6 / 12
番になる*
しおりを挟む
初エッチを終えて、家でもエッチをするようになってから、ゆずがものすごく甘えてくるようになった。
ソファに座ると腕を絡めてピッタリとくっついてくるし、ギュってしてと強請られるし。かわいくて仕方がない俺は悶絶するしかない。
「ゆず、もうすぐヒート?」
「分かるの?」
「香りが強くなってる」
ゆずに顔を近づけてその甘い香りに酔いしれる。
「ゆず、本当にいいの?」
「何が?」
「番になるの」
「どうして?」
「こんなにかわいいゆずが俺なんかと番になっていいのかなって思って」
「僕には響介さんしか考えられないよ」
「それは他の人を知らないからでしょ?」
「僕だって色んな人に会ったけど、誰のことも全然好きになれなかったもん。響介さんだけだもん」
「どうしてそんなに好きになってもらえてるんだろ」
「だってかっこいいし、優しいし、僕の事いつも思ってくれるし、いい匂いするし、いっぱい褒めてくれるし、エッチもすごいし」
「あっ、もういい。照れる。ってかエッチもすごいんだ?」
「だっていつも溶けちゃいそうになる」
「へー?」
「うわ」
「じゃあ溶かしちゃお」
今日も飽きることなくゆずを堪能する。いつもより濃い香りのせいか、めちゃくちゃ興奮してしまった。
ヒートの時どうなるんだろう……。
それからしばらくして、その日がやってきた。
「午後から有給取ったから早く帰ってくる」
俺の服の山の中にいるゆずに声をかける。「早く帰ってきてね」気怠げなゆずの声が聞こえた。
仕事中大丈夫ですか?と声をかけられるくらいソワソワしてしまった。会議がなければ休んでいたのに。何度も時計を見ながら仕事を進め、逸る気持ちを抑えて家路につく。
「ただいま」
甘い香りが漂う。手を洗ってゆずの部屋を開けるとその香りは一層濃くなり俺を酔わせた。
「ゆず、ごめん、待たせて」
服を脱ぎながら、ゆずがいるベッドの上に登る。香りを嗅いだだけで欲情してしまって、早くゆずに触れようと服を掻き分ける。裸のまま俺の服を抱きしめて、自分でも少ししていたのか精液の匂いがした。
「ちょっとしちゃった?」
「ン……我慢できなくて……」
「ごめんな」
「響介さん、早く……して欲しい」
服を脱ぎ捨てて、貪るようにゆずの唇を奪う。ただただ目の前のゆずが欲しくて堪らない。項を噛む前にゆずの中に俺のものを注ぎ込みたい。荒ぶる気持ちをそのままぶつけてしまわないように、ゆっくりとゆずの体を愛撫する。お尻からは愛液が流れ出しシーツを濡らしている。ものすごく魅惑的で吸い寄せられるように顔を埋めてゆずの後孔を舐めた。
「アッ……ダメ……そんなとこ舐めちゃ……あぁッ」
ダメだと言う割にめちゃくちゃ感じてるからやめてあげられなくなる。指を挿し入れると一層悦がり始めた。かわいい、俺のゆず。ゆずの好きなところを刺激してやるとまたかわいい声をあげた。俺のものを早くここに挿れたい。存分に快感を与えて濡れそぼる孔に俺のものを挿れた。我慢していた分より気持ちよさを感じる。喘ぐゆずを眺めながら腰を打ち付ける。激しく、奥まで何度も。
「アッアッアッ……こわれぢゃ……アァァッ――」
ごめん、ゆず。俺を受け止めて。狂おしい程のこの感情に身を焦がしながらゆずの中を蹂躙する。
「ゆず、ゆず……あぁ、イキそう……」
「きょうすけさ……ぼくも……」
ゆずの手を握りながら最奥に精を放った。荒い息を吐きながら全てを注ぎ込むようにグッと体を押し付ける。
「ハァハァ……響介さん……愛してる」
「俺も愛してるよ」
キスをしながら息を整える。
「項っていつ噛めばいいの?」
「分かんない……」
「今噛む?」
「エッチしてるときがいい」
「そうなの?」
「気持ちよくて訳分からなくなってたら痛くなさそうだもん」
「じゃあもう1回してもいいんですか?」
「……いつもしてるでしょ?」
「言ってみただけ。気持ちよくなってるときに噛み付いちゃおう」
「噛む前に言ってね?」
「どうしようかな」
「もう、言ってよ?」
「分かってる。このなにもない項も見納めだな。写真撮っとく?」
「えー、いいよー」
「撮っとこう」
繋がったままだったものを抜くと「ハァ……」と言う甘い吐息が聞こえて少し勃ってしまった。急いでスマホを取りに行って、きれいな項を撮った。そのままゆずを撮ると「ヤダ」と言って布団を被ってしまった。
「もう、撮りたいのに」
「ヤダ。恥ずかしいよ」
頬を染めたゆずが布団から顔を覗かせた。
「残念」
「だって裸だし」
「裸だから撮りたいんだけど?」
