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第二部 宰相閣下の謹慎事情
469 その鳥は寒波の襲来を告げる(前)
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フェドート元公爵には、表で猛禽類か何かに襲われたらしい小鳥を保護したと申告しておいた。
…ヘ〇ヴィクさん、濡れ衣着せてごめんなさい。
「鳥の餌……」
さすがにフェドート元公爵がちょっと困惑しているので、虫が欲しいとも言えず、小さくて果肉の柔らかい果実があれば…と、お願いしてみた。
「それならば、何かしらあるであろうよ」
そう言って、使用人に片手で合図を送るフェドート元公爵に、私はもう一つ「お願い」を口にした。
「閣下。あと、その……この地域からは〝狐火〟が見えると耳にしたのですが」
「ん?ああ、そうだな。今の時期だと毎日とは言わぬが、天気と気温の条件が揃えば、見る事は可能だ。ちょうど昨日も出ていたな、テオドル?」
フェドート元公爵の視線を受けたテオドル大公も「そうだな」と頷いていた。
「ああ、そうか。アンジェスにいても、バリエンダールの王都にいても、見る事はないからな。ユレルミ族の集落で聞いたか?まあ、一人で見ても言い伝え通りにはならぬかも知れんが、それでも一見の価値はあるであろうよ。儂なんぞは、既にありがたみも薄れておるが、妻は未だに見る事が出来た時には喜んでおるぞ。この年齢でも、単純に景色として素晴らしいとな」
一人で見ても…のあたりで、ちょっと茶目っ気混じりに微笑っていたけど、それを差し引いても、相当に綺麗な景色なんだろうと言うのは伺えた。
「あの、出来れば今夜泊まらせて頂いて、その〝狐火〟が出ないか、夜、待機させて頂けたら――と」
「さすがに今日の今日では帰れぬわな……夜中に馬車を走らせる訳にもいかぬだろうし。どのみち、遅れついででは、あるわな。儂からも頼めるか、ヴァシリー?書庫の奴らはまとめて一部屋でも気にはせぬだろうしな」
言えた義理じゃないけど、ベルセリウス将軍とマトヴェイ外交部長くらいは個室の方が…と思うものの、二人とも現役にしろ元の肩書きを持つにしろ、軍の人間である事を思えば、あまり声高に寝床の主張はしない様な気もした。
「何人かで一部屋と言う形で構わぬなら、用意はさせる。確かに、今夜見えると断言は出来ぬが、もし見えれば僥倖ではあるだろうしな。ここに来た甲斐もあろうと言うもの」
「有難うございます!もし特段の好き嫌いはなくていらっしゃるのでしたら、周辺、食べられる山菜やキノコを探して来ますよ。厨房に入るのがまずいようでしたら、作り方だけお教えしますし。この地域独自の料理とかあるようでしたら、そちら教えて頂ければ、こちらも嬉しいですし」
一般的な貴族令嬢らしからぬ発言に、免疫のないフェドート元公爵は面食らっているみたいだったけど、何せキノコ&山菜狩りは、イデオン公爵領防衛軍の皆さまは経験済み。
ここの厨房か、庭師を一人二人借りれば、増えた人数分の材料確保に多少は役立つのではないだろうか。
「あ、大公様と閣下も、ご一緒に釣りとか如何ですか?食用の魚がいるなら、ですけど」
目の前の湖からも、何か釣れたらラッキーだし。
「うん?釣り、とな?漁ではなく?」
元王族様と公爵様だから、そんな事はやらないのかと思えば、そうではないらしい。
バリエンダールだけなのか、他もそうなのか、どうやら一般的な漁業は専門職の人間が定置網か流し網で魚を獲るのが一般的らしく、個人の皆さんはせいぜい川で銛を使って刺すと言う古典的な手法オンリーだったらしい。
「……じゃあ、ちょっとやってみます?私の国にあるやり方なんですけど」
――結果、フェドート公爵邸の皆様総出状態での、キノコ&山菜狩りと釣り大会が臨時に催される事になってしまった。
何だか、どこかで見た展開に……。
森でしなりの良さそうな木の枝をかき集めて、厨房にあった動物の小骨で真っ直ぐな骨を、先だけ針状に砕いて針代わりにして、釣り糸は森にある蔦を何本か捻りあわせれば良い。
動画で見た、お一人様のサバイバルキャンプにおける釣り竿は、それで良い筈。
