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第二部 宰相閣下の謹慎事情
331 陛下は氷柱の代償をお求めです
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
結局、ドロテア王女はドナート王子と行動を共にするだけの気力が残っていなかったのか、護衛騎士達に両腕を取られる様にしながら、何処かに連れられて行った。
貴族牢で、替え玉とは言え狙われた以上は、王宮医務室辺りに場所を変えての軟禁が妥当なところかも知れない。
先に「月神の間」を後にした人々は「閣議の間」にいるとの話で、私はエドヴァルドのエスコートを受けながら移動した。
「すまない、レイナ。貴女も食事をとり損ねてしまったな」
王宮護衛騎士であるトーカレヴァ・サタノフの威嚇を受けつつ、私とエドヴァルドの前をドナート第二王子が無言で歩いている。
私に話しかけるエドヴァルドも、前を歩く王子の事は意識的に視界から外している感じだった。
「正直、食堂とかじゃない、公式な王宮の料理と言うのを味わってみたかったので、ちょっと残念でした」
多分、自分達の所為だと裏で言われていると思ったんだろう。
ドナート第二王子の肩が、一瞬だけ震えていた。
え、他意?
他意は……ちょっとはあるかな。
と言っても、憤りのほとんどはキリアン第一王子の方に向いているかも知れない。ただそれでも、ないとは言い切れないし。
私の声でそれが分かったのか、エドヴァルドはやや苦笑ぎみだった。
「ああ…確かギーレンのエドベリ王子歓迎式典の時は、夜会前の軽食しか口に出来ていなかったんだったな」
「その、公爵邸でいただく食事には、全然不満はないんですよ?ただ、食べ比べてみたかったって言うだけなんで……」
「まあ、今回も急な設定ではあったから、公式かと言われると少し違う気もするんだが……」
「え、そうなんですか?」
「何ヶ月も前から先触れと打ち合わせとが重ねられた、公式日程の晩餐会こそが所謂『公式な』食事と言えるだろうな。今回はあまりに急な決定だった為に、随分と簡略化されている」
恐らくバリエンダールの国王なり王太子なりと、今回の顛末を話し合う際も、差し迫った日時での設定になるだろうから、同じ様に簡略化された夕食会になるだろう、とエドヴァルドは言った。
「もしかすると、貴女にも事情説明の補足の為に、共に参加して貰わないとならないかも知れないが……現時点では何とも言えないな。いずれにせよ、また味わえる機会はあると思うが」
「あー……じゃあ、その時を楽しみに、って事ですね」
「と言うか、近いうちに〝アンブローシュ〟へ行けば、その片鱗は垣間見れる筈だ。あのレストランは、そのくらい格式が高い」
え…と私が思わず声を洩らしていたのは、そこまでの格式なの⁉と思うと同時に、そんな所に押しかけて行ったのか、ヘンリ・リリアート伯爵令息!と唖然となったのと、両方の意味合いがあったからかも知れない。
「出来れば〝アンブローシュ〟に行く時には、憂いを全て取り払っておきたい――と思っているのだが…な」
突発的な騒動が多すぎる、とエドヴァルド自身も苦虫を嚙み潰していた。
そのうち「閣議の間」の入口扉が視界に入るようになり、エドヴァルドと私とドナート第二王子と三人が、横並びでその前に立つ形になった。
失礼いたします!との護衛騎士の大きな声に合わせるように扉は開かれ、中では既に、先客の面々が何やら話し合った後――と言う空気を醸し出していた。
「来たか、宰相」
「……っ」
隣にいたエドヴァルドが、微かに息を呑んでいるのがエスコートの腕越しに伝わって来た。
…あ、うん。何となくその気持ちは理解出来たかも知れない。
サイコパスな陛下サマが、お花畑脳のお嬢様からすると、きっと極上で、内面を知る者からすると、この上なく裏がありそうな笑みを、口元に浮かべていたからだ。
そして、レイフ殿下やフォルシアン公爵、コンティオラ公爵なんかは、やや青い顔で視線を明後日の方向に逸らしていた。
……シャルリーヌもだ。
そして陛下と似た笑みを、アンディション侯爵閣下だけが垣間見せている。
これは明らかに、エドヴァルドがいない間に「何か」が決まっていたと見て良い。
そしてエドヴァルドも、そこに気が付いたに違いない。
自分が、その為に一時遠ざけられていたのだと。
「お前が来るまで、皆、手持ち無沙汰になると思ったからな。先に国内の話をまとめておいたぞ」
さも、大した話じゃないとでも言う様に、フィルバートがヒラヒラと片手を振っている。
「それは大変ありがたい事です」
うっかり舌打ちをしかけて、慌てて止めた態度を、むしろ隠しもせず、エドヴァルドが先に中へと入って、シャルリーヌの側の椅子に座らせてくれた。
エドヴァルドは、前回もそうだった様に、五公爵家が集うテーブルの方へと歩を進めて、腰を下ろした。
ちなみに王子は、色々とやらかしている側の人間だからか、扉付近で護衛騎士たちに挟まれる形で、立たされたままだった。
「先にクヴィスト家の『交代』の話を再確認していた。お前がいなくとも、既定路線だった話だし、問題無かろう」
「…ええ、まあ」
「サレステーデの刺客か何かは知らんが、あの『月神の間』で暴れてくれたおかげで、あの場で殺されたとの対外理由に説得力が増した。どこぞの宰相が怒りのあまり氷柱で王家の宝物庫にあってもおかしくはない、希少なテーブルを叩き壊した事も、五公爵の一人が亡くなったとあっては信憑性も増すだろう」
王宮勤めの人間からすれば、クヴィスト公爵の死でエドヴァルドが憤る事自体、有り得ない事と知ってはいても、建前の為に、多分、皆が口を噤む。
既にこの場の公爵家代表達が、青い顔で視線を逸らしているところからも、それは明らかだった。
って言うかやっぱりあのテーブル、公安長官の言った通りの、超高額商品だった!
