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107★コピー魔法って何処まで有効なのかしら?
しおりを挟む「アリア、このお酒は
酒ツボに入れて差し出す
ってことにすると良いよ
入れ替えるなら、味の
確認が出来るし、酒ビンは
他の事に使えるからね」
「そうね。入れ替えお願いします」
ハルト君達は、空いている酒ツボを6個用意してくれた。
それに、封を開けた日本酒(一升=1.8㍑)を注いでいく。
辺りには日本酒独特の匂いが漂う。
酒ビンに少しお酒を残して、ツボに封をする。
残しておいたお酒を全員で、味見してみる。
もちろん、お皿に少量づつ入れてです。
舐めてみて、確かに日本酒だって実感しました。
これは、割と甘めで香りはフルーティで女性向けのお酒です。
この銘柄ってお母さん用のお酒だったわ。
これだけじゃなくて、お父さん用の辛口をコピーしましょう。
女神様達には、女性用の日本酒を………。
男神様と神官様には、辛口の日本酒を………。
神殿には、両方のお酒を捧げましよう。
そう想った私は、日本酒(一升=1.8㍑)をもう1本取り出した。
それを見たハルト君達は首を傾げる。
「アリア、予定の本数は
コピーしたよな?」
「どうせだから、男性用の辛口の
日本酒もコピーしようと思ったの」
「ああ、男性用と女性用にってコト?」
「そうよ。それに、酒ツボに入っている
こっちのお酒を、私達の酒ビンに
入れ替えるほうが、使い勝手が
良くなると想うのよ」
料理をする時に、いちいちツボの覆いを取って、お玉ですくって入れるより、酒瓶の蓋を開ける方が楽だし、そのまま入れることも出来るからである。
その辺りの利便性(中身の減り具合が一目でわかる、持ちやすいなど)を考えてツボから酒瓶に入れ替える手間を良しとした。
コピー魔法で作ったお酒は、お世話になった人に上げたり、色々な人達と一緒に飲む為にちんと保存しておく予定です。
だって、これからは
手に入らないモノですからね
ああ……早く、空間魔法と
時間魔法の合体魔法の
インベントリを手入れたいわ
ソレさえ有れば、日本から
持ち込んだモノを全て
保存しておけるもの
制服、ジャージ、下着、靴下、靴
ズック、カバン、リュックサック
教科書、辞典、タブレット、スマホ
勿論、ソーラー充電器等も
コピーして保存しておきたいなぁ
スマホやタブレットに魔法をかけて、会話やメール、動画や写真も撮れるし送れるって出来たら、絶対に便利です。
だって、私は、こっちで結婚して、子供を産んで育てる予定なんだもの。
結婚式の写真や動画、子供の成長記録に、色々と使いたいね。
《連環の輪》の儀式が終わったら色々と魔法を試してみたいわね。
最初やのは、持ってきた食品のコピーかな?
次に、持ってきた食品以外の
モノ達って感じね
それが、終わったら
インベントリかなぁ~?
召喚魔法は、その後にした方が
良いって今なら思うわ
だって、上手くもふもふ系を手入れたら
そっち夢中になってしまいそうだから……
なんて、色々と考えながらも、私は、優先的にしなきゃいけないコトに意識を切り替える。
そんな私に、ハルト君達は、頷いている。
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