「素人作品で、強度がありませんから、予備も作っておいて下さいね」
夕食の材料探しと言う事で、書庫の皆さまもいったん引っ張り出してきた。
彼らも「なんちゃって釣り竿」には興味津々だ。
「これ、漁と違って仕掛ければ必ず釣れるものじゃなくて、魚が餌に食いつくのを待つ受動的なものなんで、気の短い人には向いていませんから、あしからずです。逆に、ぼーっと無心になりたい人にはこれ以上ない娯楽になりますけど」
「コレも、いざと言う時の食糧確保の手段として、使える手法だとは思いますが……軍の大半は、浅瀬で銛で刺す方が早いと言い出すかも知れませんね」
出来上がった「なんちゃって釣り竿」を矯めつ眇めつしながら、ウルリック副長は苦笑している。
「今日のうちに、ユッカス村くらいまでは強行軍で帰るかと思っていましたよ」
「いや、もう、どうせ怒られるなら〝狐火〟仰いで、幸せ祈って帰りましょうよ。ここか、ここより北に行かないと見られない景色なんですよ?」
「諦めましたね」
「皆さんだって、帰り道は念には念を入れて決めたいですよね?」
「まあ、地図はあれど各部族の動きがまだ読み切れていませんしね」
「副長は、釣り組ですか?」
「ええ。良いじゃないですか、無心の時間。軍ではそうそうない時間ですよ。そう言うレイナ嬢は、どうされるんですか?」
「山菜&キノコ組を称して、リファちゃんの餌探しと餌やり時間ですね」
断言する私に「…ま、それもそれで必要な事では、ありますね」と、副長は最後には納得していた。
私の溺愛ぶりを知っているせいで「サタノフに任せておけば良いのに」とは、もう言わなくなったのだ。
「適当な岩か切り株のある所で、餌集めと餌やりしますよ」
「分かりました。山菜&キノコ組に、適度に目をかけておくよう伝えますよ」
三三五五、フェドート公爵邸を出る面々をチラ見すると、ある意味予想通りに、テオドル大公とフェドート元公爵と、マトヴェイ外交部長は「なんちゃって釣り竿」を手にしていた。
後、釣り組はバルトリと副長――は確実に、今後の為に釣りを覚えておこうと言う、組織上の実用論として、そこにいる様な気がしていた。
他はキノコ狩り組だけど「作り方とやり方さえ分かれば、実践はまたの機会で」なんて言いながら、私の護衛に残ってくれようとしているトーカレヴァやシーグは、本当なら釣りがしてみたかったのかも知れない。
ごめんね?
「リファちゃん、じゃあさっき木の実貰ったから、食べる?その間に虫探すから」
「チ…」
驚いたコトに、存外肉食なリファちゃんは、大の虫好き。
小さい頃、近所で飼われていたセキセイインコが葉物野菜を食べていた事もあって、最初の頃はレタスもどきをあげた事もあったけど、ふるふると小さな首を横に振られてしまったのだ。
とは言え、それだけだと森の中では見つからない日がある事もちゃんと分かっていて、果肉の柔らかい木の実は、妥協点として口にする。
今も「虫を探してくる」と言ったから「しょうがないなぁ…」と、折れた感じだ。
「もう……リファちゃんには長生きして欲しいんだから、あんまり選り好みしないでねー?」
「レイナ様……何か、新婚夫婦の会話みたいになってますけど……」
呆れた視線のトーカレヴァをよそに、私はリファちゃんに、木の実を「はい、あーん」と、差し出した。
リファちゃんも、小さな口をカパっと開いて、木の実を食べようと――したところで、異変は起きた。
「ぴいぃぃっっ⁉︎」
「リファちゃん⁉︎」
ぶわっ!と言う形容詞がぴったりな状態に、リファちゃんがいきなり、全身の毛を逆立てたのだ。
真冬の公園で、寒さ対策として、毛を逆立てて丸まっている鳩やスズメを彷彿とさせる程だ。
「えっ、どうしたの、リファちゃん⁉︎」
「…っ、レイナ様、ネックレスが――」
魔力ゼロの私には分からなかったけど、後でトーカレヴァに聞いたところによると、胸元のネックレスがその時、いきなり光を発したらしかった。
「――ようやく捕まえた」
「⁉︎」
そして、こんなところで聞く筈のない、バリトン声。
後ろから伸ばされた両手に、抱きすくめられる。
「言ってあった筈だ。遅れたら迎えに行く、と」
驚きすぎて、声が出ない。
