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もっと深いトコロで ※

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 スミヤに飲まされた紅茶は、彼女の思考と、そして身体──その両方ともに効果があった。

 だから頭がぼうっとして抵抗できないし、素肌に指がかすめるだけでゾクゾクと感じてしまう。

「ァ…// ぁ、ぁ…! 」

「可愛い声が漏れてきたね」

 スミヤは彼女の下着を外そうとはせず、色っぽく微笑しながら身をかがめていく。

 ミレイの身体は引き締まっていて胸だって小さい。

 それでも十分に柔らかな谷間に唇を寄せて、チューっときつめに吸い付いた。

「‥ぅ‥あン!…‥ぁぁ‥、はぁ…っ」

 ズグンと重たい感覚が、彼女の身体にかかる。

 ミレイの身体は悦びに震えた。

 例えるならば胸の奥の、一番深いトコロを吸い出されてしまいそうな……。

「…もっともっと…聞かせてほしいな」

「…フ‥‥う、う‥…アっ」

「──…僕に溺れてる証拠だ」

 吸い付いた場所が紅く変色していくのを満足げな瞳でみつめた後、胸の中心に植え付けたキスマークを舌先がなぞる。

「─っ‥ンン//」

「クス…くすぐったいのかい?」

 彼女の背中……腹……腰のくびれ

 触れるか触れないかの際どさで、スミヤの両手が撫で回した。

「ハァ…ハァっ─…ヤメ…//」

 ミレイが身をよじっても止まってくれない。 

 スミヤはさらに顔を下ろしゆっくりと脇腹に舌を這わした。

「‥ぁぁッ」

「君の輪郭の全てを……こうやって…」

 今度はヘソの周りを、チロチロと舐める。

「──…舌でなぞってあげようか」

「そっち…!! ハァ、ダメッ…」

 パチンと外されたのはミレイが穿いているズボンの留め金──。

 上半身同様に下着だけを残してデニム地のスキニーは取り去られた。

 彼の手が今度は太ももを擦る。

「…見ない…で…っ…」

 ミレイは脚をすり合わせ、できうる限りの力をこめて閉じた。

 正常でない思考でも、これ以上が許されないことだけは彼女にもわかる。

「ダ、メ…! 触っちゃ…っ」

 ……だからせめて、言葉だけでも拒否をする。

「駄目……?可笑しなことを言うね……」

 けれど相変わらずミレイの身体は弱々しく恥じらうだけで男を拒めない。だからスミヤは笑っていた。

「ここ……大きなシミができている」

「…見ないで‥ハァ、見ないで…!!」

「ふ……」

 撫で回していた手を内ももに差し込み、スミヤは彼女の左脚を少しだけ持ち上げた。

 そこに隙間ができて

 恥ずかしい所が彼の前に開かれる。

「ン…──」

 スミヤは持ち上げた内ももにキスをした。

「……触るよ」

「ァ‥ッッ」

「ほら……ショーツがこんなに濡れている……。凄く厭らしいね。自分でもわかる?」

 説明するように指をあてがい、下着の上からぐるりとシミをなぞってみせる。

「…ァァン…ッ‥‥はぁ//─ァ…っ…そんなッ‥」

 ミレイは腰を引いて逃れようとした。

 だが背後は壁──

 腰を引いたところでたかが知れている。

「素直になりなよ……」

 圧したり……弛めたり……指を下着に這わせ
あっという間に広がるシミを横目に眺める。

「……それともこっちが好み?」

「イッッ‥いぁぁ‥、ヤっ─!!」

 標的を変えて──秘裂に隠された突起。それを指の腹で軽く押さえて揺さぶれば、彼女は激しく身悶えた。

「…っ…ああ、やっぱり待っていたんだね。それなら早く教えてくれれば良かったのに」

「あ、ああ‥‥ハァハァ‥っ─ヤメテっ」

「ハァ……、いい声だ」

「ああ!やめテ‥// ください…ッ……ダメ…!!」

「駄目なの?──へぇ……そう」

 紅茶の効果で敏感になっている彼女は、これだけでもうイキそうだ。

 だから必死に制止の言葉を……でも

 男からは気の抜けた返事しか返ってこない。

 ぐにぐにと下着の上から擦りあげられる。

「‥ァっ‥…イや、や‥!! ハァ─‥‥ぁぁん」

