異世界召喚に巻き込まれました

ブラックベリィ

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117★とんでもない儀式でした

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 ほんとぉ~にほっとしました。
 ベッドで、全裸で眠っていた私に、爽やかな笑顔でハルト君が口を開きます。
 どうやら、私が気絶した後のことを教えようとしているみたいです。

 「気絶したアリアのソコに
  布を当てて確認したのは
  ヘルムート様だよ

  彼は、4家しかない
  公爵家の人間でアリアの
  夫候補の1人だってさ

  だから、アリアのソコを
  触っても良いってコトで
  送られてきたんだよ」

 「………」

 聞きたくない説明です。
 だから、私は無言で通す予定です。

 もぉ~…ハルト君には
 〔小さな親切大きなお世話〕
 って言葉を知らないのでしょうか?

 はっきり言って、私は
 そんな説明聞きたくないんです

 本当は、聞きたく無いから
 やめてよって言いたいんです

 でも、小心者の私は
 黙って聞くしかありません

 だって、下手に逆らった認定されたら
 再現ドラマのように………
 色々とされてしまいそうですから………

 保身って言葉とスルー能力は
 彼らと生活するうえで
 とぉ~っても大切です

 他に、諦めるとか我慢するとか
 忘れるとかも必要ですね

 死んだ目をしている私に構わずに、ジーク君も説明してくれます。

 「乙女で奥手で、物凄い
  恥ずかしがりやのアリアに
  ヘルムート様ってば

 『家の都合で婚姻する予定だったけど
  本当に可愛い聖女殿を抱きたいから
  是非、夫の1人にして欲しい
  まして、清らかな乙女なのに………』

  なんて言うんだもんなぁ~
  まっ気絶していて正解だったと思うよ

  だって、香油を付けて、アリアの中が
  事前に濡れていないかを
  確認したからなぁ~

  ついでに、アリアの中の動きとか
  具合とか、乙女かも
  確認していたようだったなぁ~

  随分と嬉しそうだしたし……
  アリアの羞恥心からの気絶も
  たまらなかったみたいだったよ…」

 「………」

 あうぅぅぅ~泣きたい
 本当に泣き叫びたい(号泣)

 こっちに召喚されてから、ハルト君達は、こっちの常識に染まりきっていますね(泣)。
 その為に、私の羞恥心がまったくわからないみたいです。
 普段のジーク君は、優しいし思いやりもあるし女子力は高いしで、最高の王子様なのに………。

 エッチなことやエロイことについては、容赦って言葉がありませんよね。
 なんで、せっかく、気絶していたお陰で、どんな儀式をしたか知らないでいたのに、懇切丁寧に教えてくれるんですか?
 いっぱい抗議したいし文句も言いたい(怒)。

 でも、実地でナニをされたか教えてあげるなんて言われたら(汗)。
 下手に彼らを刺激したく無い小心者の私は、黙って耐えるだけ………。
 そんな私に追い討ちをかけるのは、アルス君。












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