74 / 140
076★同郷の彼女達と、水晶越しに情報交換?3
しおりを挟むだって、快感を感じちゃって、疼いて困りましたもの(涙)。
火照って疼く身体と荒い息と紅く染まった顔に、何をされたか一目瞭然でしたよ(怒)。
そんな私に彼女達は、にこにこ笑ってトドメを刺してくれました。
「あらあら、アリアって初心ねぇ~………」
「やぁ~ねぇ~…ユニコーンの集団に襲われてるんだから、バリッバリッの乙女でしょう? ねっアリア?」
「でもって、こいつ等って、嫉妬心と執着心が凄いから、自分の色に染めたがるのよねぇ~…アリアなんて、まさに理想だもの」
「まだ、本格的に食べられていないのが不思議ね」
「大丈夫よ、アリア、こいつ等、嫉妬心が強いから、人前でしても、他の人間にアリアを見せたりしないから……その点は保障してあげるよ」
「そうそう独占欲の塊だから、人にアリアのイイ顔は見せないわよ」
「わざと声は聞かせたりするでしょうけど。そのぐらいは慣れなきゃね。ねっアリア」
「だって、この世界の男を夫にするのって、躊躇しているんでしょう?」
あまりのことに言葉をなくしていた私ですが、そんな風に同意を求められ、はっとして頷いてしまいました。
なお、私が彼女達との会話にあわあわしている間に、ローブの下の服は綺麗に整えられていました(号泣)。
これは、これで…かなり…恥ずかしいです。
でも、それについては、絶対に何も言う気はありませんよ。
着衣を乱したのは彼らですから………。
責任を取って、なおすのはあたりまえです(怒)。
私のこころは、彼女達に向いているアリアAと、彼らに向いているアリアBに分かれているみたいです(汗)………。
ちょっと不味い状態だとわかっていますが、今は自分を守るためと割り切ります。
「あっ…うん」
状況と内容に思考が追い付いてないのに、次々と彼女達は新しいこちらの常識を機関銃のように投げかけてきます。
「でもね、こっちの男も夫にしたほうが安全よ」
そのセリフは、もしかして勇者を暗殺するってコトですか?
かなり難しいと思います、が出来ないとか不可能だとかは思いませんよ。
でも、そんなコトして、何のメリットがあるんですか?
っていうか、私の考えすぎですよね。
その辺にいくらでもいるチンクシャなんて価値無いでしょう。
だから私は、顔に思いっきり疑問って書いて聞きます。
「どうして?」
エリーさんの答えは完全に、想定外でした。
「聖女って、この世界に多くの女の子をもたらす、女神でもあるんですって」
こっちの世界は、何かの弾みで、男の生まれる確立が上がると言う進化をしています。
遺伝子(精子の内19%以下しか女になる精子がない)にも、がっつりと刻まれている。
でも、私達は、ほんの少し男の数が多くなるという程度で、ほぼ同数男女が生まれるという遺伝子を保有しているんですよね。
どっかのテレビでそういうコトを言ってましたから………。
じゃなくて、そういう遺伝子的な要素を考えると、聖女が12回出産したら子供は、男6人から7人で、女は5人から6人は生まれるはず………ってことになるわね。
そうすると、召喚された私達は、こっちの女性の2倍から3倍は、女の子を産むことになる。
その遺伝子(男女が半々生まれる因子)は、子供や子孫に伝わる。
うん、確かに喉から手が出るほどの魅力だわ。
でも、美少女の彼女達と私では………価値が全然違うと思うの。
私は小心者だし性格美人を目指しているから………。
それはわかっても、言うつもりは無いの。
「えっぇぇぇ~…何それ?」
「あら、言われていないの?」
「うん。聞いてない……ねぇ~ハルト君?」
私に話しを振られたハルト君が頷く。
「うん、確かに、食堂での会話の中には無かった内容だな。詳しく教えてくれないか?」
3
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる