悪役令息だと思っていたら健気令息だったので、好きになってしまった

まんまる

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服が仕上がったと連絡があったので、屋敷まで持って来てもらうように頼んだ。アンリを連れてあの市民達の中を歩くのはもう懲り懲りだ。また街に行けるのを楽しみにしていたアンリには悪いが、しばらくは屋敷にいてもらうつもりだ。


「アンリ様!ささっ、袖を通してみましょうか」
「はい」
「ああそういえば、下着も新しい物を持って参りましたので、全部脱いで貰ってもいいですか?」
「なっ!!ちょっと待て。下着は頼んでないぞ」
「はい、ですが、せっかく新しい服を着るのですから」
「そ、それはそうだが⋯。分かった、俺が着せるから、店主はちょっと部屋から出てもらってもいいか?」
「いえいえ、お構いなく。仕事ですから」
「いやいや、そんな事までしてもらったら悪い」
「いえいえ」
「いやいや」

「あのっ、二人共出ててもらっていいですか?」


「なんで俺まで」
「アンリ様はとてもお美しいですから、ジェイド様も何かとご苦労なさいますね」
「店主には言われたくない」
「あはは、これは失礼しました」

侍女のサシャがアンリの着替えが済んだと伝えに来た。

「⋯っ!!アンリ、綺麗だ⋯」
「良くお似合いですよアンリ様」

アンリは細かな花の刺繍が施されたクリーム色の裾が長めの上着と、細めのズボンのスーツに、フリルが重なった白いクラバットを巻き、俺の瞳の色と同じ深碧の宝石のブローチを着けていた。その全てが、アンリの淡い栗色の髪に合っていて、とても美しかった。

「店主、よくやった」
「お褒めいただきありがとうございます。ジェイド様も寸法だけ確認させて下さい」
「ははっ、俺はついでか?」
「とんでもございません。ハハハハ」

食えない店主だったが、なかなか気に入った。また利用させてもらおう。



「アンリ、今日はどうして俺まで部屋の外に出したんだ?」
「だって、まだ明るいのに、ジェイドに裸を見られるの恥ずかしかったから」
「なっ!アンリ、俺を誘ってるのか?」
「どうして今のが誘ってる事になるの!?」
「アンリが俺が怪我してから激しくするの嫌がるから、俺はずっとアンリが欲しくてたまらないんだ」
「だって、ジェイドの背中青くなってて、痛そうだったから」
「もう治ってるよ。アンリいいかい?」
「⋯でもまだ心配だから、いつもみたいに後ろからして」
「アンリ!」

ベッドに横になり、アンリを背中から抱き締める。俺の背中に負担がかからないようにとアンリが考えてくれた。
後ろからアンリを抱き締めながら、寝着の裾をするするとたくし上げ、華奢な体に手を這わせる。腹をさすりながら、徐々に胸へと上がる。小さい尖りを探り当てると、アンリの口から、はぁと吐息が漏れる。

そのまま尖りを指でこねると、アンリの腰がゆるゆると揺れ出し、俺の反り返った昂りに擦れる。

アンリの顎に手を当て、後ろを向かせると、もう小さな舌を出して待っている。俺はそれに吸い付くように絡ませながら、アンリの双丘に昂りを当て腰を揺らす。

「アンリ、香油を馴染ませるからね」
「うん」

俺はアンリと早く一つになりたくて、性急に窄まりに指を差し入れ、香油を馴染ませる。アンリも同じ思いのようで、指の動きに合われ腰を揺らす。

「アンリ、入りたい」
「うん、きて」

アンリの片足を持ち上げ、窄まりを広げて昂りを当て、最初は少しずつ進めるが、堪えきれずに一気に再奥まで持っていく。アンリのなかが待っていたようにやわやわと締め付けてくる。それに促されるように腰が勝手に激しく揺れる。

「ああぁっ、やっ、激しいのだめぇ」
「アンリ、中、締め付け過ぎだよ」

後ろから腰を激しく振ると、だめだめと言いながらもアンリも合わせて腰を揺らしてくる。

「アンリ、気持ちいいよ、愛してる」
「ジェイド、ああぁっん、やぁ」

「くっ、イクぞ」
「あああぁぁ、出してぇ」

二人同時に果てた。そして愛を確かめ合うように、深い口付けを交わす。

「はぁはぁ、ジェイド、背中大丈夫?」
「俺の伴侶は優しいな。アンリ、今度はちゃんとじっくり可愛がらせてくれ」

赤くなって頷くアンリに口付けをして、そのまま抱き合って眠った。

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