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32.ふん、ふーふ、ふふふん♪
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僕はおじさんに情痴の限りを尽くした、カイトの掛けた呪いが僕をそうさせるんだ。
はぁ。本当は、おじさんともっとゆっくり距離を縮めるつもりだったのに・・・。
僕はおじさんの両方の乳首をクリクリ捻る。ちょっといじっただけで、すぐにオルガスムに達してしまった。こんなに雑魚い乳首して大丈夫かな、ボク心配になっちゃう。
『ヴー、ヴー、ヴー。』
ダンジョン内に警報が鳴り響いた。
あーあ。良い所だったのに。
侵入者が来たみたいだ。僕は気絶して動かなくったおじさんを地底湖の底、秘密の部屋にそっと隠した。
僕はおじさんに縛られた縄の上から、ガウンを羽織る。ガウンとお揃いの紫陽花色の傘を持って。
歌いたい時のいつものスタイルなんだ。ガウンには、雨避けの魔法陣も刺繍されている。カイトに貰ったんだ。
僕の理性のタガを外してくれたカイトに、お返ししなくちゃ。その時が来たら、僕と同じ気持ちにしてあげる。ピアスを媒介に僕は呪い返しの札を用意した。
「んっっ。」
結んだ縄に締め付けられて、押し出された乳首がサテンの布に擦れる。おじさんの緊縛は僕にゾクゾクとした官能を呼び起こす。
僕は首輪を揺らし、鼻歌まじりにダンジョンでタップを踏む。妖しい格好でね。
口枷と、目隠し、耳栓は、おじさんに取るなと言われたから僕は自分で取ることは出来ないんだ。
「ふんふーふ、ふん、ふふん♪」
こんな時に歌う曲と言ったら、やっぱり『雨に唄えば』だよね。
「ふ、ふ、ふん、ふふふ、ふーふん♪」
ダンジョン上層階のトラップを次々に起動させていく。10年もここにいたんだ。目を瞑ってても、何処に何があるのかがわかる。
僕は雨に歌い踊る、傘を振り回して。
『タン、タン、タタン、タン♪』
ダンジョンの管理は、僕がやっていたんだ。迷路や罠は全て僕の考案だ。
「ふふふん、ふふふ、ふー、ふん♪」
外界から迷い込んできた魔物たちが、降り出した僕の雨に濡れ、浄化されていく。
『タン、タン、タタン、タン♪』
このダンジョンに魔物は出ない。僕がうっかり浄化しちゃうから。
それでも毎月きちんと魔王に上がりは献上している。ココは、悪魔界でお墨付きを貰う優良ダンジョンなんだ。
「△□○×!」
「んふ?」
「おい!そこの君、わっ、あつっ。なんだこれは!?せ、聖水か!?シールド!!」
「ぐ、ぐげー!!」
「んふ?」
僕は、振り返って首を傾げた。
なんか、お友達が1人浄化されちゃったみたい。大丈夫かな?僕は持っていた傘を、浄化されなかった人に貸してあげる。
僕の耳は今使えないからか、この人は念話を使って話しかけてきた。
「き、君は誰だ?何故ここにはモンスターがいない?カイトは何処なんだ??それにどうして、悪魔用の入り口にトラップが仕掛けてある??」
「んふー!!」
いっぺんに言われても答えられないよ。それに僕は今話せないんだ。見たらわかるでしょ??
埒があかないので、僕はカイトと繋がった胸の魔法陣を起動させる。そのうち来ると思うけど?
「まさか、君がカイトの飼っているって噂の聖者か?」
「んふ?」
僕は首を傾げた。今首輪をしてるからそう思われても仕方ないよね。うんうん。あ、間違って頷いちゃった。
「そうか。悪いけれど前魔王から、殺す様に言われていたんだ。遺言でね、今すぐ死んでくれ!」
その人は、禍々しい気配のする何かを取り出して近づいて来た。わーお。僕って絶対絶命??