「テーブルと料理の費用も、ついでにあちらの有責事項としてお加え願います」
しれっと口にするエドヴァルドに、フィルバートが「お前が断言するな」と、思いきり顔を顰めているけど。
「確かに元よりそのつもりだし、他に不都合が生じても、こちらは全て知らぬ存ぜぬでバリエンダールには通すつもりではあるがな」
「……っ」
まるで容赦のないフィルバートに、ドナート王子は無言のまま顔色を悪くしているけれど、この場で救いの手など入る筈もなく、立ち尽くす事しか出来ない様だった。
「それでまあ、明日の朝にでも、バリエンダール宛に正式な謁見申請と、とある元王族を使者として立てたい旨、緊急の連絡として出すつもりではいるんだが」
「陛下、その話は……」
イデオン公爵邸での昼食会で、さりげなく伝えてはいたものの、テオドル・アンディション侯爵の大公位復帰に関しては、まだ公にする段階ではなかった筈だ。
エドヴァルドがそれを仄めかそうとしていたところを、フィルバート自身がそれを押し留めた。
「お前が来る前に、もう公にしても良いだろうと言う話になった。本人も含めて、皆了承している」
「そ…うですか」
「だが、大公位復帰とバリエンダールへの使者となるにあたって、要望があると言われてな」
「!」
そう言って、意味深な笑みを閃かせた国王陛下に、エドヴァルドの顔色が変わった。
「――有り得ない」
「そうか?バリエンダール語にも不自由はしていないと聞くし、彼の国の情勢にも詳しいそうじゃないか。書記官としてなら今の身分でも問題なかろうよ」
「言葉はそうかも知れないが、文字まではまだ――」
「ギーレンとバリエンダールは履修済み、次はベルィフとサレステーデに取りかかる予定だったと、ボードリエ伯爵と令嬢からは聞いているが?」
…ここまで聞けば、さすがの私にも何の話か察しはついた。
チラリと隣を見れば、シャルリーヌが私に向かって両手を合わせて拝み倒している状態だった。
『ゴメン!ホンっと、ゴメン!サイコパス陛下サマの〝圧〟になんて逆らえるワケないし‼』
ボソボソと喋っているのが日本語であっても、この状況下では等しく全員に内容の想像はついたような気がした。
「何、今回は手紙を王家に届けて、アンジェス訪問の約束を取り付けて来て貰うだけだ。謁見で手紙を預けて、食事会と次の日に茶会の幾つかにでも出て、最終日に返事を貰って終了、たかが2泊3日の事だ」
「なら、外交担当から人を出せば済むのでは?」
射抜く様な、鋭すぎる視線を堂々と国王にぶつけるエドヴァルドにも、フィルバートはまるで怯まなかった。
「――諦めろ、宰相。おまえはその間、管理部に放り込んでやるから、魔力制御の術を覚えて、専用の魔道具を作れ。無論、誰も三日で術がモノに出来るとは思っていないから、管理部にそれを補助する魔道具を作らせる。急場しのぎだが、そのくらいなら可能だと管理部も言っているからな」
「なっ……」
「どうせ謹慎期間中なんだから、問題なかろうよ。この先、各国の要人が来るたびに氷柱を落とされてたまるか。自業自得だ」
絶句するエドヴァルドを横目に、国王陛下が非っ常に胡散臭い、もとい清々しい笑みをこちらへと向けて下さった。
「そんな訳で姉君、バリエンダール王家から、使者が訪ねて良いとの許可と日時の指定が来たところで、テオドル大公殿下に同行して貰う事になった。――言っておくが、これは国王命令だから、そのつもりでな」
………マジですか。
結局、ドロテア王女はドナート王子と行動を共にするだけの気力が残っていなかったのか、護衛騎士達に両腕を取られる様にしながら、何処かに連れられて行った。
貴族牢で、替え玉とは言え狙われた以上は、王宮医務室辺りに場所を変えての軟禁が妥当なところかも知れない。
先に「月神の間」を後にした人々は「閣議の間」にいるとの話で、私はエドヴァルドのエスコートを受けながら移動した。
「すまない、レイナ。貴女も食事をとり損ねてしまったな」
王宮護衛騎士であるトーカレヴァ・サタノフの威嚇を受けつつ、私とエドヴァルドの前をドナート第二王子が無言で歩いている。
私に話しかけるエドヴァルドも、前を歩く王子の事は意識的に視界から外している感じだった。
「正直、食堂とかじゃない、公式な王宮の料理と言うのを味わってみたかったので、ちょっと残念でした」
多分、自分達の所為だと裏で言われていると思ったんだろう。
ドナート第二王子の肩が、一瞬だけ震えていた。
え、他意?
