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第15話 感謝してよ?
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初日と2日目は宿を取ってくれたのだが、3日目は思った通りの野宿。
ぱちぱちと小さな火の粉をあげる焚火を起こしたピレニーは戻って来た、いや逃げて来たチェサピックと共に河原を走り回る羽目になり、結果的にずぶ濡れになってしまった。
「痛っ!もうちょっと優しくしてくれよ」
「何言ってるの!ほら!二の腕も出して!」
焚火の火だけがあたりを照らす中、ピレニーはチェサピックにヨモギを磨り潰し、皮膚に塗りこんでいく。
着ていた服は河原の石の上に夜中だと言うのに平干し。
朝になっても乾いていないだろうが、着替えを持って来ていて良かったと胸を撫でおろした。
★~★
事の起こりはもう1時間もすれば日暮れになる頃に「今日はここで休もう」とチェサピックが河原で足を止めた事から始まる。
「その辺で枯れ葉と小枝を集めてくれないか」
「何をするの?」
「何をするって、火を起こすのさ。俺は食べられそうなものを取って来る。集めて来るだけでいいからな」
集めて来るだけで良いと言われても、場所は河原。
ピレニーは昔取った杵柄よろしく燃えやすそうな枝などを集めていたのだが、夕食を探しに行くと言ったチェサピックがなかなか戻らない。
「確か火打石はアリサが入れてくれてたと思うんだけど」
カバンの中をごそごそと探して、火を起こしてしまった。
田舎暮らしが長かったので領民の子供達と川で泳いだ事がある。
川の水はとても冷たくて10分も浸っていると体が冷え切ってしまうので暑い真夏でも焚火を起こし、冷えた体を温めたもの。
「遅いなぁ。何をしてるのかしら」
昨夜宿泊をした宿屋を発つ時にパンを貰っていたので焚火の火で炙って食べようと、またもやカバンをごそごそとしていると、少し離れた所からチェサピックの叫び声が聞こえた。
「逃げろぉぉ~」
「えっ?えっ?何があったの?」
小脇に何かを抱えてチェサピックはピレニーのいる方向に走ってくるのだが「逃げろ」とはどういうことなのか?
考えている間にもチェサピックが叫びながら近づいてくる。
「スズメビーだ!逃げろぉぉーッ!」
「なんですって?!」
まさかと思ったが、声が聞こえた頃からするとチェサピックとの距離は半分ほどになっている。遠くだと見えなかった小脇に抱えた「何か」がスズメビーの巣だと知るとピレニーも立ち上がって足場の悪い中、走り出した。
「ダメだ!川に飛び込め!」
「何やってるのよ!もぉ!!」
重低音の羽音が幾つも近くまで来て逃げきれないと思った2人は夕暮れの川の中に服のまま飛び込んだのである。
「なんでこんな服を着てるんだよ!」
――なんでって騎乗だからよ!――
川に飛び込んだまでは良かったのだが、淵に飛び込んでしまい着ていた服が重くて手で水をかいていないと沈んでしまうのだが、腕も服が纏わりついて上手く動かない。
チェサピックは蜂の巣の次にはピレニーを抱えて泳ぐがかなり流されてしまった。
「焚火の灯りがあるな。助かった」
「感謝してよ?火を起こしてなかったら真っ暗だったんだから!」
やっとの事で焚火の場所まで戻ったのだが、折角の収穫物だった蜂の巣は抱えたまま川に飛び込んだため、流されてしまっていた。
着替えは馬の鞍につけたカバンの中。
ピレニーは2頭の馬の影に隠れながら着替えを済ませたのだが・・・。
「ひゃー。寒かったな。もうちょっと後の時期だったら飛び込んだ瞬間に氷像になる所だった」
そう言いながらピレニーの目の前で全裸になったチェサピック。
「・・・・」
「どうしたんだ?」
「腫れてるわ」
「イヤン♡これは腫れてるんじゃなく――」
「そんなところじゃないわ!」
股間を手で押さえたチェサピックだったが、蜂の巣を抱えた横腹あたりが蜂に刺されて赤くなっていた。
「よく判るな。う~ん。確かにチクチクと言うか、ジンジンするな」