僕はよろめいて、尻餅をついた。
「んふっ、んっっ!」
その拍子にガウンがはだけ、ガウンと乳首が擦れて甘い声が出ちゃう。いやん。
「な、な、なんて常識はずれな・・・。聖者に闇属性のロープなんて。ごくっ。カイトに縛られて悦んでいるのか??君は俗に言う、破戒僧という奴なのか??前魔王は、君を危険視していたが・・・。殺すより、まずは一旦。君の生体確認が必要そうだ。キヒ。その中は、一体どうなっているんだ??」
この人、質問多いな。僕何も答えられないから、なんか疲れて来ちゃった。
にじり寄られてちょっと怖い。傘をカサなきゃよかった、なんちゃって。首輪に付いたリードを掴まれてしまったから、逃げられない。
「んふ!!」
「キヒヒ。君は、今教会が血眼になって探している聖女じゃ無いのかい??キヒ。それが、悪魔のペットになっているなんてこんなに愉快な事があるかい??キヒヒヒヒ。カイトめ、やるじゃないか。妬ましいね。」
目隠しを取られた。僕はこのよくわからない人をキッと睨みつける。
「キヒヒ。君はまるで天使のように美しい。キヒ、ねぇ君?この私が飼ってあげようじゃないか。わたしはね、今魔王なんだよ。こないだ前魔王を殺したからね。カイトより血筋が良くて強いんだよ。どうだい??素敵な提案だろう??」
あーあ。口枷を取られちゃった。この人と喋るの面倒くさそう。無視したらダメかな。
「キヒヒヒヒ!!そうだ、いい事を考えたぞ。子作りして、天使と悪魔の合いの子を作るなんてどうだい??わたし達の子供だったら、世界を簡単に滅ぼせる。」
こんなのが次の魔王で、悪魔界は大丈夫なのかな??あ、カイトが来たみたい、もう、気がついてよ。僕が口を開こうとしたら。
「・・・。」
魔王が突然、僕を押し倒して来た。闇属性の緊縛が僕の聖属性を打ち消してしまっていて、抵抗出来ない。
まさに好事魔多し!?魔王の舌先が蛇のように割れ、青い舌が僕の唇の中に強引に押し入って来る。
「むゃっ、ボク怖い。助けてっ。ぐすっ。」
そして、無表情でやってきたカイトが、
「メレク、俺っちのオリーに触るなって言っておいたよな?」
魔王の背中を短剣で貫いた。
「・・・。」
振り返った魔王は、カイトに何か言おうとしたみたいだけどパクパクした後、何も言わずに事切れた。
ピシャピシャと、冷たく青い血が僕に降りかかってきて僕は気を失った。
はぁ。本当は、おじさんともっとゆっくり距離を縮めるつもりだったのに・・・。
僕はおじさんの両方の乳首をクリクリ捻る。ちょっといじっただけで、すぐにオルガスムに達してしまった。こんなに雑魚い乳首して大丈夫かな、ボク心配になっちゃう。
『ヴー、ヴー、ヴー。』
ダンジョン内に警報が鳴り響いた。
あーあ。良い所だったのに。
侵入者が来たみたいだ。僕は気絶して動かなくったおじさんを地底湖の底、秘密の部屋にそっと隠した。
僕はおじさんに縛られた縄の上から、ガウンを羽織る。ガウンとお揃いの紫陽花色の傘を持って。
歌いたい時のいつものスタイルなんだ。ガウンには、雨避けの魔法陣も刺繍されている。カイトに貰ったんだ。
僕の理性のタガを外してくれたカイトに、お返ししなくちゃ。その時が来たら、僕と同じ気持ちにしてあげる。ピアスを媒介に僕は呪い返しの札を用意した。
「んっっ。」
結んだ縄に締め付けられて、押し出された乳首がサテンの布に擦れる。おじさんの緊縛は僕にゾクゾクとした官能を呼び起こす。
僕は首輪を揺らし、鼻歌まじりにダンジョンでタップを踏む。妖しい格好でね。
口枷と、目隠し、耳栓は、おじさんに取るなと言われたから僕は自分で取ることは出来ないんだ。
「ふんふーふ、ふん、ふふん♪」
こんな時に歌う曲と言ったら、やっぱり『雨に唄えば』だよね。
「ふ、ふ、ふん、ふふふ、ふーふん♪」
ダンジョン上層階のトラップを次々に起動させていく。10年もここにいたんだ。目を瞑ってても、何処に何があるのかがわかる。
僕は雨に歌い踊る、傘を振り回して。
『タン、タン、タタン、タン♪』
ダンジョンの管理は、僕がやっていたんだ。迷路や罠は全て僕の考案だ。
「ふふふん、ふふふ、ふー、ふん♪」
外界から迷い込んできた魔物たちが、降り出した僕の雨に濡れ、浄化されていく。
『タン、タン、タタン、タン♪』
このダンジョンに魔物は出ない。僕がうっかり浄化しちゃうから。
それでも毎月きちんと魔王に上がりは献上している。ココは、悪魔界でお墨付きを貰う優良ダンジョンなんだ。
「△□○×!」
「んふ?」
「おい!そこの君、わっ、あつっ。なんだこれは!?せ、聖水か!?シールド!!」
「ぐ、ぐげー!!」
「んふ?」
僕は、振り返って首を傾げた。
なんか、お友達が1人浄化されちゃったみたい。大丈夫かな?僕は持っていた傘を、浄化されなかった人に貸してあげる。
僕の耳は今使えないからか、この人は念話を使って話しかけてきた。
「き、君は誰だ?何故ここにはモンスターがいない?カイトは何処なんだ??それにどうして、悪魔用の入り口にトラップが仕掛けてある??」
「んふー!!」
いっぺんに言われても答えられないよ。それに僕は今話せないんだ。見たらわかるでしょ??
