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第二部 宰相閣下の謹慎事情
498 その鳥にアレルギーはあるか(中)
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小粒の実の炒飯もどきは、意外にホクホクと香ばしい味だった。
見た目チアシード、食感はカリフラワーライス……そんな感じだ。
そして上に乗せられたお肉から滴ったであろう肉汁が、イイ感じに絡んでいる。
うん、これはこれでアリな食べ方だと思った。
そんな昼食を食べた後、私は事前に言っていた通りに「後片付けを手伝う」と言う事で、ランツァさんに館の厨房――と言っても、イデオン公爵邸やフェドート元公爵邸に比べると、遥かに普通、と言うか見慣れた広さの「台所」に案内された。
「これがグレーチカの実よ?」
そしてランツァさんが、テーブルの上に置いた袋の閉じ紐を解いて、中をこちらに向けて見せてくれた。
「…………蕎麦?」
小さい実ながらも、角ばっている三角形。
うん。
どこをどう見ても、蕎麦の実だった……!
「見覚えあるかい、レイナ?」
厨房くらいまでなら、体調も何もないよ!と、一緒に付いてきたサラさんが、興味深そうに私の顔を覗き込んだ。
「うん、ある!食べ方が全っ然違うけど、結構私の住んでいた国でも広く食べられてた!」
「え、別の食べ方があるのかい?私はそっちが興味深いよ!」
いや、でもこれは、うどんと同じだ。
醤油とみりんの不在が、お馴染みの食べ方を阻害する。
海産物市場で海苔を探して蕎麦巻き寿司にしたとしても、付けて食べる調味料に困る。
後は……ガレットと、そばぼうろくらいだろうか。
小麦粉農家にいけば、きっと石臼はあって、そば粉にしてくれる筈。
そうしたら、残されたそば殻の方は枕が出来る。
「食べ物もそうだけど、料理に使った後の殻が枕になるから、羽毛の枕に手が出ない層の需要ってあると思うんだよね」
「え、殻?」
「そうなの、私の住んでいたところだと、小麦粉みたいに粉にしてからアレコレ使うのよ」
そう言った私は、物は試しにと家庭用のすり鉢とすりこぎの中に、握りこぶし分の蕎麦の実を入れて、少し潰してみた。
それと、ふるいを借りて、まずは殻と、殻の剥けた青白い実になるように分けてみた。
「まずこっちの殻がね、羽毛の代わりに枕の中身に使えるの」
「うそ⁉」
「ほんと、ほんと。湿気に弱いとか、寿命が羽毛より短いとか、欠点もそれなりにあるんだけど、羽毛より遥かに原価安いでしょう?非貴族層にはそれもアリだと思うのよ。枕カバーは好きにデザイン出来るから、例えば子供さんの刺繍作品の成果を使ってあげたりなんかしても良いと思うんだよね」
民族の紋様を使っても良いけれど、寿命が近くなると粉っぽくなったり、虫が湧いたりするとも聞くから、さすがにそれを考えると勿体ないと思うのだ。
個人で刺繍が趣味の人がちょいちょい作り変えたり、刺繍の練習に使うくらいでちょうど良い気がする。
「で、こっちの実はもっと潰して、粉にして……と。サラ、ちょっと手を借りても良い?」
「もちろん!指示してくれれば何でもやるよ」
「この粉、ぬるま湯程度まで温めた水の中にいれて、水分が飛んで柔らかくなるくらいまで、ゆっくりとかき混ぜてくれる?その間に――ランツァさん、豆もちょっと頂いて良いですか?」
「え、ええ。私も何か出来るかしら」
「えーっと……じゃあ、豆を乾煎りして貰って良いですか。水分が飛んだところで、その豆も潰しますから」
この量だと、串団子サイズにもならないものが何個か出来るだけだとは思うけど、味見にはちょうど良いだろう。
と言うか、すり鉢とすりこぎでそれなりに量を確保しようとするなら、何時間かかるやら――だ。
乾煎りして潰して、ふるいにかけた大豆は、砂糖を少し加えれば、なんちゃってきな粉に早変わりだ。
ギーレンのシーカサーリ植物園なら、探せば小豆があるかも知れない。
そこはシーグに後日探して貰ってからの、目指せ「そばがきぜんざい」――それはさておき。