「ススメビーに刺されるのは良くないのよ?薬は?」
「そんなの持ってるわけないだろう。舐めておけば治る」
「わき腹をどうやって舐めるのよ」
「え・・・」
チェサピックは胡坐で座り込み、わき腹に顔を近づけるのだが人間の体の構造からして大多数の人はわき腹を見ることは出来ても舐める事は出来ないだろう。
「くそっ!届かない!何時の間にこんなに体が硬くなっ‥そうか!川の水で冷えたからだ!」
――違うわよ!――
四苦八苦するチェサピックだったが、不意に動きを止めてピレニーを見た。
「舐めないわよ!」ピレニーはプイっと横を向くと焚火の中から少し大きめの枝を手に取り、松明にして草の生えている辺りに歩いた。
ブチブチと千切って来たのはヨモギ。
それを河原の平たい石で磨り潰し始めた。
「何してるんだ?晩飯?」
「違うわよ!虫刺されにはヨモギ!はい!塗るから手を挙げて」
「バンザイして」と言われ、大人しく従うチェサピックだったが、擦り込むのが擽ったいのか身を捩る。
「逃げないの!」
「だって…わひゃっ♡ひゃひゃひゃ」
「(パチン!)大人しくして!」
「擽った・・・うぉおっち!痛いっ!そこ痛い!」
「刺されたんだから痛いに決まってるでしょ!」
「だってハチノコ美味しっ――痛いっ!!」
ほぼ上半身にヨモギを擦りこまれたチェサピック。
今回蜂の巣の奪取に失敗したのは、いつもは木などに作っている巣を取るのだが、今回は木の幹にあった蜂の巣を土を掘って取ろうとしたからだった。
翌朝は、明らかに腫れあがっていてボトムスは何とか穿けたのだが、股上を閉じる事が出来なかったが宿場町に到着し、医者に診てもらうまでどうにもならず、破廉恥な格好で騎乗する事になってしまった。
「だってさ。蜂の巣がそこにあるんだぜ?ここ掘れワンワンだろうがよ!」
――普通は素手なのに…そこまでしないわ――
食への飽くなき探求心は見上げたものだが、薬も持ち歩かずにする事ではない。薬を持ち歩いていても普通はしないのだが、これに懲りないのがチェサピック。
明日は領地の屋敷に到着という日にもやらかしたのだった。
ぱちぱちと小さな火の粉をあげる焚火を起こしたピレニーは戻って来た、いや逃げて来たチェサピックと共に河原を走り回る羽目になり、結果的にずぶ濡れになってしまった。
「痛っ!もうちょっと優しくしてくれよ」
「何言ってるの!ほら!二の腕も出して!」
焚火の火だけがあたりを照らす中、ピレニーはチェサピックにヨモギを磨り潰し、皮膚に塗りこんでいく。
着ていた服は河原の石の上に夜中だと言うのに平干し。
朝になっても乾いていないだろうが、着替えを持って来ていて良かったと胸を撫でおろした。
★~★
事の起こりはもう1時間もすれば日暮れになる頃に「今日はここで休もう」とチェサピックが河原で足を止めた事から始まる。
「その辺で枯れ葉と小枝を集めてくれないか」
「何をするの?」
「何をするって、火を起こすのさ。俺は食べられそうなものを取って来る。集めて来るだけでいいからな」
集めて来るだけで良いと言われても、場所は河原。
ピレニーは昔取った杵柄よろしく燃えやすそうな枝などを集めていたのだが、夕食を探しに行くと言ったチェサピックがなかなか戻らない。
「確か火打石はアリサが入れてくれてたと思うんだけど」
カバンの中をごそごそと探して、火を起こしてしまった。
田舎暮らしが長かったので領民の子供達と川で泳いだ事がある。
川の水はとても冷たくて10分も浸っていると体が冷え切ってしまうので暑い真夏でも焚火を起こし、冷えた体を温めたもの。
「遅いなぁ。何をしてるのかしら」
昨夜宿泊をした宿屋を発つ時にパンを貰っていたので焚火の火で炙って食べようと、またもやカバンをごそごそとしていると、少し離れた所からチェサピックの叫び声が聞こえた。
「逃げろぉぉ~」
「えっ?えっ?何があったの?」
小脇に何かを抱えてチェサピックはピレニーのいる方向に走ってくるのだが「逃げろ」とはどういうことなのか?