埒があかないので、僕はカイトと繋がった胸の魔法陣を起動させる。そのうち来ると思うけど?
「まさか、君がカイトの飼っているって噂の聖者か?」
「んふ?」
僕は首を傾げた。今首輪をしてるからそう思われても仕方ないよね。うんうん。あ、間違って頷いちゃった。
「そうか。悪いけれど前魔王から、殺す様に言われていたんだ。遺言でね、今すぐ死んでくれ!」
その人は、禍々しい気配のする何かを取り出して近づいて来た。わーお。僕って絶対絶命??
僕はよろめいて、尻餅をついた。
「んふっ、んっっ!」
その拍子にガウンがはだけ、ガウンと乳首が擦れて甘い声が出ちゃう。いやん。
「な、な、なんて常識はずれな・・・。聖者に闇属性のロープなんて。ごくっ。カイトに縛られて悦んでいるのか??君は俗に言う、破戒僧という奴なのか??前魔王は、君を危険視していたが・・・。殺すより、まずは一旦。君の生体確認が必要そうだ。キヒ。その中は、一体どうなっているんだ??」
この人、質問多いな。僕何も答えられないから、なんか疲れて来ちゃった。
にじり寄られてちょっと怖い。傘をカサなきゃよかった、なんちゃって。首輪に付いたリードを掴まれてしまったから、逃げられない。
「んふ!!」
「キヒヒ。君は、今教会が血眼になって探している聖女じゃ無いのかい??キヒ。それが、悪魔のペットになっているなんてこんなに愉快な事があるかい??キヒヒヒヒ。カイトめ、やるじゃないか。妬ましいね。」
目隠しを取られた。僕はこのよくわからない人をキッと睨みつける。
「キヒヒ。君はまるで天使のように美しい。キヒ、ねぇ君?この私が飼ってあげようじゃないか。わたしはね、今魔王なんだよ。こないだ前魔王を殺したからね。カイトより血筋が良くて強いんだよ。どうだい??素敵な提案だろう??」
あーあ。口枷を取られちゃった。この人と喋るの面倒くさそう。無視したらダメかな。
「キヒヒヒヒ!!そうだ、いい事を考えたぞ。子作りして、天使と悪魔の合いの子を作るなんてどうだい??わたし達の子供だったら、世界を簡単に滅ぼせる。」
こんなのが次の魔王で、悪魔界は大丈夫なのかな??あ、カイトが来たみたい、もう、気がついてよ。僕が口を開こうとしたら。
「・・・。」
魔王が突然、僕を押し倒して来た。闇属性の緊縛が僕の聖属性を打ち消してしまっていて、抵抗出来ない。
まさに好事魔多し!?魔王の舌先が蛇のように割れ、青い舌が僕の唇の中に強引に押し入って来る。
「むゃっ、ボク怖い。助けてっ。ぐすっ。」
そして、無表情でやってきたカイトが、
「メレク、俺っちのオリーに触るなって言っておいたよな?」
魔王の背中を短剣で貫いた。
「・・・。」
振り返った魔王は、カイトに何か言おうとしたみたいだけどパクパクした後、何も言わずに事切れた。
ピシャピシャと、冷たく青い血が僕に降りかかってきて僕は気を失った。
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