39 / 66
悩みに
しおりを挟む
世界を軽く照らす日輪、ジリジリ肌を焦がす熱気、白い雲が自由に漂う青空。
そんな空の下で屋上の風に当たりながら柵に凭れて天を仰ぐ俺。
「はぁ……雲は自由でいいな、悩みなんてないんだろう……。来世では悩みがない人生に生まれ変わりたいぜ」
柵が腰に食い込みそろそろ痛くなった俺は身体を回転。
次は柵に肘を乗せて屋上から見える光景を眺める。
「……あれ。夢だったんだろうか……けど、夢にしては現実過ぎる……なんて、現実逃避だな、これ」
あれは正真正銘の現実だ。
俺は先日。
社会人の身でありながら情けない湯冷めで風邪を引いてしまった。
その際、誤爆メールを幼馴染の凛に送ってしまい。なし崩しに看病をして貰う事にした。
消化の良い御粥を食べ、薬を飲んだ俺は寝床に付いた。
どれくらい眠ったかは分からない。体感的に僅かな時間だったかもしれないが。
トイレに行きたいと目覚めた俺の耳に入ったのは……凛の懺悔する様な声。
『……なんてこと、言える訳がない……。本当は今でもこーちゃんが好きだって、言えるわけがない……。私は一度こーちゃんを振った、私を好きでいてくれたこーちゃんを私は裏切った……。そんな女が—————今更好きでしたなんていえるわけが、ない……よ』
俺はその言葉を聞いて絶句した。
凛が俺の事を……好きだって言った。
その後凛は自分が馬鹿な幼馴染でごめんと俺に言い、恐らく本人は聞こえてないと思うが、その言葉を呟いて家を出て行った。
俺はその後頭の中で渦巻いた様に考えが巡り。結局は知恵熱みたいに再び発熱。看病の甲斐無く、風邪は長引いてしまった。
まあ、凛が念のためか簡易な食事を冷蔵庫に用意してくれていたおかげで、日曜日は朝から晩まで安静に過ごせ、月曜日の出勤には熱は完全に引いた。寝すぎた所為か体は気怠いが。
「やっぱりあれは……夢じゃないんだよな。凛が……俺のことが好きだって」
再確認する様に呟くと俺の脳裏にフラッシュバックする。
『私もこーちゃんの事、大切に思ってるよ。多分、友達の中で一番だと思う……けど、ごめん。私ね。付き合っている人がいるんだ』
俺は一度、凛に振られている。
だが、俺は別に凛を恨んじゃいない。
恋愛は互いの想いの矢印が対面して成就するもの。俺と凛の想いの矢印が違う方向に向かっていた。ただそれだけだ。人の気持ちを決める権利は誰にもない。振ったあいつを咎める権利は誰にもない。
……思い返せば、あれも、気のせいじゃなかったのかもしれないな。
俺が凛に振られた時、俺は辛い現実から目を背ける様に、凛のもとから逃げた。
その時、俺は一瞬、凛の方を振り返った。
あの時、何故俺は振り返ったのか分からなかった。もしかしたら凛が追いかけてくれるんじゃないかって女々しい考えがあったのかもしれない。
だが、凛は俺を追いかけて来なかった……だが、俺はあの時見たんだ。
凛が今までに見た事のない様な悲しい顔で泣いていた。
何故振ったお前が泣いているんだよ、と思って、俺はただの見間違いだと思った。
だが……あれは本当に見間違いだったのか、正直、今更どうでもいいことなのだが……どうでもいいと思う反面、俺は胸の真ん中ムカムカする。この気持ちをどうやって止めればいい。強い酒でも飲むか?
「なにそんな所で黄昏てるんだ、古坂少年」
「……白雪部長。てか、誰が少年だ、誰が」
酒という単語の巡り合わせか、奇妙なタイミングで酒の鬼、白雪部長が登場。
白雪部長は片手をポケットに入れながら、柵の方まで歩み、俺から2メートル離れた所で俺と同じ様に柵に肘を乗せる。
「悪いが古坂。お前、タバコの臭いは嫌いか?」
「え、別に……居酒屋とかで慣れてますから」
唐突な質問に面食らう俺の返答を聞き、「そうか」と言って白雪部長がポケットから取り出したのは……タバコ?
