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『編み物男子部』?ができるまで。
123 土曜日デス!続・続き 3
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俺は色々考えてみた。
こういう事ってなかなかないよね?
お昼を一緒に食べている仲間でこうやって仲良く出来る事って。
手を繋ぐって幼稚園のお遊戯や小学生の時の遠足以来じゃないかな?
そう考えるとなんか楽しいよね?
相沢君や坂口君と手を繋ぐことなんかきっと今じゃないと出来ない気がする。
俺が手を繋ぎたいのはじょうちゃんだけど、じょうちゃんと手を繋ぐ機会はいつでもある。
いつも一緒に帰れるんだもん。
俺が、俺さえ勇気を出せば……
そんなちっぽけみたいな俺にとって最大限の勇気を出せば……
じょうちゃんと手を繋ぐことは叶うのだ。
そんな勇気、絶対無理だけど。
うん、言えないけど。
「相沢君、坂口君、腕出してくれる?」
右側にいる相沢君と左側にいる坂口君にそう促してみた。
うん、やっぱり手はじょうちゃんにだけ……
そんな思いを隠してみせた。
「えっ?」
「こうか?」
坂口君と相沢君が俺の方に腕をつき出す。
俺はとびきりの笑顔で二人に飛び付いて両方の腕で彼らの腕を絡めてくっついたのだった。
こういう事ってなかなかないよね?
お昼を一緒に食べている仲間でこうやって仲良く出来る事って。
手を繋ぐって幼稚園のお遊戯や小学生の時の遠足以来じゃないかな?
そう考えるとなんか楽しいよね?
相沢君や坂口君と手を繋ぐことなんかきっと今じゃないと出来ない気がする。
俺が手を繋ぎたいのはじょうちゃんだけど、じょうちゃんと手を繋ぐ機会はいつでもある。
いつも一緒に帰れるんだもん。
俺が、俺さえ勇気を出せば……
そんなちっぽけみたいな俺にとって最大限の勇気を出せば……
じょうちゃんと手を繋ぐことは叶うのだ。
そんな勇気、絶対無理だけど。
うん、言えないけど。
「相沢君、坂口君、腕出してくれる?」
右側にいる相沢君と左側にいる坂口君にそう促してみた。
うん、やっぱり手はじょうちゃんにだけ……
そんな思いを隠してみせた。
「えっ?」
「こうか?」
坂口君と相沢君が俺の方に腕をつき出す。
俺はとびきりの笑顔で二人に飛び付いて両方の腕で彼らの腕を絡めてくっついたのだった。
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