「レイナ」
耳元で囁かれた声に、私は手にしていた木の実を、全て下に落としてしまった。
どうしてこんな北の果てにいるんですか――宰相閣下。
…ヘ〇ヴィクさん、濡れ衣着せてごめんなさい。
「鳥の餌……」
さすがにフェドート元公爵がちょっと困惑しているので、虫が欲しいとも言えず、小さくて果肉の柔らかい果実があれば…と、お願いしてみた。
「それならば、何かしらあるであろうよ」
そう言って、使用人に片手で合図を送るフェドート元公爵に、私はもう一つ「お願い」を口にした。
「閣下。あと、その……この地域からは〝狐火〟が見えると耳にしたのですが」
「ん?ああ、そうだな。今の時期だと毎日とは言わぬが、天気と気温の条件が揃えば、見る事は可能だ。ちょうど昨日も出ていたな、テオドル?」
フェドート元公爵の視線を受けたテオドル大公も「そうだな」と頷いていた。
「ああ、そうか。アンジェスにいても、バリエンダールの王都にいても、見る事はないからな。ユレルミ族の集落で聞いたか?まあ、一人で見ても言い伝え通りにはならぬかも知れんが、それでも一見の価値はあるであろうよ。儂なんぞは、既にありがたみも薄れておるが、妻は未だに見る事が出来た時には喜んでおるぞ。この年齢でも、単純に景色として素晴らしいとな」
一人で見ても…のあたりで、ちょっと茶目っ気混じりに微笑っていたけど、それを差し引いても、相当に綺麗な景色なんだろうと言うのは伺えた。
「あの、出来れば今夜泊まらせて頂いて、その〝狐火〟が出ないか、夜、待機させて頂けたら――と」
「さすがに今日の今日では帰れぬわな……夜中に馬車を走らせる訳にもいかぬだろうし。どのみち、遅れついででは、あるわな。儂からも頼めるか、ヴァシリー?書庫の奴らはまとめて一部屋でも気にはせぬだろうしな」
言えた義理じゃないけど、ベルセリウス将軍とマトヴェイ外交部長くらいは個室の方が…と思うものの、二人とも現役にしろ元の肩書きを持つにしろ、軍の人間である事を思えば、あまり声高に寝床の主張はしない様な気もした。
「何人かで一部屋と言う形で構わぬなら、用意はさせる。確かに、今夜見えると断言は出来ぬが、もし見えれば僥倖ではあるだろうしな。ここに来た甲斐もあろうと言うもの」
「有難うございます!もし特段の好き嫌いはなくていらっしゃるのでしたら、周辺、食べられる山菜やキノコを探して来ますよ。厨房に入るのがまずいようでしたら、作り方だけお教えしますし。この地域独自の料理とかあるようでしたら、そちら教えて頂ければ、こちらも嬉しいですし」
一般的な貴族令嬢らしからぬ発言に、免疫のないフェドート元公爵は面食らっているみたいだったけど、何せキノコ&山菜狩りは、イデオン公爵領防衛軍の皆さまは経験済み。
ここの厨房か、庭師を一人二人借りれば、増えた人数分の材料確保に多少は役立つのではないだろうか。
「あ、大公様と閣下も、ご一緒に釣りとか如何ですか?食用の魚がいるなら、ですけど」
目の前の湖からも、何か釣れたらラッキーだし。
「うん?釣り、とな?漁ではなく?」
元王族様と公爵様だから、そんな事はやらないのかと思えば、そうではないらしい。
バリエンダールだけなのか、他もそうなのか、どうやら一般的な漁業は専門職の人間が定置網か流し網で魚を獲るのが一般的らしく、個人の皆さんはせいぜい川で銛を使って刺すと言う古典的な手法オンリーだったらしい。
「……じゃあ、ちょっとやってみます?私の国にあるやり方なんですけど」
――結果、フェドート公爵邸の皆様総出状態での、キノコ&山菜狩りと釣り大会が臨時に催される事になってしまった。
何だか、どこかで見た展開に……。
森でしなりの良さそうな木の枝をかき集めて、厨房にあった動物の小骨で真っ直ぐな骨を、先だけ針状に砕いて針代わりにして、釣り糸は森にある蔦を何本か捻りあわせれば良い。
動画で見た、お一人様のサバイバルキャンプにおける釣り竿は、それで良い筈。
「素人作品で、強度がありませんから、予備も作っておいて下さいね」
夕食の材料探しと言う事で、書庫の皆さまもいったん引っ張り出してきた。
彼らも「なんちゃって釣り竿」には興味津々だ。
