異世界召喚に巻き込まれました

ブラックベリィ

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076★同郷の彼女達と、水晶越しに情報交換?3

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 だって、快感を感じちゃって、疼いて困りましたもの(涙)。
 火照って疼く身体と荒い息と紅く染まった顔に、何をされたか一目瞭然でしたよ(怒)。
 そんな私に彼女達は、にこにこ笑ってトドメを刺してくれました。
 
 「あらあら、アリアって初心ねぇ~………」

 「やぁ~ねぇ~…ユニコーンの集団に襲われてるんだから、バリッバリッの乙女でしょう? ねっアリア?」

 「でもって、こいつ等って、嫉妬心と執着心が凄いから、自分の色に染めたがるのよねぇ~…アリアなんて、まさに理想だもの」

 「まだ、本格的に食べられていないのが不思議ね」

 「大丈夫よ、アリア、こいつ等、嫉妬心が強いから、人前でしても、他の人間にアリアを見せたりしないから……その点は保障してあげるよ」

 「そうそう独占欲の塊だから、人にアリアのイイ顔は見せないわよ」

 「わざと声は聞かせたりするでしょうけど。そのぐらいは慣れなきゃね。ねっアリア」

 「だって、この世界の男を夫にするのって、躊躇しているんでしょう?」

 あまりのことに言葉をなくしていた私ですが、そんな風に同意を求められ、はっとして頷いてしまいました。
 なお、私が彼女達との会話にあわあわしている間に、ローブの下の服は綺麗に整えられていました(号泣)。

 これは、これで…かなり…恥ずかしいです。
 でも、それについては、絶対に何も言う気はありませんよ。
 着衣を乱したのは彼らですから………。
 責任を取って、なおすのはあたりまえです(怒)。

 私のこころは、彼女達に向いているアリアAと、彼らに向いているアリアBに分かれているみたいです(汗)………。
 ちょっと不味い状態だとわかっていますが、今は自分を守るためと割り切ります。

 「あっ…うん」

 状況と内容に思考が追い付いてないのに、次々と彼女達は新しいこちらの常識を機関銃のように投げかけてきます。

 「でもね、こっちの男も夫にしたほうが安全よ」

 そのセリフは、もしかして勇者を暗殺するってコトですか?
 かなり難しいと思います、が出来ないとか不可能だとかは思いませんよ。
 でも、そんなコトして、何のメリットがあるんですか?

 っていうか、私の考えすぎですよね。
 その辺にいくらでもいるチンクシャなんて価値無いでしょう。
 だから私は、顔に思いっきり疑問って書いて聞きます。

 「どうして?」

 エリーさんの答えは完全に、想定外でした。
 
 「聖女って、この世界に多くの女の子をもたらす、女神でもあるんですって」

 こっちの世界は、何かの弾みで、男の生まれる確立が上がると言う進化をしています。
 遺伝子(精子の内19%以下しか女になる精子がない)にも、がっつりと刻まれている。
 でも、私達は、ほんの少し男の数が多くなるという程度で、ほぼ同数男女が生まれるという遺伝子を保有しているんですよね。
 どっかのテレビでそういうコトを言ってましたから………。

 じゃなくて、そういう遺伝子的な要素を考えると、聖女が12回出産したら子供は、男6人から7人で、女は5人から6人は生まれるはず………ってことになるわね。
 そうすると、召喚された私達は、こっちの女性の2倍から3倍は、女の子を産むことになる。

 その遺伝子(男女が半々生まれる因子)は、子供や子孫に伝わる。
 うん、確かに喉から手が出るほどの魅力だわ。
 でも、美少女の彼女達と私では………価値が全然違うと思うの。
 私は小心者だし性格美人を目指しているから………。
 それはわかっても、言うつもりは無いの。

 「えっぇぇぇ~…何それ?」

 「あら、言われていないの?」

 「うん。聞いてない……ねぇ~ハルト君?」

 私に話しを振られたハルト君が頷く。

 「うん、確かに、食堂での会話の中には無かった内容だな。詳しく教えてくれないか?」








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