異世界召喚に巻き込まれました

ブラックベリィ

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058★4人と結婚を承諾するか、強姦されるかを迫られました2

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 頷いた私に、ハルト君は、黒い微笑みを浮かべて言う。

 「だから、身体の大きさに気が付かなかったんだ」

 お腹が空いていたから、周りを見てい無い私って……危機管理能力が無いわ。
 大柄な男しかいない世界なんて………怖い…怖すぎる。
 もし、DV男にあたったら、あの世にまっしぐらってなちゃいそう。
 暗い未来を想像して、私は固まってしまう。

 「………」

 「で、アリアは、そんな大柄な男達に、抱きつぶされたい?」

 なんでダリューン君は、そうSなコト(私の嫌がるコト)を言うんですか?
 エッチな意味だけじゃなく……私ならリアルに潰されそうです。
 抱き締められて…キュッって逝ってしまいそう………。
 そんな大柄の人と結婚なんて、危なくて出来ないって思った私は、はっきり否定する。

 「絶対にイヤ」

 私の断固拒否するという発言に、ハルト君がまた黒く笑って言う。

 「だったら、俺達と結婚しよう。俺達なら、このまま身長が伸びても190cm前後にしかならないからさ」

 そうですね、ハルト君達は、ハーフとはいえ日本人なんだから、そんなに大きくならないなぁ~と思いました。
 ハルト君達が、夫なら、私の小さな身体でも、エッチが辛くないって思った。
 そこで、私は、あの美少女達を思い出してはっとする。
 私が、4人を独り占めして祟られるコトが、あったらイヤだと思って、聞いてしまう。

 「彼女達は?」

 私の問いかけに、アルス君がさらりと酷いコトを言う。

 「アリアは優しいな……そんなの気にしなくて良いのに……」

 「彼女達は、高位貴族や中位貴族達と婚姻するように仕向けられているんだよ」

 「えっ?」

 「この国に、王女は生まれていないし、王族の血統の王女は、生まれても幼少期に死んでいて育っていないんだってさ」

 「だから、僕達、勇者の花嫁は、この国には存在してい無いんだ」

 「………」

 「そう、オレ達の花嫁になれる魔力量を持っているのは、アリアだけなんだ。これから先、生まれる可能性も低いらしいから………」

 「だから、アリアは、オレ達と一緒のフロアに滞在させられているんだよ。ようするに
オレ達とアリアが寝ても、誰も何も言わないってコトさ」

 「えっとぉ~……」

 「男が、イラッとしたとき宥めてくれるのは、女性だろ?」

 「幸い聖女は、4人も召喚された。魔力量の少ない、能力の低い聖女を貴族に、魔力量の多い、能力の高い聖女は勇者と王子達にって、分けられたんだよ」

 「えっ…えぇぇ~…勇者に王子ぃ~……うわぁ~ん…わっ…私の人権はぁ?」

 そう呆然として言う私に、ジーク君が言う。

 「あるよ。僕達を選んだでしょう? 彼女達と行動するより、僕達の方が良いって、アリアは、彼女達と離されても一言も文句を言わなかったよね」

 「…ヴっ…」

 「アリアは、女の子達に苛められたり無視されていたから、彼女達を怖がっていたよな。他校生より、クラスメイトの俺達と一緒にいるコトを何度も選んでいたよな」

 「………」

 「アリアは、無意識で俺達を選んでいたんだ。それで、良いだろ? 俺達、2人じゃ交代で守るのも難しいから、アルスとダリューンは必要なんだ。それに、アリアは、俺達のもろ好みなんだ」

 「………」

 「そうそう、アリアはちっちゃくて、華奢で、体力が無い。その上で、要領が悪いから面倒を見て、守ってあげないと、直ぐに儚くなりそうで……たまらないんだ」

 「………」

 「彼女達は、色々な男と遊んでいるけど、アリアは乙女だから、オレ達の色に染められるしな。オレ達はユニコーンぼうらしいんだ。まぁ、アリアが無垢だから、他の男に嫉妬しないですんで嬉しいよ」







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