 ミレイの乱れは徐々に激しさを増し、赤く染まって全身が発情しているようだ。

「‥‥ソレ…っ‥それいじょッ‥ダメ‥!! イッちゃう‥」

「イッちゃうの?可愛いね」

 指は止まるどころかさらに執拗になってくる。

 下着を引っ張って秘裂に密着させると、くっきりと形を現した蕾を狙って集中的に……。

「──…ン…でもまだ駄目だよ。その前に僕の名前を呼ぶんだ──ミレイ」

「ハァ…ハァ…!?」

「十日前だって……僕の名を口にしながら自分を慰めたんでしょ?……そのくらい分かってるんだ」

「…どうし、テ……その、こと‥‥//」

「…ハ、図星か」

「…ッ──ああ!ハァっ…」

「だったら早く呼ぶんだ……!! その時を思い出して」

 背徳感にまみれて……スミヤの名を呼びながら迎えた絶頂。

 ベッドに仰向けに寝転び、自分の指で一番気持ちいいトコロを弄りつづけた夜が、ミレイにはあった──。

「気持ちよかったんでしょ?今度こそ、本物の僕が触れているんだから……」

「…ァハァ‥!ァっ‥!!」

「さっさと、呼びなよ──」

 スミヤの声が低くなる。


“ もう駄目…! ”


「‥‥─サン」

「……ん?聞こえないよ」

「アっ!‥‥ハァ、スミヤ…さん!! ‥ぁッ‥ああ、ん‥…スミヤさん…!!」

 言われるままに言葉に出した彼の名前──。

 ただ名を呼んだだけ……。

 それでも今の彼女にとって、この行為は全面降伏もいいところだった。

「スミヤさん…!!」

「フフ……いい子だね」

 スミヤの名を口にしている自分に……しっくりくる。

 自分は彼の手に堕ちたのだと突き付けられる。

「いい子にはご褒美をあげなきゃね」

「ウ、ああ‥あッ!」

 彼女の理性はあと僅かだ。それを知っているスミヤは濡れた下着を横にずらし、露なソコに顔を埋めた。

「…やだスミヤさん汚い…っ!─ァ、ぁぁ‥‥!!」

「……っ」

「きたな、い‥‥から‥ぁ、ああ//」

ピチャ、ピチャ.. . グ..ピチュ..

 セックスの経験はあれど、そこを舐められたのは初めてのミレイ。

 込み上げる羞恥に悲鳴をあげた。

 甘い快感と恥ずかしさが混ざりあって、頭の中はパニック状態。

 見られているだけでも堪えられないのに…

 まさか……彼の舌が……!

「…っ…凄いね……どんどん、溢れてくるよ…」

「う、そ‥‥// ァッ‥ァッ…!!」

 こんなことって…!

「…ヒクヒクしてる……。っ─…そんなに、いいんだ」

「チガ‥っ‥‥‥ヤメテ‥‥・// スミヤ、サン‥…!!」

「安心して……ン…、恥ずかしいなんて、気持ち……無くさしてあげるから……」

「‥いやだッッ…‥イヤぁぁ‥‥・//」

ピチャ..ピチャ

「‥‥ぁぁッ‥ぁぁ//…‥は、ァ‥‥ゥッ‥ぁっ!」

 両手首を頭上で縛られ動かせないミレイは狂ったように首を左右に振っていた。

「‥イッちゃう‥!!‥‥イッ ちゃう…//‥‥ッッ」

「……うン…いいんだよ」

 真ん中をえぐった舌が、そのまま蕾を舐め弾く。

 すっかり突き出て大きくなったその肉の芽に、蜜を擦り付けて吸い付いた。

 あっという間に限界なんて越えそうだ。

「アっ!アっ!─‥ッ‥ぁ、ぁ‥」

 肉芽を包んだ口内では、彼の舌による丹念な愛撫がおこなわれていた。

 ミレイは口を閉じることもできないで、背後の壁に頬を押し付けて眉根を寄せる。

「ダメぇ‥だ‥ッ‥」

「──…イクとき は、…っ…ハァ…忘れ物のないように…ね」

「‥ア‥‥!?」

「…っ…僕の…名前……」

 持ち上げている片方の太ももを壁に押し当て、スミヤは痙攣を始めた彼女を徹底的に追い詰める。

ピチュっ、ズズ...ピチュっ

「ハァハァ!!‥スミ─‥ゃ‥ッ‥サン!
 ‥あ、あああ‥ッッ//…‥‥スミヤ‥さん!」 

「…ッ…ハァ、ハハ……!!
 ──……ン……ッ、イイ子だ」

 全身から汗が吹き出した。

 繋がれた彼女は立ったまま背を弓なりに……ビクン、ビクンと腰を浮かせて

 そしてぐったりと動かなくなった──。





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