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第一部 転生高校生活編

第89話 綾香部屋の秘密

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 シクシク・・・


 み、みんな酷いよ。僕、みんなに勉強を教えるってことでここに来たのに・・・。僕のオチンチンは「あげチン」だとかなんとか言いだして寄ってたかって・・・。


 ズボンを脱がされ、シャツは上から4つまでだらしなくボタンが外れ、ブリーフは片足を抜いた半脱ぎ状態で、今、僕は力なくベッドにあおむけに横たわっている。アヒッ・・・ダメ、い、今はくすぐったいよ。


チュパチュパ・・・キュポンッ─────


 僕のオチンチンが綾香ちゃんにしゃぶりつかれ、吸引されて軽快な音を立てた。


「ん♪これで良し!」

 何が?ちっとも良くないんだけど。さっきまで精子とみんなの愛液で汚れてしまっていた僕のオチンチンは、今はすっかりきれいになって、僕の身体と一緒に大人しく横たわっている。

「ふぅ♪これでとりあえずみんな運気アップだな!」(亮子)
「まずは下半身のお勉強が順調にはかどったよな。」(由美)
「もう1時間半も経っちゃったね。」(由奈)
「そうだね~。だいぶはかどったことだし、今日のところはそろそろ帰ろっか。」(未久)

 いや、何言ってんの?何もはかどってないよ!1秒たりとも勉強してないよ!!セックスしかしてないのに勉強した気になってるって意味わかんないよ。それに綾香ちゃんは赤点ないのに参戦してたし。あ、関係ないか。そもそも赤点だからエッチしていいなんてルール、どこにもないんだった。ていうか勉強しに来ているのにこんなことしていること自体おかしい。

「みんな、まだ1分も勉強してないんだから!とにかく始めなよ。」(僕)

「「「「えー(゚A゚)」」」」
「えー、じゃないよ。夏休みの合宿ができるようにするために、追試合格しないといけないんでしょ!?」(僕)
「そうだったね。」(由奈)
「つい、現実逃避しちゃった。」(未久)

「くっ・・・(>_<)」(亮子)
「天国から一気に地獄に落ちた気分だな・・・。」(由美)

 いや、大げさだから!二人ともどんだけ悲壮感漂う表情になってんの?確かに成績は悲壮感漂ってるけど。とりあえずそのプリントの問題やってみるだけだってば。

「偉いね圭くん!でもいっぱしのこと言ってても、その格好じゃ迫力がないよ(*^-^*)」(綾香)
「あ!」

 しまった、着衣の乱れを全く直してなかった。ベッドに起き上っていたものの、未だにブリーフから片足ぬいた状態だった。

「「「「!!!!!(ジュルリ)」」」」
「いや、注目しないでいいから!勉強してよ!!」

 いくら嫌いな勉強から逃げたいからって、僕の一挙手一投足に反応して発情するのやめてよ。みんな未来を!未来を見据えた行動を!!・・・ああ、なんか変なセリフになっちゃった。


 とうとう観念してみんなプリントの問題を解き始める。急速に卓の周りが重苦しい空気になる。いつも陽気なギャル達とは思えない圧迫感のある空気だ。ああ、やりたくないことをやってる感がすごく伝わってくるよ。

「ともかくみんなが一通り問題を解くまでは待ってないとだね。」(綾香)
「うん。そうだね。」(僕)

 教えるにしてもまずは問題を解いてみてからだよね。机は4人が占拠しているので綾香ちゃんと僕はベッドの上に腰かけて様子を眺めている。にしてもフカフカのベッドだよな。僕のウチもベッドだけど、明らかに質が違う。さっきギャルたちの勢いに押し負けて、このベッドで一人1戦ずつ5回戦もしてしまったんだけど、寝心地の良さったらなかった。

 あ、そういえばさっきからベッドと接している壁が気になってたんだ。綾香ちゃんのベッドは入り口の扉と反対側の壁に接するように置いてあるんだけど、ベッドのところの壁だけ、他の場所とは別の壁紙みたいなのが貼ってあるんだ。変だなってさっきから気になってる。部屋自体は高級そうな作りなのにそこだけ、その壁紙のおかげであまり美しくない。

 そう、部屋の装飾に対して壁紙が粗末だから浮いてるんだ。まるで何かを隠すために急ごしらえで貼ったみたいな。・・・んん?まさか本当に何かを隠しているのでは・・・?

 そこに思い至った僕は好奇心を抑えられなくなり、その壁紙の方ににじり寄っていった。


「!・・・・っあっ!圭くんそこはダメ!!」(綾香)

 綾香ちゃんが気付いて慌てて止めに入るけど、この壁紙全然のりで貼ってなくて、本当にただそこにテープで仮止めしていただけだったので、簡単にはがれた。


「あ!・・・ああ・・」(綾香)

「な・・・・・・ちょ・・、何これ?綾香ちゃん。」(僕)
「あちゃ・・・、え、えーと・・・それはぁ・・・」(綾香)


 壁紙の後ろから出てきた壁にはベッドの高さに合わせて僕が横たわった姿勢になった写真が壁に直接印刷されていた。等身大で。


「!?綾香、それ何?圭ちんの写真が壁に印刷してあんのか?」

 亮子ちゃんが手を止めて、綾香ちゃんに聞く。いや、勉強続けててよ亮子ちゃん。だけど、こんなのどうやってやったんだ?ていうかなんのために?・・・あれ?なんか隠すようにしてるみたいだけど、ベッドの隅が盛り上がってるね。

「あ!ちょっ、圭くん!あんまりいじらないで(>Д<)」

 見ないでとばかりに綾香ちゃんが止めにかかったが、それより早く僕は盛り上がっている部分の布団をのけた。フフ、彼女らは前の世界でいうところの●校生男子のようなものだから、きっとエロ本とかを隠しているに違いない。なるほどそういうのを見つけるのって、結構楽しいね。と思いながら取り出してみると、それはエロ本ではなく、抱き枕だった。ここにも僕の等身大写真がプリントしてあるんですけど。

「お、おい綾香。それなんだよ。」(由美)
「いいからみんなは勉強してて!」(僕)
「う・・・」(由美)


「ぅぅ・・、もっとちゃんと隠しとけばよかったぁ(>_<*)け、圭くんにあたしの変態なところ、バレたくなかったよぉ。。」(綾香)


 綾香ちゃんは、心底後悔したふうにがっくりと肩を落としてる。・・・悪いけど変態なのはもう知ってました。ここまでとは思わなかったけど。

 話を聞くとどうも毎晩一人で性欲処理をするときにバイブを中に入れながらこの抱き枕にしがみついたり、ベッドで壁を向いて横になって、壁画(笑)の僕の口元にチュウチュウ口を付けながら盛り上がったりしてたらしい。

「そのね。初体験済ませてからは一人の時にどうやって圭くんを味わうか工夫を重ねたの。そしたら発想が柔軟になって、ついでにお勉強の成績も良くなってました♪これがあたしの成績アップの秘訣かな。」(綾香)


「・・・・・・」(僕)
「「「「・・・・・・」」」」


 ふ、ふーん。良かったね。ごめん、全然参考にならなかったよ。


「他にもこのプロジェクタとかね。こうやって垂直に設置して圭くんのお宝画像を天井に映して・・」(綾香)
「あ、もういいんでみんなの勉強を見よっか。」(僕)
「あ、はい(´・ω・`)」(綾香)
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