考えている間にもチェサピックが叫びながら近づいてくる。
「スズメビーだ!逃げろぉぉーッ!」
「なんですって?!」
まさかと思ったが、声が聞こえた頃からするとチェサピックとの距離は半分ほどになっている。遠くだと見えなかった小脇に抱えた「何か」がスズメビーの巣だと知るとピレニーも立ち上がって足場の悪い中、走り出した。
「ダメだ!川に飛び込め!」
「何やってるのよ!もぉ!!」
重低音の羽音が幾つも近くまで来て逃げきれないと思った2人は夕暮れの川の中に服のまま飛び込んだのである。
「なんでこんな服を着てるんだよ!」
――なんでって騎乗だからよ!――
川に飛び込んだまでは良かったのだが、淵に飛び込んでしまい着ていた服が重くて手で水をかいていないと沈んでしまうのだが、腕も服が纏わりついて上手く動かない。
チェサピックは蜂の巣の次にはピレニーを抱えて泳ぐがかなり流されてしまった。
「焚火の灯りがあるな。助かった」
「感謝してよ?火を起こしてなかったら真っ暗だったんだから!」
やっとの事で焚火の場所まで戻ったのだが、折角の収穫物だった蜂の巣は抱えたまま川に飛び込んだため、流されてしまっていた。
着替えは馬の鞍につけたカバンの中。
ピレニーは2頭の馬の影に隠れながら着替えを済ませたのだが・・・。
「ひゃー。寒かったな。もうちょっと後の時期だったら飛び込んだ瞬間に氷像になる所だった」
そう言いながらピレニーの目の前で全裸になったチェサピック。
「・・・・」
「どうしたんだ?」
「腫れてるわ」
「イヤン♡これは腫れてるんじゃなく――」
「そんなところじゃないわ!」
股間を手で押さえたチェサピックだったが、蜂の巣を抱えた横腹あたりが蜂に刺されて赤くなっていた。
「よく判るな。う~ん。確かにチクチクと言うか、ジンジンするな」
「ススメビーに刺されるのは良くないのよ?薬は?」
「そんなの持ってるわけないだろう。舐めておけば治る」
「わき腹をどうやって舐めるのよ」
「え・・・」
チェサピックは胡坐で座り込み、わき腹に顔を近づけるのだが人間の体の構造からして大多数の人はわき腹を見ることは出来ても舐める事は出来ないだろう。
「くそっ!届かない!何時の間にこんなに体が硬くなっ‥そうか!川の水で冷えたからだ!」
――違うわよ!――
四苦八苦するチェサピックだったが、不意に動きを止めてピレニーを見た。
「舐めないわよ!」ピレニーはプイっと横を向くと焚火の中から少し大きめの枝を手に取り、松明にして草の生えている辺りに歩いた。
ブチブチと千切って来たのはヨモギ。
それを河原の平たい石で磨り潰し始めた。
「何してるんだ?晩飯?」
「違うわよ!虫刺されにはヨモギ!はい!塗るから手を挙げて」
「バンザイして」と言われ、大人しく従うチェサピックだったが、擦り込むのが擽ったいのか身を捩る。
「逃げないの!」
「だって…わひゃっ♡ひゃひゃひゃ」
「(パチン!)大人しくして!」
「擽った・・・うぉおっち!痛いっ!そこ痛い!」
「刺されたんだから痛いに決まってるでしょ!」
「だってハチノコ美味しっ――痛いっ!!」
ほぼ上半身にヨモギを擦りこまれたチェサピック。
今回蜂の巣の奪取に失敗したのは、いつもは木などに作っている巣を取るのだが、今回は木の幹にあった蜂の巣を土を掘って取ろうとしたからだった。
翌朝は、明らかに腫れあがっていてボトムスは何とか穿けたのだが、股上を閉じる事が出来なかったが宿場町に到着し、医者に診てもらうまでどうにもならず、破廉恥な格好で騎乗する事になってしまった。
「だってさ。蜂の巣がそこにあるんだぜ?ここ掘れワンワンだろうがよ!」
――普通は素手なのに…そこまでしないわ――
食への飽くなき探求心は見上げたものだが、薬も持ち歩かずにする事ではない。薬を持ち歩いていても普通はしないのだが、これに懲りないのがチェサピック。
明日は領地の屋敷に到着という日にもやらかしたのだった。
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