面食らう俺を他所に、白雪部長は箱からタバコを1本取り出し、ライターで火を点け、徐に吸い出す。
「……………」
「どうした古坂? そんな珍妙な物を見たって顔をして」
唖然とする俺に部長が訊いて来ると俺は我に返り。
「部長って、タバコ吸うんですね……?」
俺の問いに部長は「あぁ……」と納得して。
「別に隠してたわけじゃないが、たまにだよ」
「たまにって……どれくらいですか?」
「そうだな……前に吸ったのは、3年前かな?」
「3年前!?」
もうそれはたまにってレベルなのか!?
だからか。俺は入社以来タバコを吸っている部長を見た事がない。
年単位で久々なのだから、逆に珍しい現場に立ち会えたみたいだ。
酒にたばこってこの人、健康状態は大丈夫なのだろうか?
まあ、酒は兎も角、たばこに関しては大丈夫なのだろうが。あまり吸ってないみたいだし。
少し驚いたが、別に法律を破っている訳でもなく個人の自由だから受け入れるけど……1つ気になった事がある。
「俺、よくコンビニ行ってタバコの棚とか見ますが、今白雪部長が吸っている銘柄、見た事がないですね。海外のやつですか?」
部長が握るタバコの箱の表紙は微かに痛んでいて、絵柄も何処か古い様に思えた。
俺の違和感に部長は予想外の返答が来た。
「まあ、そうだろうな。だって——————これ18年も昔のタバコなんだから」
「はぁあああああああ!?」
18年!? また年単位!
どんだけ古いタバコなんだよ。
「てか……タバコって賞味期限とかなかったですけ?」
「一応あるぞ。だが、賞味期限はあくまで賞味期限だ。超えたからって吸えない訳じゃない……が、正直言って、クソマズイ……」
女性がクソとか言うなよというツッコミは無しとして、
「マズイなら吸わなければいいんじゃないですか? 体にも悪いし。なんでそんな物吸ってるんですか?」
「……そうだな。こんなマズイ物、真の意味で百害あって一利なしだ。……だが、稀に吸いたくなる時があるんだよ、私にも……」
言葉で言いながらも部長は再びタバコを口に咥える。
先端の部分が赤く光、消えると、部長は口から煙を吐く。
宙を漂う煙はまるで天まで届けと言わんばかりに浮かび、そして儚く消える。
そしてタバコを口に咥えながらに横目で俺に聞いてくる。
「てか古坂。お前、こんな所でなにか考え事か? 悩みならお姉さんが訊いてやるぞ?」
はぐらかす様に話題を転換させる部長。
お姉さんなんて、確かに部長の方が一歳年上だが、お姉さんなんて言われたら少し引くな……。
けど、部長も30を超えた大人で人生経験も豊富だ。
悩みは一人で抱え込まず、誰かに吐き出せば楽になる事もある。
そして部長が俺の悩みに真摯に答えてくれたのなら、もしかしたら答えが出るかもしれない。
「ならお言葉に甘えて相談に乗って貰います。実は——————」
そんな空の下で屋上の風に当たりながら柵に凭れて天を仰ぐ俺。
「はぁ……雲は自由でいいな、悩みなんてないんだろう……。来世では悩みがない人生に生まれ変わりたいぜ」
柵が腰に食い込みそろそろ痛くなった俺は身体を回転。
次は柵に肘を乗せて屋上から見える光景を眺める。
「……あれ。夢だったんだろうか……けど、夢にしては現実過ぎる……なんて、現実逃避だな、これ」
あれは正真正銘の現実だ。
俺は先日。
社会人の身でありながら情けない湯冷めで風邪を引いてしまった。
その際、誤爆メールを幼馴染の凛に送ってしまい。なし崩しに看病をして貰う事にした。
消化の良い御粥を食べ、薬を飲んだ俺は寝床に付いた。
どれくらい眠ったかは分からない。体感的に僅かな時間だったかもしれないが。
トイレに行きたいと目覚めた俺の耳に入ったのは……凛の懺悔する様な声。
『……なんてこと、言える訳がない……。本当は今でもこーちゃんが好きだって、言えるわけがない……。私は一度こーちゃんを振った、私を好きでいてくれたこーちゃんを私は裏切った……。そんな女が—————今更好きでしたなんていえるわけが、ない……よ』