「これ、漁と違って仕掛ければ必ず釣れるものじゃなくて、魚が餌に食いつくのを待つ受動的なものなんで、気の短い人には向いていませんから、あしからずです。逆に、ぼーっと無心になりたい人にはこれ以上ない娯楽になりますけど」
「コレも、いざと言う時の食糧確保の手段として、使える手法だとは思いますが……軍の大半は、浅瀬で銛で刺す方が早いと言い出すかも知れませんね」
出来上がった「なんちゃって釣り竿」を矯めつ眇めつしながら、ウルリック副長は苦笑している。
「今日のうちに、ユッカス村くらいまでは強行軍で帰るかと思っていましたよ」
「いや、もう、どうせ怒られるなら〝狐火〟仰いで、幸せ祈って帰りましょうよ。ここか、ここより北に行かないと見られない景色なんですよ?」
「諦めましたね」
「皆さんだって、帰り道は念には念を入れて決めたいですよね?」
「まあ、地図はあれど各部族の動きがまだ読み切れていませんしね」
「副長は、釣り組ですか?」
「ええ。良いじゃないですか、無心の時間。軍ではそうそうない時間ですよ。そう言うレイナ嬢は、どうされるんですか?」
「山菜&キノコ組を称して、リファちゃんの餌探しと餌やり時間ですね」
断言する私に「…ま、それもそれで必要な事では、ありますね」と、副長は最後には納得していた。
私の溺愛ぶりを知っているせいで「サタノフに任せておけば良いのに」とは、もう言わなくなったのだ。
「適当な岩か切り株のある所で、餌集めと餌やりしますよ」
「分かりました。山菜&キノコ組に、適度に目をかけておくよう伝えますよ」
三三五五、フェドート公爵邸を出る面々をチラ見すると、ある意味予想通りに、テオドル大公とフェドート元公爵と、マトヴェイ外交部長は「なんちゃって釣り竿」を手にしていた。
後、釣り組はバルトリと副長――は確実に、今後の為に釣りを覚えておこうと言う、組織上の実用論として、そこにいる様な気がしていた。
他はキノコ狩り組だけど「作り方とやり方さえ分かれば、実践はまたの機会で」なんて言いながら、私の護衛に残ってくれようとしているトーカレヴァやシーグは、本当なら釣りがしてみたかったのかも知れない。
ごめんね?
「リファちゃん、じゃあさっき木の実貰ったから、食べる?その間に虫探すから」
「チ…」
驚いたコトに、存外肉食なリファちゃんは、大の虫好き。
小さい頃、近所で飼われていたセキセイインコが葉物野菜を食べていた事もあって、最初の頃はレタスもどきをあげた事もあったけど、ふるふると小さな首を横に振られてしまったのだ。
とは言え、それだけだと森の中では見つからない日がある事もちゃんと分かっていて、果肉の柔らかい木の実は、妥協点として口にする。
今も「虫を探してくる」と言ったから「しょうがないなぁ…」と、折れた感じだ。
「もう……リファちゃんには長生きして欲しいんだから、あんまり選り好みしないでねー?」
「レイナ様……何か、新婚夫婦の会話みたいになってますけど……」
呆れた視線のトーカレヴァをよそに、私はリファちゃんに、木の実を「はい、あーん」と、差し出した。
リファちゃんも、小さな口をカパっと開いて、木の実を食べようと――したところで、異変は起きた。
「ぴいぃぃっっ⁉︎」
「リファちゃん⁉︎」
ぶわっ!と言う形容詞がぴったりな状態に、リファちゃんがいきなり、全身の毛を逆立てたのだ。
真冬の公園で、寒さ対策として、毛を逆立てて丸まっている鳩やスズメを彷彿とさせる程だ。
「えっ、どうしたの、リファちゃん⁉︎」
「…っ、レイナ様、ネックレスが――」
魔力ゼロの私には分からなかったけど、後でトーカレヴァに聞いたところによると、胸元のネックレスがその時、いきなり光を発したらしかった。
「――ようやく捕まえた」
「⁉︎」
そして、こんなところで聞く筈のない、バリトン声。
後ろから伸ばされた両手に、抱きすくめられる。
「言ってあった筈だ。遅れたら迎えに行く、と」
驚きすぎて、声が出ない。
「レイナ」
耳元で囁かれた声に、私は手にしていた木の実を、全て下に落としてしまった。
どうしてこんな北の果てにいるんですか――宰相閣下。
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