「……エッチだ」
「そろそろしたいから布団から出てきてくれませんか?」
俺の股間を見たゆずが「あ……」と言って布団を捲った。
「俺の上に座って?」
おずおずと俺に跨るようにして座ったゆずのお尻の孔を撫でると、俺の肩にもたれかかって甘い吐息を漏らす。柔らかくなっているゆずの中に自身のものを挿し入れると耳元で声を上げた。ゾクゾクとしながら突き上げるとゆずが腰を揺らし始めた。
「腰揺れてる。気持ちいい?」
「ン……きもちいい……」
「こっちも一緒にしよっか?」
ゆずのものを扱いてやると喘ぎ声が激しくなった。耳元で喘がれるのめちゃくちゃいい。
「ゆず、もっと声出して?」
「アッヤダ……どうじに……ダメェ……ッ」
ガクガクと震えて出す前に中でイッた。
「中でイッちゃった?」
「アッ……イク……またきちゃう……アッアッンッ。アッ……止まんない……きょうすけさ……」
「訳分かんなくなってきた?」
「アッ……わがんない……」
ズルリと引き抜いてゆずを押し倒してうつ伏せにさせ、もう一度奥まで貫いた。
「アァァ――っ」
「ゆず、噛むよ?」
「かんで……きょうすけさん……」
その言葉を聞いて、何もない真っ白な項に噛み付いた。
「――――ッ!!」
ゆずが声にならない声を上げる。口を離すとくっきりと噛み跡がついていて、それに優しく口付けた。
「もう二度と離さないから。ゆずは俺のものだから」
何度も何度も噛み跡に優しく口付けた。
「うれしい……きょうすけさん……愛してる」
「俺もゆずのこと愛してる。
ごめん、もう少し付き合って?」
仰向けにさせるとゆずの目から涙が零れ落ちた。その涙にも口付ける。俺を締め付けるゆずの中はとても温かくて気持ちがいい。腰を打ち付けるスピードを早めて一気に射精した。
「痛くない?」
ゆずの項に触れて問いかける。
「平気だよ。喜びの方が大きい。ずっと好きだった人と番になれるなんて奇跡だもん」
「ありがとう、ゆず。俺をずっと想っていてくれて」
「泣いてるの?」
「あれ、なんでだろう……。すごく幸せで泣けてきた」
ゆずが優しく微笑みかけてくれた。
「これからもずっと響介さんだけを想っているからね」
ゆずに頭を撫でられながら俺はしばらく涙を流し続けた。
ソファに座ると腕を絡めてピッタリとくっついてくるし、ギュってしてと強請られるし。かわいくて仕方がない俺は悶絶するしかない。
「ゆず、もうすぐヒート?」
「分かるの?」
「香りが強くなってる」
ゆずに顔を近づけてその甘い香りに酔いしれる。
「ゆず、本当にいいの?」
「何が?」
「番になるの」
「どうして?」
「こんなにかわいいゆずが俺なんかと番になっていいのかなって思って」
「僕には響介さんしか考えられないよ」
「それは他の人を知らないからでしょ?」
「僕だって色んな人に会ったけど、誰のことも全然好きになれなかったもん。響介さんだけだもん」
「どうしてそんなに好きになってもらえてるんだろ」
「だってかっこいいし、優しいし、僕の事いつも思ってくれるし、いい匂いするし、いっぱい褒めてくれるし、エッチもすごいし」
「あっ、もういい。照れる。ってかエッチもすごいんだ?」
「だっていつも溶けちゃいそうになる」
「へー?」
「うわ」
「じゃあ溶かしちゃお」
今日も飽きることなくゆずを堪能する。いつもより濃い香りのせいか、めちゃくちゃ興奮してしまった。
ヒートの時どうなるんだろう……。
それからしばらくして、その日がやってきた。
「午後から有給取ったから早く帰ってくる」
俺の服の山の中にいるゆずに声をかける。「早く帰ってきてね」気怠げなゆずの声が聞こえた。
仕事中大丈夫ですか?と声をかけられるくらいソワソワしてしまった。会議がなければ休んでいたのに。何度も時計を見ながら仕事を進め、逸る気持ちを抑えて家路につく。
「ただいま」
甘い香りが漂う。手を洗ってゆずの部屋を開けるとその香りは一層濃くなり俺を酔わせた。
「ゆず、ごめん、待たせて」
服を脱ぎながら、ゆずがいるベッドの上に登る。香りを嗅いだだけで欲情してしまって、早くゆずに触れようと服を掻き分ける。裸のまま俺の服を抱きしめて、自分でも少ししていたのか精液の匂いがした。
「ちょっとしちゃった?」
「ン……我慢できなくて……」
「ごめんな」
「響介さん、早く……して欲しい」
服を脱ぎ捨てて、貪るようにゆずの唇を奪う。ただただ目の前のゆずが欲しくて堪らない。項を噛む前にゆずの中に俺のものを注ぎ込みたい。荒ぶる気持ちをそのままぶつけてしまわないように、ゆっくりとゆずの体を愛撫する。お尻からは愛液が流れ出しシーツを濡らしている。ものすごく魅惑的で吸い寄せられるように顔を埋めてゆずの後孔を舐めた。
