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召喚されちゃいました

333★本音がボロボロ………

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 そんな国々を征服して、余分な面倒を背負う必要は無いと思います。
 異世界となった、祖国のような歩みは止めたいです。

 それよりも、内政をもっと充実してアルファルーラ帝国を発展させる方が国益になると思います。
 半島とか赤い国とか援助しても、援助して貰ってないとかって言って、更に賠償しろとか訳の分からないコトばかり言う国と似たり寄ったりな気がしますから………本当に、よく似てます、悪い意味で。

 会話の成立しない、常識の無い国とは付き合わないほうが良いんです。
 同一経済圏でなければ、巻き込まれてえらい迷惑な状態になるコトも無いでしょうから………。

 WW2の前にあったブラックマンディー(=世界大恐慌)とか、その後のオイルショックとかリーマ○ショックとかグローバルな世界は、ひとつの国の出来事が、世界中を巻き込んで物凄い不況とかになりますからね。

 ついでに、WW1の時代に流行ったスペイン風邪は、世界最初のパンデミックだったしね。

 最近は、色々なインフルエンザが、赤い国から世界に広がって………。

 ほんとぉ~に繋がった世界って、ドミノ倒しに病気も不況もやってきます。

 でも、明治以前はそこまでの被害は無かったんですから、ここは世界を分断しましょう。

 この世界はソコまで経済的に繋がっていないから、不安定な国とのお付き合いは止めておいた方が良いです。

 アレンドラ王国とか、他の国から、難民というか、流民が来ないように国境をがっつりと封鎖しておく必要もありますね。

 もっとも、決まったルートというか道路以外は、通れないでしょうけど。
 ここは、地球と違って魔物がいます。
 魔物と戦う能力がある人間は、基本は貴族以上です。

 貴族の次男次女以下の人間達が、平民と結婚した結果で生まれた子供達の子孫である平民達に貴族としての《魔力》とか身体能力が遺伝しているだけなんですよね。

 それが、魔物と戦える平民達なんです。
 その人達は、絶対に純粋な貴族達よりも能力が低い。

 貴族としての《魔力》や身体能力は、遺伝の他に環境も必要なんですよね。
 教育して訓練してこそその真価を発揮する。

 理不尽だけど、平民にはその機会がほとんど無い。
 だから、魔物と戦える平民は少ない。

 この状況では、アルファルーラ帝国に難民というか流民として辿り着くのも大変です。
 お金と力が無いと、旅自体が出来ませんから………。

 国境を越えるには、正規の道路を通らないと、魔物に襲われる確率が爆上がりしますから………。

 軍行動としてなら、正規の道路を外れたりして敵対国の裏をかいて、戦いに赴くコトは出来ます。
 はっきり言って悪手ですけどね。

 行軍中に、魔物に襲われるリスクが滅茶苦茶高い確率であるので、よほどのコトがなれけばしませんよね。
 平民で戦う能力の無い者達が、そんな無茶できるわけが無い。

 だから、正規の道路を閉じるだけで、ほぼ大丈夫だと思います。
 後は、密漁や密輸用の道路を捜して閉じれば良いですね。

 人でなしなコトを言っている自覚はあるけど、民族的にも寿命的にも魔力的にも違い過ぎるし、常識も違うから受け入れても摩擦があるだけです。

 自分達の要求を通す為に、テロなんかされたら目も当てられませんよ。
 人種問題や差別問題や宗教問題とかってどうにもならないものですから………。

 そんな問題にならない様に、最初っから難民という移民を、受け入れない方が良いんです。
 常識と教育のレベルが違い過ぎると、不協和音が響いて国の中に国ができるという状態になりかねません。

 そんな侵略者と同じ様な者達を受け入れるのは、百害あって一利無しです。
 日本で失敗しているんだから、アルファルーラ帝国では絶対に失敗したくありません。

 日々、テレビやネットで曝露される実体に、イライラするお祖父ちゃんやお祖母ちゃん達から、戦争戦後の洗脳政策による弊害のグチを何度も聞いただけにねぇ………絶対、ああいう人種は入れちゃいけません。

 なんて、色々と考えていたら、アラン様に何度も口付けされました。

 「シオンは、本当に賢いですね

  貴女の提案は全て《魔石》に
  記録してあります

  この提案は、議会にかけます

  確実に、この提案は
  満場一致で受け入れられると思います

  私としても、これ以上
  不快な者達を、我が帝国内に

  おいておきたく無いと
  こころから思っていますから………

  まして、私のシオンを貶めるコトを
  口にするような輩と同席はごめんです」

 アラン様、今まで何度も私の独り言を止めて欲しいと、しつこいぐらい何度もお願いしましたよね(怒)。

 フレデリカさん達やDOQN王女とその一行様にも、私の独り言が聞こえていたみたいですね………くっ恥ずかしい(汗)。

 フレデリカさん達の尊敬の眼差しがとっても痛い(涙)。

 これは、日本が経験したコトで、私が思い付いたコトじゃないから………。
 うっなんかいたたまれないです。

 そして、いまさん何を言っているかわからないと、変な顔をしているDOQN王女と侍女達。

 おや?騎士様達は、理解したようですね。
 真っ青を通り越して、白くなっています。

 でも、今更ですよ。
 DOQN王女を、注意?諌言?をしないで放し飼い状態のやりたい放題にするからこうなるんです。

 こうなる前に、体を張ってでも止めれば良かったでしょうに………。
 あら、蒼白な顔色の騎士様が、DOQN王女の前に出てきましたよ。

 面白そうだから、私は直答を許可します。
 言い訳のひとつも言いたいでしょうからね。

 私なりに、皇女らしく傲岸な表情を作って言います。

 「そこの騎士、直答を許します
  所属と身分と名前を言いなさい

  その上で、言いたいコトを吐き出しなさい
  この状況下で発言しようとする勇気に免じて………」
 
 いやなんか乙女ゲームのワンコ騎士って、イメージがしたんです。
 ここは、ちょっと楽しんでも良いでしょう。

 ってコトで、アラン様を見詰めます。
 すると、ひとつ溜め息を吐き出して、アラン様が口を開きました。

 「シオンは、好奇心旺盛ですね

  まともな会話が出来るかわかりませんよ
  それでも良いなら、私も直答を許可します」

 やった、これで、アレンドラ王国の人間に常識があるか、真っ当な教育がされているかがわかります。

 DOQN王女の出来が悪いのかもね………くすくす………私だって怒っているんです。
 さぁ~どんな言い訳をするんでしょうか?








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