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入間基地に行ってきた
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翌朝の九時。
この時間なら大丈夫だからと最寄り駅に来たはいいけど……。
(翔お兄ちゃんの嘘つきーー!)
私は内心で憤っていた。なにせ入間基地の最寄り駅に近づくにつれて人が増えて大変だったのだ……電車の中はまさに芋洗い状態だった。
ほうほうの体で駅に下り、臨時改札を出てきょろきょろ見回していると、紺色の制服と帽子を身につけた自衛官が近づいてきた。顔を見ると、写真で見たことがある人だった。
「しーちゃん、か?」
「うん。……翔お兄ちゃん?」
「おお! やっぱしーちゃんか! よかった!」
昔の呼び方で名前を呼んだのは、二番目の兄で翔という。翔兄も自衛官を目指していると聞いていたけれど、その名前の通り空自の自衛官になるとは思っていなかった。
「久しぶり! 大きくなったなあ……それに、やーーーっと会えた!」
「お、お兄ちゃんったら! 恥ずかしいよ!」
いきなり抱きしめてきた兄に、懐かしさよりも先に恥ずかしさが勝った。バシバシと背中を叩くけど、翔兄はびくともしないし離してもくれない。しばらくそのままでいたけど、やっと「よし!」と言って離し、こっちから行こうと歩き出した。
「元気だったか?」
「うん。お兄ちゃんは?」
「見ての通りだ」
ぐっ、っと腕を曲げて力こぶしを作る兄。だけど制服のせいで見えなかった……残念。
「親父たちとは会ったか?」
「ううん、まだ会えてないの。だから翔お兄ちゃんが最初だよ」
「お、そうか! あとで自慢してやるぜ! ぐふふ……。あ、そうだ。あとで嫁さんを紹介するな」
「お嫁さん?!」
「ああ。籍だけは入れて一緒に住んでるんだけど、俺がすぐ入間に移動になっちゃったから、式はまだ挙げてないんだよ。招待状を送るから、結婚式に出てくれるか?」
兄のそんな言葉が嬉しい。だから頷いたんだけど、「インフルエンザにかかるなよ?」ってどういうことかな?! 確かに姉の時はかかったけどさ!
近況報告をして兄がT-4に乗っていることを知り、そんなやり取りをしているうちに飛行機が展示されている滑走路に着いた。そこにあったのはC-1やT-4と名前の知らない大きな機体と、奥のほうに人だかりがあるところにはブルーインパルスが展示されているという。そんな説明を受けている時、チヌークのエンジン音が聞こえてきた。
「あ、チヌたんのエンジン音がする」
「ははっ! 相変わらずチヌークだけはわかるんだな、紫音は」
「うん! だって一番好きだもん!」
「ブルーインパルスやC-1よりもか?」
「うん。だってどっちも乗ったことないもん」
「そこなのかよ、基準は」
「そこなの」
そんな会話をしている時、大きなバケツを持ったチヌークが空を飛んで行く。旋回して戻ってきたチヌークはバケツの水を撒きながら飛行していた。それが終わるとシルバーインパルスが飛ぶという。そこまで見たら「移動するぞ」と言われて移動した先には、可愛らしい女性がいた。兄によると彼女が奥さんだという。
初めましての挨拶を交わしたあと、三人であちこち見学をする。二人の邪魔をしちゃいけないからと一歩後ろからついていっているというのに、二人はそんなことお構いなしとばかりに私を真ん中にして腕を引っ張っていく。それが嬉しかった。
さまざまな飛行展示や地上展示を見て写真を撮り、途中でお昼ご飯をご馳走になったり、ブルーインパルスが飛んでそれを見たあと、何気なく周囲を見回すと地上展示されているC-1の前あたりにひとだかりができていた。
「あー……今年もやってるなあ……」
「私も去年やられたわね、そういえば」
「どういうこと?」
「実はね、公開プロポーズってやつをやってるのよ、この基地で。しかも、ブルーインパルスが飛んで戻ってきたあとにね」
「……は?」
義姉に言われたことがわからなかった。いや、プロポーズはわかるけど、『公開』ってなに?!