「アッ……ダメ……そんなとこ舐めちゃ……あぁッ」
ダメだと言う割にめちゃくちゃ感じてるからやめてあげられなくなる。指を挿し入れると一層悦がり始めた。かわいい、俺のゆず。ゆずの好きなところを刺激してやるとまたかわいい声をあげた。俺のものを早くここに挿れたい。存分に快感を与えて濡れそぼる孔に俺のものを挿れた。我慢していた分より気持ちよさを感じる。喘ぐゆずを眺めながら腰を打ち付ける。激しく、奥まで何度も。
「アッアッアッ……こわれぢゃ……アァァッ――」
ごめん、ゆず。俺を受け止めて。狂おしい程のこの感情に身を焦がしながらゆずの中を蹂躙する。
「ゆず、ゆず……あぁ、イキそう……」
「きょうすけさ……ぼくも……」
ゆずの手を握りながら最奥に精を放った。荒い息を吐きながら全てを注ぎ込むようにグッと体を押し付ける。
「ハァハァ……響介さん……愛してる」
「俺も愛してるよ」
キスをしながら息を整える。
「項っていつ噛めばいいの?」
「分かんない……」
「今噛む?」
「エッチしてるときがいい」
「そうなの?」
「気持ちよくて訳分からなくなってたら痛くなさそうだもん」
「じゃあもう1回してもいいんですか?」
「……いつもしてるでしょ?」
「言ってみただけ。気持ちよくなってるときに噛み付いちゃおう」
「噛む前に言ってね?」
「どうしようかな」
「もう、言ってよ?」
「分かってる。このなにもない項も見納めだな。写真撮っとく?」
「えー、いいよー」
「撮っとこう」
繋がったままだったものを抜くと「ハァ……」と言う甘い吐息が聞こえて少し勃ってしまった。急いでスマホを取りに行って、きれいな項を撮った。そのままゆずを撮ると「ヤダ」と言って布団を被ってしまった。
「もう、撮りたいのに」
「ヤダ。恥ずかしいよ」
頬を染めたゆずが布団から顔を覗かせた。
「残念」
「だって裸だし」
「裸だから撮りたいんだけど?」
「……エッチだ」
「そろそろしたいから布団から出てきてくれませんか?」
俺の股間を見たゆずが「あ……」と言って布団を捲った。
「俺の上に座って?」
おずおずと俺に跨るようにして座ったゆずのお尻の孔を撫でると、俺の肩にもたれかかって甘い吐息を漏らす。柔らかくなっているゆずの中に自身のものを挿し入れると耳元で声を上げた。ゾクゾクとしながら突き上げるとゆずが腰を揺らし始めた。
「腰揺れてる。気持ちいい?」
「ン……きもちいい……」
「こっちも一緒にしよっか?」
ゆずのものを扱いてやると喘ぎ声が激しくなった。耳元で喘がれるのめちゃくちゃいい。
「ゆず、もっと声出して?」
「アッヤダ……どうじに……ダメェ……ッ」
ガクガクと震えて出す前に中でイッた。
「中でイッちゃった?」
「アッ……イク……またきちゃう……アッアッンッ。アッ……止まんない……きょうすけさ……」
「訳分かんなくなってきた?」
「アッ……わがんない……」
ズルリと引き抜いてゆずを押し倒してうつ伏せにさせ、もう一度奥まで貫いた。
「アァァ――っ」
「ゆず、噛むよ?」
「かんで……きょうすけさん……」
その言葉を聞いて、何もない真っ白な項に噛み付いた。
「――――ッ!!」
ゆずが声にならない声を上げる。口を離すとくっきりと噛み跡がついていて、それに優しく口付けた。
「もう二度と離さないから。ゆずは俺のものだから」
何度も何度も噛み跡に優しく口付けた。
「うれしい……きょうすけさん……愛してる」
「俺もゆずのこと愛してる。
ごめん、もう少し付き合って?」
仰向けにさせるとゆずの目から涙が零れ落ちた。その涙にも口付ける。俺を締め付けるゆずの中はとても温かくて気持ちがいい。腰を打ち付けるスピードを早めて一気に射精した。
「痛くない?」
ゆずの項に触れて問いかける。
「平気だよ。喜びの方が大きい。ずっと好きだった人と番になれるなんて奇跡だもん」
「ありがとう、ゆず。俺をずっと想っていてくれて」
「泣いてるの?」
「あれ、なんでだろう……。すごく幸せで泣けてきた」
ゆずが優しく微笑みかけてくれた。
「これからもずっと響介さんだけを想っているからね」
ゆずに頭を撫でられながら俺はしばらく涙を流し続けた。
応援ありがとうございます!
26
お気に入りに追加
91
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる