屋の中に入り暖かい。


朝だよね夢を見たけど何の夢だったか、、、2人のお父様お母様が出てきて、、、ブルッと身体が震えた。


ワンッ
(アムル起きたか?おはよう)
仔犬のラルクが私の身体に身体を擦り付けペロッと頬を舐めてきた。


「ラルクおはよう」
ギュッと仔犬のラルクに抱きついた、暖かいフワフワモコモコ可愛い、
それだけで今の私は幸せだ。


ラルクに抱きついて幸せを堪能しているとトントンとドアを叩く音が鳴りアリアが入って来た。


「おはようございますアムルリア様、ライ様」


「おはようアリア」


ワンッ
(ああ)


「良く眠れましたか?私はお屋敷に枕を忘れて来てしまい中々寝付けずに苦労しましたよ、
 やっぱり枕って大切ですよねぇーお部屋は文句無しなんですけどー」


うんアリアは朝から元気です、このままではずっとお喋りしてそうなので、、、


「アリア!わたしおきがえするよ」


「あっはい、えっと今日は此方のお洋服にしましょうアムルリア様は何を着てもお似合いですけど、
 馬車の旅は初めてですからね、少しゆったりとしたお洋服が良いと思うのです、
 なのでー」


アリアが用意してくれたのはゆったり淡いピンク色のワンピース。
おっ又お喋りが始まってしまう!


「うん!ありがとうひとりでおきがえできるからアリアはほかのことしていいよ」


「あっはいっ、ではお食事をご用意して来ますね、失礼いたします」


アリアには悪いけどずっとお喋りを聴いていたら時間が無くなっちゃうからね、
私はベットから飛び降りお着替えを始めた、1人でも出来る事はしないとね。


(アムルあ奴は何時もああなのか?朝から無駄に元気だな)
ラルクは身体をブルブルと振って後足で耳の後ろをカシカシとかいていた。


「やつってアリアだよ、う~んだいたいそうかなぁ~げんきだよね、
 すこしおしゃべりがスキすぎるけど、あかるくなるよね、ふふっ」


ワンッ
(まぁアムルが良いなら良いが)


「うん、よしおきがえかんりょうごはんたべにいこ~あっ!ダメなんだった、
 またおへやかなぁ~」


折角この旅では家族以外の人達と仲良くお食事を出来ると思ったけど、
皆に迷惑かけちゃ駄目だもんね仕方無いよね。


ワンッ
(如何した?食べに行かんのか?)


「うん、いきたいけど、、、あのねわたしとラルクのみためはめずらしいんだってだから、
 みんなといっしょはダメなんだよねヘヘッ」


ワンッ
(そんな事かでは変えれば良いだけだろ?)


「えっ!」


ワンッ
(任せろ)


そう言うとラルクは光の粒を私とラルクの身体を包む用に発生させた。


眩しい!
ラルクがいきなり光の粒を出したので眩しくて目を瞑ってしまった。


ワンッ
(もう大丈夫だぞ鏡を見て観ろ)


私はそっと目を開けて目の前の鏡を見て驚いた!
其処には金髪の茶色目の私が映っていた。


「えっ!ままちゃまとおんなじいろ!すごい!すごい!ラルクすごい!」
私は嬉しくてピョンピョンと飛び跳ねてしまった。


そしてラルクを観るとラルクも銀毛金目では無く金毛茶目になっていた。


金毛って余計目立つのでは?と思ったけどそんなに派手な金毛では無いので大丈夫見たいだ。


「ラルクもかわったね!すごいよラルク!これだったらどうどうとみんなといれるね!
 どうやったの?ひかりのつぶにつつまれたのはわかってるけど?」


ワンッ
(その光の粒を髪と目にまとわせて光の角度を変えてやれば色など容易く変えられる、
もっと早くに気付いてやれば良かったな)


「う~うん、ありがとうラルク」
私はラルクにギュッと抱きついた、ラルクも尻尾をブンブンと振って私をペロッと舐めた。


ワンッ
(では行こうか)


「うん!みんなをびっくりさせちゃおう!いこ~ラルク!」


私はラルクと一緒に食堂に向かった。


髪の色と目の色が珍しいだけでは無くアムルリアの美少女の見た目もあって、
皆アムルリアを隠していたのをアムルリア本人は知らなかった。

 
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