俺はその言葉を聞いて絶句した。
凛が俺の事を……好きだって言った。
その後凛は自分が馬鹿な幼馴染でごめんと俺に言い、恐らく本人は聞こえてないと思うが、その言葉を呟いて家を出て行った。
俺はその後頭の中で渦巻いた様に考えが巡り。結局は知恵熱みたいに再び発熱。看病の甲斐無く、風邪は長引いてしまった。
まあ、凛が念のためか簡易な食事を冷蔵庫に用意してくれていたおかげで、日曜日は朝から晩まで安静に過ごせ、月曜日の出勤には熱は完全に引いた。寝すぎた所為か体は気怠いが。
「やっぱりあれは……夢じゃないんだよな。凛が……俺のことが好きだって」
再確認する様に呟くと俺の脳裏にフラッシュバックする。
『私もこーちゃんの事、大切に思ってるよ。多分、友達の中で一番だと思う……けど、ごめん。私ね。付き合っている人がいるんだ』
俺は一度、凛に振られている。
だが、俺は別に凛を恨んじゃいない。
恋愛は互いの想いの矢印が対面して成就するもの。俺と凛の想いの矢印が違う方向に向かっていた。ただそれだけだ。人の気持ちを決める権利は誰にもない。振ったあいつを咎める権利は誰にもない。
……思い返せば、あれも、気のせいじゃなかったのかもしれないな。
俺が凛に振られた時、俺は辛い現実から目を背ける様に、凛のもとから逃げた。
その時、俺は一瞬、凛の方を振り返った。
あの時、何故俺は振り返ったのか分からなかった。もしかしたら凛が追いかけてくれるんじゃないかって女々しい考えがあったのかもしれない。
だが、凛は俺を追いかけて来なかった……だが、俺はあの時見たんだ。
凛が今までに見た事のない様な悲しい顔で泣いていた。
何故振ったお前が泣いているんだよ、と思って、俺はただの見間違いだと思った。
だが……あれは本当に見間違いだったのか、正直、今更どうでもいいことなのだが……どうでもいいと思う反面、俺は胸の真ん中ムカムカする。この気持ちをどうやって止めればいい。強い酒でも飲むか?
「なにそんな所で黄昏てるんだ、古坂少年」
「……白雪部長。てか、誰が少年だ、誰が」
酒という単語の巡り合わせか、奇妙なタイミングで酒の鬼、白雪部長が登場。
白雪部長は片手をポケットに入れながら、柵の方まで歩み、俺から2メートル離れた所で俺と同じ様に柵に肘を乗せる。
「悪いが古坂。お前、タバコの臭いは嫌いか?」
「え、別に……居酒屋とかで慣れてますから」
唐突な質問に面食らう俺の返答を聞き、「そうか」と言って白雪部長がポケットから取り出したのは……タバコ?
面食らう俺を他所に、白雪部長は箱からタバコを1本取り出し、ライターで火を点け、徐に吸い出す。
「……………」
「どうした古坂? そんな珍妙な物を見たって顔をして」
唖然とする俺に部長が訊いて来ると俺は我に返り。
「部長って、タバコ吸うんですね……?」
俺の問いに部長は「あぁ……」と納得して。
「別に隠してたわけじゃないが、たまにだよ」
「たまにって……どれくらいですか?」
「そうだな……前に吸ったのは、3年前かな?」
「3年前!?」
もうそれはたまにってレベルなのか!?
だからか。俺は入社以来タバコを吸っている部長を見た事がない。
年単位で久々なのだから、逆に珍しい現場に立ち会えたみたいだ。
酒にたばこってこの人、健康状態は大丈夫なのだろうか?
まあ、酒は兎も角、たばこに関しては大丈夫なのだろうが。あまり吸ってないみたいだし。
少し驚いたが、別に法律を破っている訳でもなく個人の自由だから受け入れるけど……1つ気になった事がある。
「俺、よくコンビニ行ってタバコの棚とか見ますが、今白雪部長が吸っている銘柄、見た事がないですね。海外のやつですか?」
部長が握るタバコの箱の表紙は微かに痛んでいて、絵柄も何処か古い様に思えた。
俺の違和感に部長は予想外の返答が来た。
「まあ、そうだろうな。だって——————これ18年も昔のタバコなんだから」
「はぁあああああああ!?」
18年!? また年単位!