他意は……ちょっとはあるかな。
と言っても、憤りのほとんどはキリアン第一王子の方に向いているかも知れない。ただそれでも、ないとは言い切れないし。
私の声でそれが分かったのか、エドヴァルドはやや苦笑ぎみだった。
「ああ…確かギーレンのエドベリ王子歓迎式典の時は、夜会前の軽食しか口に出来ていなかったんだったな」
「その、公爵邸でいただく食事には、全然不満はないんですよ?ただ、食べ比べてみたかったって言うだけなんで……」
「まあ、今回も急な設定ではあったから、公式かと言われると少し違う気もするんだが……」
「え、そうなんですか?」
「何ヶ月も前から先触れと打ち合わせとが重ねられた、公式日程の晩餐会こそが所謂『公式な』食事と言えるだろうな。今回はあまりに急な決定だった為に、随分と簡略化されている」
恐らくバリエンダールの国王なり王太子なりと、今回の顛末を話し合う際も、差し迫った日時での設定になるだろうから、同じ様に簡略化された夕食会になるだろう、とエドヴァルドは言った。
「もしかすると、貴女にも事情説明の補足の為に、共に参加して貰わないとならないかも知れないが……現時点では何とも言えないな。いずれにせよ、また味わえる機会はあると思うが」
「あー……じゃあ、その時を楽しみに、って事ですね」
「と言うか、近いうちに〝アンブローシュ〟へ行けば、その片鱗は垣間見れる筈だ。あのレストランは、そのくらい格式が高い」
え…と私が思わず声を洩らしていたのは、そこまでの格式なの⁉と思うと同時に、そんな所に押しかけて行ったのか、ヘンリ・リリアート伯爵令息!と唖然となったのと、両方の意味合いがあったからかも知れない。
「出来れば〝アンブローシュ〟に行く時には、憂いを全て取り払っておきたい――と思っているのだが…な」
突発的な騒動が多すぎる、とエドヴァルド自身も苦虫を嚙み潰していた。
そのうち「閣議の間」の入口扉が視界に入るようになり、エドヴァルドと私とドナート第二王子と三人が、横並びでその前に立つ形になった。
失礼いたします!との護衛騎士の大きな声に合わせるように扉は開かれ、中では既に、先客の面々が何やら話し合った後――と言う空気を醸し出していた。
「来たか、宰相」
「……っ」
隣にいたエドヴァルドが、微かに息を呑んでいるのがエスコートの腕越しに伝わって来た。
…あ、うん。何となくその気持ちは理解出来たかも知れない。
サイコパスな陛下サマが、お花畑脳のお嬢様からすると、きっと極上で、内面を知る者からすると、この上なく裏がありそうな笑みを、口元に浮かべていたからだ。
そして、レイフ殿下やフォルシアン公爵、コンティオラ公爵なんかは、やや青い顔で視線を明後日の方向に逸らしていた。
……シャルリーヌもだ。
そして陛下と似た笑みを、アンディション侯爵閣下だけが垣間見せている。
これは明らかに、エドヴァルドがいない間に「何か」が決まっていたと見て良い。
そしてエドヴァルドも、そこに気が付いたに違いない。
自分が、その為に一時遠ざけられていたのだと。
「お前が来るまで、皆、手持ち無沙汰になると思ったからな。先に国内の話をまとめておいたぞ」
さも、大した話じゃないとでも言う様に、フィルバートがヒラヒラと片手を振っている。
「それは大変ありがたい事です」
うっかり舌打ちをしかけて、慌てて止めた態度を、むしろ隠しもせず、エドヴァルドが先に中へと入って、シャルリーヌの側の椅子に座らせてくれた。
エドヴァルドは、前回もそうだった様に、五公爵家が集うテーブルの方へと歩を進めて、腰を下ろした。
ちなみに王子は、色々とやらかしている側の人間だからか、扉付近で護衛騎士たちに挟まれる形で、立たされたままだった。
「先にクヴィスト家の『交代』の話を再確認していた。お前がいなくとも、既定路線だった話だし、問題無かろう」
「…ええ、まあ」
「サレステーデの刺客か何かは知らんが、あの『月神の間』で暴れてくれたおかげで、あの場で殺されたとの対外理由に説得力が増した。どこぞの宰相が怒りのあまり氷柱で王家の宝物庫にあってもおかしくはない、希少なテーブルを叩き壊した事も、五公爵の一人が亡くなったとあっては信憑性も増すだろう」
王宮勤めの人間からすれば、クヴィスト公爵の死でエドヴァルドが憤る事自体、有り得ない事と知ってはいても、建前の為に、多分、皆が口を噤む。
既にこの場の公爵家代表達が、青い顔で視線を逸らしているところからも、それは明らかだった。
って言うかやっぱりあのテーブル、公安長官の言った通りの、超高額商品だった!