そんな質問をしたら、何年か前にドルフィンライダーとこの基地に務めているヘリパイが公開プロポーズをしたのがきっかけで、それにあやかろうとその翌年からこの基地にいる自衛官で彼女持ちの人が公開プロポーズをし始めたのだそうだ。最近では入間の伝統だなんて言われ始めてるらしい。……なにそれ、どんな伝統よ……。
「最初にやらかしたのは、当時のドルフィンライダーで四番機に乗ってたジッタさん……藤田一尉と藤堂一尉――今は二人とも三佐な。藤田三佐とその友人の藤堂三佐が、ブルーの展示飛行をしたあとでほぼ同時にプロポーズしてなあ……。俺も見てたけど、すごかったわ。特にジッタさんのほうが」
「へ、へえ……」
「SNSでも大騒ぎだったから、検索すれば出てくるんじゃないか?」
「帰ったら探してみる……」
なにをしてるんだろう……その三佐たちは! というか、奥さんたちは恥ずかしかったんじゃなかろうか……こんな大勢の人の前でプロポーズなんて!
そんな話を聞いて、せっかく入間に来たのだからとブルーインパルスの一番機と五番機のサインをもらい、兄の同僚に三人一緒と兄と一緒の写真を撮ってもらった。そして義姉とメアドなどを交換し、売店でお土産をたくさん買ってくれたあと駅まで送ってくれた。
「じゃあ、紫音。またな」
「うん。兄さんも義姉さんもまたね」
「またね、紫音ちゃん」
手を振って臨時改札を抜けると、すぐに電車がきた。帰りも芋洗いになりながら電車に乗り、やっとの思いで自宅に着いた。
「ふう……。疲れた……」
久しぶりに二番目の兄や初めてその奥さんに会えたし、すごく嬉しかったけど、年甲斐もなくはしゃぎすぎて疲れてしまった。晩御飯を作る気にもなれず、ストックしてあったカップラーメンで済ますことにして、待っている間にパソコンで兄が言っていた公開プロポーズを探してみたら……。
「嘘ぉ……本当にあったよ……」
まさかとは思ったけど、本当にふたつとも動画と写真があった。そして兄の公開プロポーズも。
「みんな幸せそうだなあ……」
私にもそんな人がいればいいのにと思うものの、好きな人ができても成就したことはなかった。好きになる人にはいつも彼女がいたり、奥さんがいたりしたから、告白する前に玉砕していたからだ。
(母の血が濃いのかな……)
父親似だと言われていたけど、内面は母親似なのかも知れない。だから私は誰かパートナーがいる人を好きになるのだろうかと悩んでいたし、そんな自分が信じられなかった。だからもう恋なんてしないんだから! と決意も新たにし、ついでだからとハローワークのホームページを開く。ラーメンを食べながら探すものの新たに更新されていたりするものはなく、以前働いていたところと同じ条件や職種を探してもあまりなく……。
溜息をついてサイトを閉じると、今度は無料投稿小説サイトを開いた。だけどここでもブックマークしている話の更新も特になく、新しい話を探す気にもなれず、そのまま閉じてパソコンの電源を落とした。
「ままならないよね、ほんと……」
ポツリとそんなことを呟くと溜息をつく。なんだかとても疲れたし、ダラダラとテレビを見る気にもなれないからさっさとお風呂に入って寝ようと決めて実行した。
翌日はハローワークに行こうと思っていたけど行く気にもなれず、近所を散策する。バス通りが近く、駅にも公園にも基地にも歩いていける場所にあるアパートはとても便利だし、築年数がそこそこあるからか、駅の近くのわりには家賃は安い。駅まで出るのに徒歩五分で行けるし、駅前もいろいろなお店があったり駅ビルがあったり、モノレールもあったりするから昼間でも人が多かった。
(へえ……これなら都内まで出る必要はないかも)
そんなことを考えながら周囲を見回す。駅の前には有名電気量販店に銀行、伊勢丹もあった。歩道になっている場所の下にはバス停とタクシー乗り場があり、歩道に沿って歩けば今度はバラの包装紙を使っている高島屋も見つかった。しかも、モノレールの先のほうにはIKEAの青い看板まである。
「あ、ここってみたことある」
高島屋の隣にあった映画館はどこぞの聖なる人たちが出てくる漫画の中に描かれている映画館もあって、まさか実在するなんて……としばらく眺めていた。
食べ物屋さんも居酒屋もたくさんあるし、地下にスーパーがある地元密着型のデパートみたいなのもあった。その建物の中には有名家具店や百円均一も入っている。そういえばお茶碗とお弁当箱がなかったことを思い出したのでお茶碗とお皿、マグカップを買い、ついでにお菓子やストックしておくカップラーメンとお弁当箱を買い自宅に戻った。
その次の日は上の兄から連絡があり、翔兄に先に会うなんてずるい! と言われてしまったので、兄がお休みの時に会う約束をした。どこの基地にいるのか聞いたけど、「会うまで内緒!」と教えてもらえなかった。
そしてその次の日。
金本さんから連絡があり、バイトに合格をしたことを伝えられた。
この時間なら大丈夫だからと最寄り駅に来たはいいけど……。
(翔お兄ちゃんの嘘つきーー!)
