異世界召喚に巻き込まれました

ブラックベリィ

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047★異世界の食事は、海外並み?

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 メインのステーキは、一切れジーク君にもらって食べました。
 お肉は硬めで、これも味が濃いめでした。
 所詮、肉体労働ガテン系の騎士様の食事なんだからって、諦めました。

 口直しに、バターを着けたフランスパンもどきの一切れを、ハルト君にもらいました。
 やっぱり、見た目通りに、とぉ~っても硬かった………。

 アルス君には、ドレッシングが掛かったサラダを、小さめな皿に取り分けてもらいました。
 そのサラダは、味が濃い(かなり野性味のある味)感じがしました。
 水耕栽培の洗練された、心地良い味とは違っていました。

 できれば、うっすらと農薬(ガードされることで、虫に喰われるという植物のストレスが減り、綺麗なお野菜が出来るんです。by.作者)を使って、野菜がケンカ上等(植物は自分食べる害虫対策に、不味い味に変化するんですよ。マジです。by.作者)のエグミを含まない、優しいお野菜が食べたい。

 勿論、ドレッシングが、余りかかっていない部分ですよ。
 だって、そのドレッシング自体がドロリッとしていて、味がとても濃そうだったので………。

 デザート?のカットフルーツは、一皿まるごとダリューン君に渡されました。
 そのついでに、数種類のチーズ、くるみやアーモンド、ヘーゼルナッツやカシューナッツの皿から、ひとまわり小さな皿に、それらを入れなおしてくれました。
 意外と細やかなダリューン君に、ゴルフで培った繊細さを感じました。
 流石、ゴルフの帝王様です。

 「アリア、あんまり食べられないなら、果物とチーズとナッツを食べなよ」

 「ありがとう」

 私は、ダリューン君にお礼を言って、塩っぱくないチーズと塩のきいたチーズ、ナッツに果物を楽しみましだ。
 ナッツやチーズ、果物をゆっくり食べて、ハルト君達の食事時間と合わせた私でした。

 ナッツを丁寧に噛むと時間がかるし、カットフルーツをハルト君やジーク君やアルス君から足してもらいましたので、ハルト君達の食事を待つ必要が無くて良かったなぁ~なんて思いました。

 ただ、カットフルーツの食べすぎはデブのモトなので、今度からは、一皿で良いって言おうと思った、断れない日本人な私でした。

 腹八分って何? それって美味しいの? ってぐらい、果物でお腹いっぱいになってしまいました。
 ナッツもチーズもカロリーが心配になり、荷物の中の食品を食べようかな? なんて思った私です。

 こうして、夕食を終えた私達は、宿舎に戻りました。
 階段はちょっと辛かったけど、早くお風呂に入りたくてがんばりました。

 ちらっと見るとハルト君達は、全然元気だった。
 それを、ちょっぴり憎いと思った私でした。
 少し、ダイエットじゃなくて、筋トレしようかな……いや、本気でそう思うわ。

 ハルト君達の提案『アリアは体力が無いんだから、階段は、運んであげるよ。無理しなくて良いんだよ』を受ければ良かったって、ちょっと思ったけど、夕食を食べ過ぎていたんだからと、頑張りました。
 明日からの修行で、もっと体力をつけようと思った瞬間でした。

 5階に着くと、魔力を込めて、扉の鍵を開けます。
 なんか、アメリカの機械との融合で進化を目指す、トランスヒューマニストっぽいと思いましたね。

 (※あるテレビ番組の特集で、手の中にデバイスを埋め込んで、ドアの鍵を開けたり
  TVやPCや家電などを操作したりしているシーンを放送してました。 by.作者)

 究極の科学って、ある意味で魔法と一緒なのね、なんて思っちゃった。
 開いた扉から、私達はそれぞれの浴室に向かう。

 食堂に行く前に、着替えも浴室の隣りの脱衣所に用意しておいたから………。
 パパッと洋服を脱いで、私は軽く髪を結んで頭にのせ、それをタオルで巻いた。
 疲れているから、今日、髪を洗うコトを諦めたの。
 それより、浴槽で手足を伸ばしてゆっくりしたいって……思ったから。

 お気に入りのシャンプー・リンス・コンデショナー・ボディーソープ、それに入浴剤を丁度良く、今日のセールで買っていたから、当分はあっちと同じ生活が出来るなぁ~なんて思いながら、身体をざっと洗う。

 そして、待望の浴槽に浸かり、はぁ~生きかえるぅ~と言って手足を伸ばしたところで記憶が終わってしまいました。









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