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エルバルク家のご令嬢
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たまにはこんなイタズラもいいだろう。
私は冒険者ギルドの建物の前に立っていた。
だが、いつもの赤フード姿じゃない。
近くを通りすぎていく商人や冒険者が振り返る。
私は綺麗なドレス姿でギルドを訪れたのだった。
特に用事があるわけじゃない。
ただ最近の深刻な事件の息抜きに、受付のお姉さんにこの姿で構ってもらおうと思っただけだった。
赤フードの時は強引に会話に付き合わされることも多い。
このくらいのイタズラは許容範囲だろう。
ということで、私はいつもの慣れ親しんだ木製のドアを開ける。
「こんにちはーーって、エルバルク家のご令嬢さま!?」
受付のお姉さんは運良く手が空いていたようだ。
入ってきた私を見ると、血相を変えて飛んでくる。
「キリナ・エルバルク様ですよね! 冒険者ギルドにご用ですか!? 何かのご依頼とか!?」
「ええ。まぁ、そんなところよ。ほら、依頼の報酬金も持ってきているわ」
そうやって取り出したのは、膨大な量の金貨が詰まった袋。
……実はこれ、今までの冒険者報酬の一部である。バレないように、袋だけ家にあったものと変えておいた。
「そ、そんなに報酬が必要な依頼……! 成功したら、うちのギルドにもかなりの利益が……!」
いつも思うが、お姉さんは邪念が口に出すぎだ。
「あ、赤フードさーーん!! 来てくださーーい!!」
受付のお姉さんは混乱して私の名を呼ぶが、残念ながらすでにここにいるし、彼女の望んだ姿では現れない。
というか、私がいない時も毎回叫んでたりしないよね……。
「と、とりあえず、奥の部屋でお話をうかがいます! さぁ、こちらへどうぞ!!!」
そうして、私は奥の部屋へと通されたのだった。
しかし、そこで私は気づく。
……依頼内容、まだ決めてない。
私は冒険者ギルドの建物の前に立っていた。
だが、いつもの赤フード姿じゃない。
近くを通りすぎていく商人や冒険者が振り返る。
私は綺麗なドレス姿でギルドを訪れたのだった。
特に用事があるわけじゃない。
ただ最近の深刻な事件の息抜きに、受付のお姉さんにこの姿で構ってもらおうと思っただけだった。
赤フードの時は強引に会話に付き合わされることも多い。
このくらいのイタズラは許容範囲だろう。
ということで、私はいつもの慣れ親しんだ木製のドアを開ける。
「こんにちはーーって、エルバルク家のご令嬢さま!?」
受付のお姉さんは運良く手が空いていたようだ。
入ってきた私を見ると、血相を変えて飛んでくる。
「キリナ・エルバルク様ですよね! 冒険者ギルドにご用ですか!? 何かのご依頼とか!?」
「ええ。まぁ、そんなところよ。ほら、依頼の報酬金も持ってきているわ」
そうやって取り出したのは、膨大な量の金貨が詰まった袋。
……実はこれ、今までの冒険者報酬の一部である。バレないように、袋だけ家にあったものと変えておいた。
「そ、そんなに報酬が必要な依頼……! 成功したら、うちのギルドにもかなりの利益が……!」
いつも思うが、お姉さんは邪念が口に出すぎだ。
「あ、赤フードさーーん!! 来てくださーーい!!」
受付のお姉さんは混乱して私の名を呼ぶが、残念ながらすでにここにいるし、彼女の望んだ姿では現れない。
というか、私がいない時も毎回叫んでたりしないよね……。
「と、とりあえず、奥の部屋でお話をうかがいます! さぁ、こちらへどうぞ!!!」
そうして、私は奥の部屋へと通されたのだった。
しかし、そこで私は気づく。
……依頼内容、まだ決めてない。
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