「テーブルと料理の費用も、ついでにあちらの有責事項としてお加え願います」
しれっと口にするエドヴァルドに、フィルバートが「お前が断言するな」と、思いきり顔を顰めているけど。
「確かに元よりそのつもりだし、他に不都合が生じても、こちらは全て知らぬ存ぜぬでバリエンダールには通すつもりではあるがな」
「……っ」
まるで容赦のないフィルバートに、ドナート王子は無言のまま顔色を悪くしているけれど、この場で救いの手など入る筈もなく、立ち尽くす事しか出来ない様だった。
「それでまあ、明日の朝にでも、バリエンダール宛に正式な謁見申請と、とある元王族を使者として立てたい旨、緊急の連絡として出すつもりではいるんだが」
「陛下、その話は……」
イデオン公爵邸での昼食会で、さりげなく伝えてはいたものの、テオドル・アンディション侯爵の大公位復帰に関しては、まだ公にする段階ではなかった筈だ。
エドヴァルドがそれを仄めかそうとしていたところを、フィルバート自身がそれを押し留めた。
「お前が来る前に、もう公にしても良いだろうと言う話になった。本人も含めて、皆了承している」
「そ…うですか」
「だが、大公位復帰とバリエンダールへの使者となるにあたって、要望があると言われてな」
「!」
そう言って、意味深な笑みを閃かせた国王陛下に、エドヴァルドの顔色が変わった。
「――有り得ない」
「そうか?バリエンダール語にも不自由はしていないと聞くし、彼の国の情勢にも詳しいそうじゃないか。書記官としてなら今の身分でも問題なかろうよ」
「言葉はそうかも知れないが、文字まではまだ――」
「ギーレンとバリエンダールは履修済み、次はベルィフとサレステーデに取りかかる予定だったと、ボードリエ伯爵と令嬢からは聞いているが?」
…ここまで聞けば、さすがの私にも何の話か察しはついた。
チラリと隣を見れば、シャルリーヌが私に向かって両手を合わせて拝み倒している状態だった。
『ゴメン!ホンっと、ゴメン!サイコパス陛下サマの〝圧〟になんて逆らえるワケないし‼』
ボソボソと喋っているのが日本語であっても、この状況下では等しく全員に内容の想像はついたような気がした。
「何、今回は手紙を王家に届けて、アンジェス訪問の約束を取り付けて来て貰うだけだ。謁見で手紙を預けて、食事会と次の日に茶会の幾つかにでも出て、最終日に返事を貰って終了、たかが2泊3日の事だ」
「なら、外交担当から人を出せば済むのでは?」
射抜く様な、鋭すぎる視線を堂々と国王にぶつけるエドヴァルドにも、フィルバートはまるで怯まなかった。
「――諦めろ、宰相。おまえはその間、管理部に放り込んでやるから、魔力制御の術を覚えて、専用の魔道具を作れ。無論、誰も三日で術がモノに出来るとは思っていないから、管理部にそれを補助する魔道具を作らせる。急場しのぎだが、そのくらいなら可能だと管理部も言っているからな」
「なっ……」
「どうせ謹慎期間中なんだから、問題なかろうよ。この先、各国の要人が来るたびに氷柱を落とされてたまるか。自業自得だ」
絶句するエドヴァルドを横目に、国王陛下が非っ常に胡散臭い、もとい清々しい笑みをこちらへと向けて下さった。
「そんな訳で姉君、バリエンダール王家から、使者が訪ねて良いとの許可と日時の指定が来たところで、テオドル大公殿下に同行して貰う事になった。――言っておくが、これは国王命令だから、そのつもりでな」
………マジですか。
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