どんだけ古いタバコなんだよ。
「てか……タバコって賞味期限とかなかったですけ?」
「一応あるぞ。だが、賞味期限はあくまで賞味期限だ。超えたからって吸えない訳じゃない……が、正直言って、クソマズイ……」
女性がクソとか言うなよというツッコミは無しとして、
「マズイなら吸わなければいいんじゃないですか? 体にも悪いし。なんでそんな物吸ってるんですか?」
「……そうだな。こんなマズイ物、真の意味で百害あって一利なしだ。……だが、稀に吸いたくなる時があるんだよ、私にも……」
言葉で言いながらも部長は再びタバコを口に咥える。
先端の部分が赤く光、消えると、部長は口から煙を吐く。
宙を漂う煙はまるで天まで届けと言わんばかりに浮かび、そして儚く消える。
そしてタバコを口に咥えながらに横目で俺に聞いてくる。
「てか古坂。お前、こんな所でなにか考え事か? 悩みならお姉さんが訊いてやるぞ?」
はぐらかす様に話題を転換させる部長。
お姉さんなんて、確かに部長の方が一歳年上だが、お姉さんなんて言われたら少し引くな……。
けど、部長も30を超えた大人で人生経験も豊富だ。
悩みは一人で抱え込まず、誰かに吐き出せば楽になる事もある。
そして部長が俺の悩みに真摯に答えてくれたのなら、もしかしたら答えが出るかもしれない。
「ならお言葉に甘えて相談に乗って貰います。実は——————」
0
あなたにおすすめの小説
【完】経理部の女王様が落ちた先には
Bu-cha
恋愛
エブリスタにて恋愛トレンドランキング4位
高級なスーツ、高級な腕時計を身に付け
ピンヒールの音を響かせ歩く
“経理部の女王様”
そんな女王様が落ちた先にいたのは
虫1匹も殺せないような男だった・・・。
ベリーズカフェ総合ランキング4位
2022年上半期ベリーズカフェ総合ランキング53位
2022年下半期ベリーズカフェ総合ランキング44位
関連物語
『ソレは、脱がさないで』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高4位
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高2位
『大きなアナタと小さなわたしのちっぽけなプライド』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高13位
『初めてのベッドの上で珈琲を』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高9位
『“こだま”の森~FUJIメゾン・ビビ』
ベリーズカフェさんにて恋愛ランキング最高 17位
私の物語は全てがシリーズになっておりますが、どれを先に読んでも楽しめるかと思います。
伏線のようなものを回収していく物語ばかりなので、途中まではよく分からない内容となっております。
物語が進むにつれてその意味が分かっていくかと思います。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
サクラブストーリー
桜庭かなめ
恋愛
高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。
しかし、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。
桜も咲く1年生の修了式の日、大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。甘くて温かな春の同居&学園青春ラブストーリー。
※特別編8-お泊まり女子会編-が完結しました!(2025.6.17)
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
三年間片思いしていた同級生に振られたら、年上の綺麗なお姉さんにロックオンされた話
羽瀬川ルフレ
恋愛
高校三年間、ずっと一人の女の子に片思いをしていた主人公・汐見颯太は、高校卒業を目前にして片思いの相手である同級生の神戸花音に二回目の告白をする。しかし、花音の答えは二年前と同じく「ごめんなさい」。
今回の告白もうまくいかなかったら今度こそ花音のことを諦めるつもりだった颯太は、今度こそ彼女に対する未練を完全に断ち切ることにする。
そして数か月後、大学生になった颯太は人生初のアルバイトもはじめ、充実した毎日を過ごしていた。そんな彼はアルバイト先で出会った常連客の大鳥居彩華と少しずつ仲良くなり、いつの間にか九歳も年上の彩華を恋愛対象として意識し始めていた。
自分なんかを相手にしてくれるはずがないと思いながらもダメ元で彩華をデートに誘ってみた颯太は、意外にもあっさりとOKの返事をもらって嬉しさに舞い上がる。
楽しかった彩華との初デートが終わり、いよいよ彩華への正式な告白のタイミングを検討しはじめた颯太のところに、予想外の人物からのメッセージが届いていた。メッセージの送り主は颯太と同じ大学に進学したものの、ほとんど顔を合わせることもなくなっていた花音だった。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる