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召喚されちゃいました
298★思っただけで、できちゃったようです
しおりを挟む私の質問にアラン様は、すっと真剣な表情になりました。
はぁ~………かっこいいアラン様、眼福です(嬉)。
思わずうっとりして、アラン様をじっと見詰めてしまいます(爆)。
そんな私をアラン様も見詰め返してくれたなぁ~………なんて思ったら、口付けされていました。
問題は、どんどん口付けが深くなって濃厚なベロチューになって………。
一瞬、気が遠くなってしまいましたよ。
ここは、何時もの部屋じゃないんです(涙)。
外の人目がたぁ~っぷりとある訓練場なんですよ(号泣)。
思わず涙目で抗議の視線をアラン様に向けましたよ。
それなのに、アラン様は、大人の男の色気全開で、私の耳に囁くんです(号泣)。
「可愛い静香、そんな瞳で私を見ないで下さい
ベッドに連れて行きたくなります
いっそここで………なんて思うほどゾクゾクして堪らなくなります
早く婚儀を終えて蜜月に入りたい」
アラン様ぁ~勘弁して下さいよぉぉぉ~(号泣)。
何度でも、言います、ここは、屋外なんです。
人様が、私達のコトを沢山見ているお外なんですよ。
こんなところで、そんなR18な行為をしようとしないで下さい。
ついでに、話しを誤魔化す気ですね。
だったら、土魔法で、ハイワイバーン達の厩舎と飼育係達の宿舎を作ちゃいますよ。
材料は、ここにある大地の土、それを使って建てます。
土魔法を使って、土をハニカム構造の壁にします。
それに、ハイワイバーン達が、落ち着いて過せる様に、プライベートを守る為の仕切りの壁も用意します。
その仕切りに、可動式で動く様に魔法を掛けておきます。
動力として私の作った《土魔石》を壁に数箇所嵌め込んでおきます。
それを、飼育員さん達が動かせば良いと思います。
日差しが入る様に、窓もしっかりと作りますよ。
壊れたりしないように強化ガラスを使って、それに復元魔法をかけます。
これなら、割れても直ぐに元に戻ります。
ついでに窓は、飼育員さん達が、簡単に開閉できるようにします。
自然な風が入りやすいように、窓は床まで開く作りにします。
壁の強度を考えて、細い長い窓を多く作ります。
壁には、換気扇を作っておきます。
この換気扇は《風の魔石》で動く様に魔法を掛けておきますよ。
アラン様が、居ない時に作ってみたら出来た《魔石》なので、心置きなく使えます。
中で作業する人達も楽に過せる様に、一定温度より上がったら換気扇で暑い空気は強制排除ですよ。
これは、熱中症対策にもなりますしね。
床は、掃除しやすいように、大理石の様につるつるに圧縮して作ります。
ハイワイバーン達が滑らない様に、藁やおがくず、砂とかを敷いてあげればよいと思います。
排水溝に、掃除した水が流れる様に、極僅かな傾きを床に入れておきます。
色々な意味で役に立つと思います。
それと、左右にハイワイバーン達を分けて、中央部分通路にします。
ハイワイバーン達が通るコトを考慮して、中央通路の幅はかなり取って置く予定です。
ついでに、ハイワイバーン達が自由に水を飲める様に、屋根の梁の部分から水が流れ落ちる様にします。
床には、幅は細いけど深さはそれなりにある用水路モドキを用意して、梁から落ちる水を受け止められる様にしておきます。
この魔法も私が作った《水の魔石》で作動する様にしておきます。
そうすれば、ハイワイバーン達は自由に水が飲めるし、飼育員達は掃除する時に自由に水を汲めます。
屋根は、光は通すけど熱は伝えないって特殊な強化ガラスにしちゃいます。
勿論、復元魔法付きです。
それに、空が見える様にして、ハイワイバーン達が、厩舎を狭苦しく感じない様に………。
魔法の名前は、クレイビルドパーフェクトって感じよね。
なんて、真剣にイメージしていたら、私の中から《魔力》が、ごそっと抜けていきました。
応援ありがとうございます!
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