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075★同郷の彼女達と、水晶越しに情報交換?2
しおりを挟む私が、彼女達の言動に固まっているのを見て、アルス君が溜め息混じりに怒ったような声を出す。
「お前らなぁ~………」
だが、そんなコトで、彼女達の口は止まらなかった、なぜなら………。
「アタシ達は、羞恥心をガンガン削られるような目に会ったのよ」
「そうそう…少しぐらい八つ当たりしても良いじゃないの」
その言動に、硬直していた私はすぐさま現状へと意識を復帰させて、聞き返す。
会話と情報交換は大事です。
「何があったの?」
そしたら、彼女達が………。
「ちょっと、アリアぁ~…聞いてよぉ~……」
「こっちって、男女比率がものすっごく悪いって知ってたぁ~?」
身を乗り出さんばかりの姿で言う彼女達の言葉に、昨日教えられた事実でパニクッた私は、その心情を悟って頷く。
「うん、知ってる。って言うか、みんなから聞かされたから………だから、ハルト君とジーク君とアルス君とダリューン君と、さっさと婚約したよ。証しに、ピアスとイヤーカーフをもらって、私はピアスを上げたの。この世界の安全はタダじゃないって実感したから………」
ついポロッと、ハルト君達4人と婚約したことを、私は彼女達に言ってしまう。
すると、ハルト君にひょいっと持ち上げられて、俗に言うお姫様抱っこされて、ディープキスをがっつりとされてしまう。
その後に、頭に手を当てられて顔をジーク君に向けさせられてディープキスされました。
ええ……アルス君にもダリューン君にも、以下同文です。
恥ずかしくて顔から火が出ました。
私の羞恥心はがっしがっしに削られています。
そう、見知らぬ神官様やセルディ様にも、がん見されてしまいました。
私の意識は、それで飛んでしまいました。
魂だって、天に召されてしまいそうでした………。
そのまま気絶させてくれる程、ハルト君達は優しくありません。
私を起こす為に、あっちこっち触ってくれましたよ(号泣)。
黒いローブの下の騎士服とシャツのボタンを外して、ブラを上にずらして弄ってくれたんでよぉぉぉ~………。
勿論、下は、そのままで、手を入れて、下着の上から気持ちのイイところを撫で回してくれました。
うっうっお嫁に行けない………いや…嫁ぐ予定の相手ですけどね。
恥ずかしい声を上げたら可哀想だからって、ベロチューかましてくれたのがハルト君でした。
小さな親切、余計なお世話を地で行ってくれました。
ローブに手を入れて、胸を弄ってくれたのはジーク君とアルス君で、下着の上から触ってくれたのはやっぱり意地悪なダリューン君でした(溢れる涙が止まらない)。
彼らは、他の人間の視線から、私を守ったって堂々と言ってくれました(怒)。
私は、声を大にして言いたかった、罵りたかった(激怒)。
でも、小心者の私は、心の中で叫ぶ………。
馬鹿野郎…ゴーカンマー…鬼ぃ~悪魔ぁ~………あぅぅ~………。
それでも、セクハラ野郎などと言いたくても言えない………。
だって、本当に怒らせたら、その場で犯されちゃいそうで怖いんですもの………。
身の危険を感じたんです(がくぶる)。
ヤンデレ集団は、人前でもピーなコトを平気でするって、悪役令嬢モノのテンプレですもの………そんなマネされたくないです。
私が起きたときに、彼らは囁くように色々と言ってくれましたが………(怒)。
恥ずかしさで煮えていた私は、その内容のほとんどを覚えていません(記憶抹消、消去も改ざんとも言う)。
だって、下着が濡れていんたですよぉぉぉぉぉ~…乙女に何するのぉぉ………(号泣)。
ほんとぉーに、中に指を入れていなかったの(憤死もの)?
なんて言葉に出して聞けません(涙)。
こんな言葉を聞かれたくありませんから………。
それって、人前でピーって音で隠すようなことをしていたって、自ら認めるコトですもの(号泣)。
でも、ダリューン君なら、アレ弄って、中に指入れて私を弄っていそうで怖いです。
マジで1番怖いのは、切れたジーク君だと思うけど………。
でも、その悪戯(号泣)で、妙にアソコが濡れて熱くなって困りましたよ。
えぇ~本当に………昨夜、私が寝死んだ後に、こいつ等は絶対に悪戯してくれたと確信しましたよ(号泣)。
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