私は内心で憤っていた。なにせ入間基地の最寄り駅に近づくにつれて人が増えて大変だったのだ……電車の中はまさに芋洗い状態だった。
ほうほうの体で駅に下り、臨時改札を出てきょろきょろ見回していると、紺色の制服と帽子を身につけた自衛官が近づいてきた。顔を見ると、写真で見たことがある人だった。
「しーちゃん、か?」
「うん。……翔お兄ちゃん?」
「おお! やっぱしーちゃんか! よかった!」
昔の呼び方で名前を呼んだのは、二番目の兄で翔という。翔兄も自衛官を目指していると聞いていたけれど、その名前の通り空自の自衛官になるとは思っていなかった。
「久しぶり! 大きくなったなあ……それに、やーーーっと会えた!」
「お、お兄ちゃんったら! 恥ずかしいよ!」
いきなり抱きしめてきた兄に、懐かしさよりも先に恥ずかしさが勝った。バシバシと背中を叩くけど、翔兄はびくともしないし離してもくれない。しばらくそのままでいたけど、やっと「よし!」と言って離し、こっちから行こうと歩き出した。
「元気だったか?」
「うん。お兄ちゃんは?」
「見ての通りだ」
ぐっ、っと腕を曲げて力こぶしを作る兄。だけど制服のせいで見えなかった……残念。
「親父たちとは会ったか?」
「ううん、まだ会えてないの。だから翔お兄ちゃんが最初だよ」
「お、そうか! あとで自慢してやるぜ! ぐふふ……。あ、そうだ。あとで嫁さんを紹介するな」
「お嫁さん?!」
「ああ。籍だけは入れて一緒に住んでるんだけど、俺がすぐ入間に移動になっちゃったから、式はまだ挙げてないんだよ。招待状を送るから、結婚式に出てくれるか?」
兄のそんな言葉が嬉しい。だから頷いたんだけど、「インフルエンザにかかるなよ?」ってどういうことかな?! 確かに姉の時はかかったけどさ!
近況報告をして兄がT-4に乗っていることを知り、そんなやり取りをしているうちに飛行機が展示されている滑走路に着いた。そこにあったのはC-1やT-4と名前の知らない大きな機体と、奥のほうに人だかりがあるところにはブルーインパルスが展示されているという。そんな説明を受けている時、チヌークのエンジン音が聞こえてきた。
「あ、チヌたんのエンジン音がする」
「ははっ! 相変わらずチヌークだけはわかるんだな、紫音は」
「うん! だって一番好きだもん!」
「ブルーインパルスやC-1よりもか?」
「うん。だってどっちも乗ったことないもん」
「そこなのかよ、基準は」
「そこなの」
そんな会話をしている時、大きなバケツを持ったチヌークが空を飛んで行く。旋回して戻ってきたチヌークはバケツの水を撒きながら飛行していた。それが終わるとシルバーインパルスが飛ぶという。そこまで見たら「移動するぞ」と言われて移動した先には、可愛らしい女性がいた。兄によると彼女が奥さんだという。
初めましての挨拶を交わしたあと、三人であちこち見学をする。二人の邪魔をしちゃいけないからと一歩後ろからついていっているというのに、二人はそんなことお構いなしとばかりに私を真ん中にして腕を引っ張っていく。それが嬉しかった。
さまざまな飛行展示や地上展示を見て写真を撮り、途中でお昼ご飯をご馳走になったり、ブルーインパルスが飛んでそれを見たあと、何気なく周囲を見回すと地上展示されているC-1の前あたりにひとだかりができていた。
「あー……今年もやってるなあ……」
「私も去年やられたわね、そういえば」
「どういうこと?」
「実はね、公開プロポーズってやつをやってるのよ、この基地で。しかも、ブルーインパルスが飛んで戻ってきたあとにね」
「……は?」
義姉に言われたことがわからなかった。いや、プロポーズはわかるけど、『公開』ってなに?!