「クッキーとか、生地の薄いパンもどきなんかも、この粉で出来るんですけど、絶対量が足りないのと、このすり潰して殻を取る作業が物理的に結構重労働なので、今はこれが限界ですね」
私が大豆をすり潰している間に、サラさんとランツァさんに、水気の飛んだ蕎麦のたね、つまりはそばがきを、スプーンで台所の女性陣がつまめる程度のミニ団子にして貰った。
「じゃあ、それなりに丸くなったところで、こっちの粉の中に入れちゃって下さい」
何とかギリギリ、粉が団子に全部くっついたところで、私はその中の小さな一個を指でつまんで、口の中に放り込んだ。
「……うん、出来てる出来てる」
実は私は、きな粉が大好きだ。
なんちゃってなりに、あべかわもち風になったんじゃないだろうか。
全部が全部、お餅料理をそばがきで代用出来る訳じゃないだろうけど、あれこれ試してみる価値はあるだろう。
うんうんと頷く私の様子を見たサラさんとランツァさんが、次に小粒団子を一つずつ手に取って、口に入れた。
「「!!」」
そして予想通りに、大きく目を見開いていた。
「どう?これ、私が住んでいた国での私の好物だったんだけど、こっちの人の口に合うかな?」
「なんだい、これ!甘い!」
「ほんと、おやつにピッタリだわ!茹でて主食にするくらいしか知らなかったわね!」
そして試食した残り数名も含め、もの凄く名残惜しそうな目で、残ったきな粉入りのボウルを眺めていた。
私は「……すみません」と、苦笑せざるを得なかった。
これ以上作れと言われても、さすがにちょっとキツイ。
「うーん……ねえ、サラ。サレステーデに帰る時に、この実を収穫していて、契約してくれそうな農家と、小麦農家の中でこの実を粉と殻に分けてくれる所を探しておいてくれない?」
「え?」
「見て分かったと思うけど、グレーチカ……だっけ?この実を殻と粉にするのって、結構大変なのよ。小麦農家さんなら、パンとかお菓子とかの為に小麦粉を作るのと同じ道具で、この実も粉に出来る筈だから」
「そ、そうか。いや、言われてみればそうかも知れない」
口元に手をあてて、サラさんはうんうんと頷いている。
「粉になってしまえば、他にも作れるものがあると言う事なんだね」
「そう。出来れば一度、一定量を確保したところで、殻と粉と両方、アンジェスの商会まで送ってくれないかな。いくつか試作してみるから」
「そうすれば……サレステーデで開業する商会で権利を持って扱えるかも知れないと言う訳だね」
「頼んで良い?」
「もちろんだよ、レイナ!これまで繋いできた私の販路をフル活用して、商売に繋げて見せるよ!」
「あら、じゃあそれが軌道に乗れば、ウチが第一の顧客になるわよ、二人とも」
私とサラさんで、そう盛り上がっていたところに、ランツァさんがそんな風に声をかけてくれた。
「他の部族の族長夫人や奥様方にも薦めるわ。私たちは移動を多くする民。どうしても食べられる物は限られてくるから、手に入った食材の調理法が増えるのは大歓迎だもの。きっと、その殻で出来る枕も、皆喜ぶんじゃないかしら……ああ、でも、欠点があるって話だったかしら」
話している内に、私が言っていた事を思い出したらしいランツァさんが、僅かに小首を傾げている。
「そうですね……これは、枕と言うよりは、グレーチカ全体の欠点、と言うほどじゃないですけど、気を付けた方が良い事があるんです」
多分、この世界に「アレルギー」と言う単語はない筈。
私は何と説明したものか、少しの間考えこんだ。
見た目チアシード、食感はカリフラワーライス……そんな感じだ。
そして上に乗せられたお肉から滴ったであろう肉汁が、イイ感じに絡んでいる。
うん、これはこれでアリな食べ方だと思った。
そんな昼食を食べた後、私は事前に言っていた通りに「後片付けを手伝う」と言う事で、ランツァさんに館の厨房――と言っても、イデオン公爵邸やフェドート元公爵邸に比べると、遥かに普通、と言うか見慣れた広さの「台所」に案内された。
「これがグレーチカの実よ?」
そしてランツァさんが、テーブルの上に置いた袋の閉じ紐を解いて、中をこちらに向けて見せてくれた。
「…………蕎麦?」
小さい実ながらも、角ばっている三角形。
うん。
どこをどう見ても、蕎麦の実だった……!
