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31.犯した僕の初めて

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おじさんは僕の全てを支配した。目も、耳も、口も。そして手足の自由さえも。

おじさんの仕立てた赤錆び色の細いロープは僕の体にピリピリとした悦雷イカヅチを落とす。

その紅い撚糸は闇ガエルの血で染め上げられていて、僕の聖なる力を月夜の影にそっと隠した。

縄の擦れる音、身動きが取れなくなっていく心地よさ、僕はおじさんに身体を預け、浮世の習いから解放された。

感じるのは触れたおじさんの体温と荒い息遣いだけ。僕は叫び狂うほど気持ちが良くて、その感覚に泥酔していた。


だから、気がつくのが遅れたんだ。

おじさんの舌が体中を這い回り、僕に掛けた首輪を引いて、太ももに激しくアレをぶつける。

僕は、跳ねる様に揺すぶられ、そして。

耳元で振り子の様に動くを、おじさんは前触れもなく突然に引き抜いたんだ。

その瞬間、隠していた僕の本能が解放される。

『欲望に忠実になれ』

カイトがピアスに込めたイタズラは、実に悪魔的で、本音を飲み込む事に慣れた僕にはうってつけの呪いだったのかも知れない。

僕は糸を切られた操り人形の様に、ベットの上に倒れ込んだ。酷い動悸がして、ガクガクと震える。

おじさんは、慌てて僕の手枷を解いた。

おじさん、逃げて?
「ふぐっ。」

ボクから・・・。
その刹那。

僕は即座におじさんを押さえつけた。足に付いた枷を引きちぎり、驚いたおじさんが何かを言ってる気がするけど、僕は耳栓をされているから分からないんだ。

だから・・・。

おじさんが、僕に命令を下す事は出来ない。僕はもう、止まらない。

僕は下着を脱ぎ捨て、押さえつけたおじさんのお尻に自身を擦りつける。

ボク、おじさんがそばにいるだけで、ずっと勃起が止まらなかったんだ。でも、我慢してた。おじさんは、ボクを男としては見ていなかったからね。

僕はいつでも『カワイイ』ガキでいなきゃいけなかったんだ。そうしないと、おじさんに捨てられていたから。

おじさんは何かを叫んで、僕を殴りつけ蹴り上げた。僕は仕方なく、おじさんの奴隷紋に魔力を流し、あの時の約束を発動させる。

『僕の童貞はじめてを貰って』
その願いを今、果たしてもらう。

もがきながらも、動きが鈍くなったおじさんを組み敷いて、四つ這いのお尻に過重をかける。僕のアレをぐりぐりと押し込んでいく。僕の我慢できなかった汁がおじさんの穴を濡らし、少しずつ沈み込んでいく。

目隠しされていても感じる。震えるおじさんを。

「くふっ、くふっ、くふっ。」

僕は口枷から漏れ出る笑い声を、抑えることができなかった。

僕、筆下ろしはおじさんにしてもらおうって決めてたんだ。まあ、おじさん以外は勃たないから、それ以外の選択肢は無いんだけどね?

おじさんの蠢く穴に潜り込んで、3分の1。

「ぐふっ。」

想像を絶する高揚感が全身に行き渡り、僕は生殖細胞をおじさんに吐き出した。だって、ボク初めてなんだもん。仕方ないでしょ?でも大丈夫。

おじさんの穴の滑りが良くなって。3分の2。僕は再び激しく出し入れした。

ボクって若いから、猿みたいに何度でも出来ちゃう。一度出したら射精感が落ち着いて、おじさんの良い所に狙いを定めて激しくそこをノックする。

セックスは、互いが気持ちよくならなかったら、意味が無いと思わない?片方だけが気持ちいいのは、もはやオナニーだ。そう言う点で僕達は、相性抜群なんじゃ無いかな。ねぇ、おじさん。

あ、やっと全部入った。

おじさんは、何かを呻いて、分泌液を撒き散らした。シーツが濡れて、膝に張り付いてくるけど、僕は気にせず腰を振りまくった。

ヒクヒクと痙攣して、大人しくなったおじさんをひっくり返して、上から一気に突く。おじさんのカウパー線をぐりぐりと押しつぶしてプレスする。

「ふぐっ!!」

おじさんの先っぽからトロトロと内分泌が滲み出て、僕もどぷどぷと、大量のザーメンをおじさんのインサイドに中出しする。

「ふーっ、ふーっ、ふーっ。」

僕はおじさんに殴られて切れた唇の出血と、唾液を手の甲で拭った。

僕は口枷をつけたままおじさんに、小鳥のキスをする。夢なら覚めないで欲しいと思うほど、僕は最高の気分だった。
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