異世界召喚に巻き込まれました

ブラックベリィ

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118★そんな報告聞きたくない

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 「それと、一緒に来た神官様達も
  夫とか愛妾候補なんだってさ

  召喚した聖女の大切な場所を
  見ても良いのは
  婚姻する予定の者達
  だけなんだって」

 「………」

 アルス君の衝撃的な説明に呆然としている私です。
 今日、いらした神官様達は、確かに色取り取りの美形でした。
 身長もハルト君達より高いけど、横幅もちょっとあるかな?ぐらいの人達でした。

 食堂で見た大柄な騎士様達と違って………。
 あっちの世界にも居た、普通に大きな体格の人という程度でしたね。
 それって、こっちだと内在する魔力量が多い証なんでしたよね?

 うん、確かに、私の夫候補ですね。
 そう言えば、地位も財産も権力も家柄も良い高位貴族の子弟なのに、魔力量が多くて結婚出来なかった人の成れの果てが、神官様と魔法使い様でした………。

 それって、あぶれていたから、魔力量が釣り合えば誰でも良いって追い詰められた人々では無いでしょうか?
 なんて考えていた私にトドメを刺すのは、やっぱりダリューン君なんですね(号泣)。

 「そうそうアリアってば
  オレ達のキスに気絶していても
  ちゃんと反応していたから

  《契約の女神ソルトアーナ》様に
  認められて、婚約の《連環の輪》が
  手首に付いているよ

  羞恥心で気絶するアリアを
  みんなで頑張って愛撫して
  快感を感じられるように
  開発していて良かったって思うね

  これからも、婚姻の儀式に向けて
  色々と頑張ろうね…ねっ、アリア

  それと、あの布と下着は神殿に
  奉納されたからね

  もう1枚の婚約誓約証書と一緒に
  証拠としてね」

 爽やかな黒い笑顔でナニを言っているんですか(号泣)?
 開発って………気絶している私に………。
 いったい何をしていたんですか(涙)?

 そして、気絶していた私は、どんな反応をしたんでしょうか(涙)?
 こんなロクデナシ達と、私は本当結婚するんですね(号泣)。
 でも、純粋にこっちの人間は、もっと凄い感性と常識のギャップがあるってわかっているから、他に選択肢は無いんです(号泣)。

 私は、彼女達ほどの豊富な経験はありませんから………一気に進めません。
 どうしても、一応の手順を踏んで、私にある程度あわせて、エロイコトを徐々にしてくれる彼らの方が良いんです(涙)。

 それに、夫の順位が高い順に私に対する権利があるようです。
 婚約誓約証書に、書いてありました。
 たぶん、私が嫌がるコトは、ハルト君達が、他の夫達にさせないと思います。

 まして、勇者なので、実力でも排除できますもの。
 そう思って今日の出来事は、記憶の奥底封印します。
 今日の衝撃的な出来事に、なんとか諦めをつけようとている私は黙っていました。

 「………」










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