「見覚えあるかい、レイナ?」
厨房くらいまでなら、体調も何もないよ!と、一緒に付いてきたサラさんが、興味深そうに私の顔を覗き込んだ。
「うん、ある!食べ方が全っ然違うけど、結構私の住んでいた国でも広く食べられてた!」
「え、別の食べ方があるのかい?私はそっちが興味深いよ!」
いや、でもこれは、うどんと同じだ。
醤油とみりんの不在が、お馴染みの食べ方を阻害する。
海産物市場で海苔を探して蕎麦巻き寿司にしたとしても、付けて食べる調味料に困る。
後は……ガレットと、そばぼうろくらいだろうか。
小麦粉農家にいけば、きっと石臼はあって、そば粉にしてくれる筈。
そうしたら、残されたそば殻の方は枕が出来る。
「食べ物もそうだけど、料理に使った後の殻が枕になるから、羽毛の枕に手が出ない層の需要ってあると思うんだよね」
「え、殻?」
「そうなの、私の住んでいたところだと、小麦粉みたいに粉にしてからアレコレ使うのよ」
そう言った私は、物は試しにと家庭用のすり鉢とすりこぎの中に、握りこぶし分の蕎麦の実を入れて、少し潰してみた。
それと、ふるいを借りて、まずは殻と、殻の剥けた青白い実になるように分けてみた。
「まずこっちの殻がね、羽毛の代わりに枕の中身に使えるの」
「うそ⁉」
「ほんと、ほんと。湿気に弱いとか、寿命が羽毛より短いとか、欠点もそれなりにあるんだけど、羽毛より遥かに原価安いでしょう?非貴族層にはそれもアリだと思うのよ。枕カバーは好きにデザイン出来るから、例えば子供さんの刺繍作品の成果を使ってあげたりなんかしても良いと思うんだよね」
民族の紋様を使っても良いけれど、寿命が近くなると粉っぽくなったり、虫が湧いたりするとも聞くから、さすがにそれを考えると勿体ないと思うのだ。
個人で刺繍が趣味の人がちょいちょい作り変えたり、刺繍の練習に使うくらいでちょうど良い気がする。
「で、こっちの実はもっと潰して、粉にして……と。サラ、ちょっと手を借りても良い?」
「もちろん!指示してくれれば何でもやるよ」
「この粉、ぬるま湯程度まで温めた水の中にいれて、水分が飛んで柔らかくなるくらいまで、ゆっくりとかき混ぜてくれる?その間に――ランツァさん、豆もちょっと頂いて良いですか?」
「え、ええ。私も何か出来るかしら」
「えーっと……じゃあ、豆を乾煎りして貰って良いですか。水分が飛んだところで、その豆も潰しますから」
この量だと、串団子サイズにもならないものが何個か出来るだけだとは思うけど、味見にはちょうど良いだろう。
と言うか、すり鉢とすりこぎでそれなりに量を確保しようとするなら、何時間かかるやら――だ。
乾煎りして潰して、ふるいにかけた大豆は、砂糖を少し加えれば、なんちゃってきな粉に早変わりだ。
ギーレンのシーカサーリ植物園なら、探せば小豆があるかも知れない。
そこはシーグに後日探して貰ってからの、目指せ「そばがきぜんざい」――それはさておき。
「クッキーとか、生地の薄いパンもどきなんかも、この粉で出来るんですけど、絶対量が足りないのと、このすり潰して殻を取る作業が物理的に結構重労働なので、今はこれが限界ですね」
