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『編み物男子部』?ができるまで。
79 決戦、その後… 鳴海side3
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「心配して……くれたの?」
此処まで来てくれたことと、待っていてくれたことがこんなにも嬉しいだなんて……!
俺なんかのために……!
ばかだよ、じょうちゃん。
「一緒に帰る約束だろ?鳴海が何処にいようが、俺はお前と帰る。今日からはお前の家まで見届けることにした。そう……させてくれないか?『ダチ』だろ?」
そう、だね……。
『ダチ』だったんだ……。
俺の中では違う気持ちでいっぱいなんだけど。
じょうちゃんがそういうのなら……。
それでもいい……。
この腕の中にいさせてくれるのなら……。
『ダチ』のままでも、全然いいよ……。
抱きしめてくれるじょうちゃんの腕に力が少しだけ強くなった気がした。
それがまた……心地よくって。
つい、申し訳なく思っちゃう。
俺のことなんか……なんとも思っていないのに。
『ダチ』だからって……こんなに優しくしてくれたら……。
俺でも勘違いしちゃうよ?
わかってる。
じょうちゃんの心に俺がいないことくらい……。
「いいの?今日みたいなことだったら……かなり待たせちゃうよ……。あの……あの人、なかなか離してくれないから……」
そう、智さんは俺を離す気はない。
此処まで来てくれたことと、待っていてくれたことがこんなにも嬉しいだなんて……!
俺なんかのために……!
ばかだよ、じょうちゃん。
「一緒に帰る約束だろ?鳴海が何処にいようが、俺はお前と帰る。今日からはお前の家まで見届けることにした。そう……させてくれないか?『ダチ』だろ?」
そう、だね……。
『ダチ』だったんだ……。
俺の中では違う気持ちでいっぱいなんだけど。
じょうちゃんがそういうのなら……。
それでもいい……。
この腕の中にいさせてくれるのなら……。
『ダチ』のままでも、全然いいよ……。
抱きしめてくれるじょうちゃんの腕に力が少しだけ強くなった気がした。
それがまた……心地よくって。
つい、申し訳なく思っちゃう。
俺のことなんか……なんとも思っていないのに。
『ダチ』だからって……こんなに優しくしてくれたら……。
俺でも勘違いしちゃうよ?
わかってる。
じょうちゃんの心に俺がいないことくらい……。
「いいの?今日みたいなことだったら……かなり待たせちゃうよ……。あの……あの人、なかなか離してくれないから……」
そう、智さんは俺を離す気はない。
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