婚約破棄は命を懸けて遂行するものですよ?

 それは、王城の大広間で行われた夜会のこと――。

 婚約者である第一王太子レオンから私は告げられる。

「侯爵令嬢エリシア・レヴァント、お前との婚約を破棄する!」

 だが、氷姫と呼ばれていた私は冷静だった。

 なぜなら、これはすべて予期していたことだから。

 そして案の定、レオンはミレーヌという貴族令嬢と新たに婚約すると言い出した。

 馬鹿は死なないと治らない。

 私は公衆の面前でとっておきの報復を始めた。

 これは婚約破棄から始まる、痛快なざまぁと甘やかな逆転劇。

 氷姫の仮面の下に秘めた想いは、愛か、それとも復讐か――!?
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