私が大豆をすり潰している間に、サラさんとランツァさんに、水気の飛んだ蕎麦のたね、つまりはそばがきを、スプーンで台所の女性陣がつまめる程度のミニ団子にして貰った。
「じゃあ、それなりに丸くなったところで、こっちの粉の中に入れちゃって下さい」
何とかギリギリ、粉が団子に全部くっついたところで、私はその中の小さな一個を指でつまんで、口の中に放り込んだ。
「……うん、出来てる出来てる」
実は私は、きな粉が大好きだ。
なんちゃってなりに、あべかわもち風になったんじゃないだろうか。
全部が全部、お餅料理をそばがきで代用出来る訳じゃないだろうけど、あれこれ試してみる価値はあるだろう。
うんうんと頷く私の様子を見たサラさんとランツァさんが、次に小粒団子を一つずつ手に取って、口に入れた。
「「!!」」
そして予想通りに、大きく目を見開いていた。
「どう?これ、私が住んでいた国での私の好物だったんだけど、こっちの人の口に合うかな?」
「なんだい、これ!甘い!」
「ほんと、おやつにピッタリだわ!茹でて主食にするくらいしか知らなかったわね!」
そして試食した残り数名も含め、もの凄く名残惜しそうな目で、残ったきな粉入りのボウルを眺めていた。
私は「……すみません」と、苦笑せざるを得なかった。
これ以上作れと言われても、さすがにちょっとキツイ。
「うーん……ねえ、サラ。サレステーデに帰る時に、この実を収穫していて、契約してくれそうな農家と、小麦農家の中でこの実を粉と殻に分けてくれる所を探しておいてくれない?」
「え?」
「見て分かったと思うけど、グレーチカ……だっけ?この実を殻と粉にするのって、結構大変なのよ。小麦農家さんなら、パンとかお菓子とかの為に小麦粉を作るのと同じ道具で、この実も粉に出来る筈だから」
「そ、そうか。いや、言われてみればそうかも知れない」
口元に手をあてて、サラさんはうんうんと頷いている。
「粉になってしまえば、他にも作れるものがあると言う事なんだね」
「そう。出来れば一度、一定量を確保したところで、殻と粉と両方、アンジェスの商会まで送ってくれないかな。いくつか試作してみるから」
「そうすれば……サレステーデで開業する商会で権利を持って扱えるかも知れないと言う訳だね」
「頼んで良い?」
「もちろんだよ、レイナ!これまで繋いできた私の販路をフル活用して、商売に繋げて見せるよ!」
「あら、じゃあそれが軌道に乗れば、ウチが第一の顧客になるわよ、二人とも」
私とサラさんで、そう盛り上がっていたところに、ランツァさんがそんな風に声をかけてくれた。
「他の部族の族長夫人や奥様方にも薦めるわ。私たちは移動を多くする民。どうしても食べられる物は限られてくるから、手に入った食材の調理法が増えるのは大歓迎だもの。きっと、その殻で出来る枕も、皆喜ぶんじゃないかしら……ああ、でも、欠点があるって話だったかしら」
話している内に、私が言っていた事を思い出したらしいランツァさんが、僅かに小首を傾げている。
「そうですね……これは、枕と言うよりは、グレーチカ全体の欠点、と言うほどじゃないですけど、気を付けた方が良い事があるんです」
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