そんな質問をしたら、何年か前にドルフィンライダーとこの基地に務めているヘリパイが公開プロポーズをしたのがきっかけで、それにあやかろうとその翌年からこの基地にいる自衛官で彼女持ちの人が公開プロポーズをし始めたのだそうだ。最近では入間の伝統だなんて言われ始めてるらしい。……なにそれ、どんな伝統よ……。
「最初にやらかしたのは、当時のドルフィンライダーで四番機に乗ってたジッタさん……藤田一尉と藤堂一尉――今は二人とも三佐な。藤田三佐とその友人の藤堂三佐が、ブルーの展示飛行をしたあとでほぼ同時にプロポーズしてなあ……。俺も見てたけど、すごかったわ。特にジッタさんのほうが」
「へ、へえ……」
「SNSでも大騒ぎだったから、検索すれば出てくるんじゃないか?」
「帰ったら探してみる……」
なにをしてるんだろう……その三佐たちは! というか、奥さんたちは恥ずかしかったんじゃなかろうか……こんな大勢の人の前でプロポーズなんて!
そんな話を聞いて、せっかく入間に来たのだからとブルーインパルスの一番機と五番機のサインをもらい、兄の同僚に三人一緒と兄と一緒の写真を撮ってもらった。そして義姉とメアドなどを交換し、売店でお土産をたくさん買ってくれたあと駅まで送ってくれた。
「じゃあ、紫音。またな」
「うん。兄さんも義姉さんもまたね」
「またね、紫音ちゃん」
手を振って臨時改札を抜けると、すぐに電車がきた。帰りも芋洗いになりながら電車に乗り、やっとの思いで自宅に着いた。
「ふう……。疲れた……」
久しぶりに二番目の兄や初めてその奥さんに会えたし、すごく嬉しかったけど、年甲斐もなくはしゃぎすぎて疲れてしまった。晩御飯を作る気にもなれず、ストックしてあったカップラーメンで済ますことにして、待っている間にパソコンで兄が言っていた公開プロポーズを探してみたら……。
「嘘ぉ……本当にあったよ……」
まさかとは思ったけど、本当にふたつとも動画と写真があった。そして兄の公開プロポーズも。
「みんな幸せそうだなあ……」
私にもそんな人がいればいいのにと思うものの、好きな人ができても成就したことはなかった。好きになる人にはいつも彼女がいたり、奥さんがいたりしたから、告白する前に玉砕していたからだ。
(母の血が濃いのかな……)
父親似だと言われていたけど、内面は母親似なのかも知れない。だから私は誰かパートナーがいる人を好きになるのだろうかと悩んでいたし、そんな自分が信じられなかった。だからもう恋なんてしないんだから! と決意も新たにし、ついでだからとハローワークのホームページを開く。ラーメンを食べながら探すものの新たに更新されていたりするものはなく、以前働いていたところと同じ条件や職種を探してもあまりなく……。
溜息をついてサイトを閉じると、今度は無料投稿小説サイトを開いた。だけどここでもブックマークしている話の更新も特になく、新しい話を探す気にもなれず、そのまま閉じてパソコンの電源を落とした。
「ままならないよね、ほんと……」
ポツリとそんなことを呟くと溜息をつく。なんだかとても疲れたし、ダラダラとテレビを見る気にもなれないからさっさとお風呂に入って寝ようと決めて実行した。
翌日はハローワークに行こうと思っていたけど行く気にもなれず、近所を散策する。バス通りが近く、駅にも公園にも基地にも歩いていける場所にあるアパートはとても便利だし、築年数がそこそこあるからか、駅の近くのわりには家賃は安い。駅まで出るのに徒歩五分で行けるし、駅前もいろいろなお店があったり駅ビルがあったり、モノレールもあったりするから昼間でも人が多かった。
(へえ……これなら都内まで出る必要はないかも)
そんなことを考えながら周囲を見回す。駅の前には有名電気量販店に銀行、伊勢丹もあった。歩道になっている場所の下にはバス停とタクシー乗り場があり、歩道に沿って歩けば今度はバラの包装紙を使っている高島屋も見つかった。しかも、モノレールの先のほうにはIKEAの青い看板まである。
「あ、ここってみたことある」
高島屋の隣にあった映画館はどこぞの聖なる人たちが出てくる漫画の中に描かれている映画館もあって、まさか実在するなんて……としばらく眺めていた。
食べ物屋さんも居酒屋もたくさんあるし、地下にスーパーがある地元密着型のデパートみたいなのもあった。その建物の中には有名家具店や百円均一も入っている。そういえばお茶碗とお弁当箱がなかったことを思い出したのでお茶碗とお皿、マグカップを買い、ついでにお菓子やストックしておくカップラーメンとお弁当箱を買い自宅に戻った。
その次の日は上の兄から連絡があり、翔兄に先に会うなんてずるい! と言われてしまったので、兄がお休みの時に会う約束をした。どこの基地にいるのか聞いたけど、「会うまで内緒!」と教えてもらえなかった。
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