異世界では人並みに幸せになれますように

113

今私とラルクは神殿に居ます、、、。


(ねぇ～ラルク～ここの神殿おかしくない？)


(、、、うむ)


私とラルクは見つからない用に頭の中で会話をしているんだけどラルクの返事が上の空になっている、
何か考えているみたいなのでラルクが考えている間私は良く神殿を見る事にした。


今私達が居る神殿は暗い、、、
バルワーク国の神殿はあんなにキラキラ綺麗なクリスタル神殿だったのに、
ここのフラディー国の神殿のクリスタルはどんよりと濁った色のクリスタルになっている、
所々のクリスタルは黒ずんで崩れ掛けていた。


私はバルワーク国の神殿しか知らないけど明らかにここの神殿は何か変だと思う空気も何となくどんよりの用な、、、。


神殿の事は今ラルクが考えているので私には何も出来無いから私はジルの家族の事を考える事にした。


先ずは探さなきゃ！


(ラルク、、、ラルク、、、大丈夫？少し急がなきゃジルの家族を探すよ、、、ラルク？)


(、、、うっ！あっああー、、、そうだな先ずは探すか)


(うん、、、ごめんね考えている時に、ラルクはジルの家族の気配は分かるの？)


(あの坊主の血縁だな、、、先ずは地下の方で気配を感じるな後は、、、動いて居るのも居るな)


(凄いねラルク！有り難うでも何で地下？、、、行ってみれば分かるか！動いて居る方はどの辺？近いの？)


(この先の奥の方だな)


私は近い方から行ってみようと思った、動いて居るならそのまま会えるかもしれないしね。


(行ってみようラルク)


(ああ)


私とラルクは先ずは動いて居る方へ向かった、、、警戒しながら歩いて居るけど、、、誰にも合わない。


ラルクは元の大きさだと前に私が怪しまれて牢に入れられた事が有ったので、
注意の為に今は仔犬サイズでいてくれて居る。


私は神殿で働いて居るのは私の用な銀髪が多いみたいなので目立たない用に元の姿になっているけど、
合ったら合ったで困るのだけど、、、本当に誰も居ない。


ラルクが人の気配は直ぐに分かるみたいなのでこの宮殿に人が居るのは知って居るけど、
こんなに合わない物なのだろうか？


(、、、ラルク人居ないね、こっちで合ってる？)

私はトコトコと前を可愛いく歩くラルクに聞いて見る。


ラルクは私がきちんと付いてきている事を確認しながら後ろを振り向き


(合ってるぞ、こっちだ)


と言ってきた、するとラルクがぴたっと角の所で止まる、そして静かに壁に隠れながら先を覗いた。


私も壁に隠れながらラルクと一緒に先を覗いて見た時ガシャン！
と音と共に小さな女の子が床を転げる所を見てしまった。