何度でも俺は、君を愛そう

森井 里留華

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⁇?と名無しさん

君がいるから死んでもいい〈???〉

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 目を開けるとそこは、真っ白な世界だった。



 見渡す限り、どこにも色がない。音もしない。
 閉ざされた“無”の空間が、際限なく続いていた。

 この空間は ─── 苦手だ。直感的に思った。
 色がなくて、音がなくて。世界中にたった一人きりで取り残された気分がする。
 どこまでも続く白が全てを吸い込んで、次は俺を丸呑みにしようと待ち構えているようにすら思えた。

 世界の終焉って、案外こんな感じかもしれない。
 腹の底に穴が空いて、すぅっと冷たい風が通り抜けるような心許ない気分。自分の存在そのものが危うくなる感覚。
 なのに同時に、懐かしい気がしてくるから不思議だ。

 次第に、上を向いているのか下を向いているのかも分からなくなってきた。
 行き場のない不安感に、俺はふわふわと漂う自分の体を両腕で抱きしめる。

 ……漂う?

 自分で自分の言葉に違和感を覚え、俺は足元を見下ろした。
 確かに俺の足は、地面に触れることなく宙に浮かんでいる。
 ……どこが地面なのか、どこもかしこも白くて定かではないけど。

 でもそれ以上の驚きから、俺は自分の足を見つめたまま動けなくなった。

  ─── 足が、光っている。

 ただし一言に“光っている”と言っても、蛍光灯のように発光しているわけではない。その輪郭はぼやけて周囲の白に溶け、きらきらと光の粒を纏っていた。
 俺の足を包むその細かい粒子はまるで光る砂のようで、時折さらさらと流れ落ちてはやがて消える。そうして零れてゆく燐光は様々に色を変え、ときには赤の、またときには青の輝きを放った。
 しかもよく見てみると、足だけではなく、全身が同じように光を帯びている。まるで端から光に変わって、この世界に溶けてゆくように。


「あー……何、これ。夢?」


 首を捻りながら頭を掻いた俺は、ぬるりとぬめる感触にギョッとして手に目を遣る。
 そこは、赤く濡れていた。 ─── 血だ。
 慌ててもう一度頭に触れる。確かにそこから、血が流れ出ていた。ただし全く痛まないけれど。

 でもおかげで、大事なことを一つ思い出した。
 俺が目を開ける前、最後に見た光景を。



 厭味なくらいに青い空を背景に、宙を舞う数本の鉄筋。



 やけにゆっくりと見えたが、きっとそれは錯覚だろう。実際には、ほんの僅かな時間だったはずだ。
 その短い時間に俺は、銀色の表面が光を反射していて綺麗だなんて、場違いなことを考えながら迫り来るそれを眺めていた。


「何だ、俺、死んだんじゃん」

「 ─── 今さら気が付いたのか」


 独り言のつもりで零した言葉に、思いがけず返答があって驚く。
 振り返るといつからそこにいたのか、俺より少し高い位置からこちらを見下ろす少女の姿があった。


「誰かと思えば、またお前か」

「また? 会ったことあるっけ」


 その言葉に俺が首を傾げると、彼女は「さてな」と笑った。その拍子に、シャラリと銀の髪飾りが揺れる。

 少女は、夢みたいに美しい容貌をしていた。腰にまで届く長い髪は夜を濡らしたかのような漆黒で、弧を描く唇は紅を引いたように赤い。飾り気のない柔らかそうなワンピースを着ていて、そこから細い素足が伸びている。


「反応が薄いな。普通自分が死んだと気が付いたのなら、もっと取り乱すものだぞ」

「え、嘘。どうしよ、俺ももっと慌てた方がいい?」

「いや、構わんが」


 そう言いながら、彼女は悠然と足を組んだ。漂いながらまるで座っているみたいな格好をしているのが面白くて、小さく笑う。
 それからふと自然に、言葉が零れた。


「俺さ、死ぬの、全然怖くなかったんだよね」


 無言のまま目だけで続きを促す彼女に従い、俺は言葉を重ねる。


「別に、不満とかストレスとかがあったわけじゃないけど、ずっと思ってた。“死ぬ”って何なんだろうって。“死ぬ”って、どんな感じなんだろうって。……なんならちょっと、楽しみなくらいに」


 本来死への恐怖は、生けるものとしての本能だ。そういう意味で俺は、生き物として欠落しているところがある。

 俺は昔から、死に対する恐怖がなかった。むしろ、死に憧れていると言っても過言ではないくらい。
 痛いのは嫌いだし、積極的に死ぬ気にはなれなかったけど。


「変な話ね、今から死ぬんだって分かった時……“やっとだ”って思ったんだよね。なんか、大事なものにやっと会いに行ける、みたいな」


 言いながら少女の方を見ると、彼女は目を細めてこちらを見ていた。くすぐったくなるくらいに、温かな表情かおで。
 確実に俺より年下に見えるのに、なんだか随分と大人びた顔つきだ。何かが頭の奥を掠める。


「お前はいつも、そう言うな」

「……いつも?」


 俺の言葉に、彼女は軽く笑うだけだった。どうやら答えてくれる気はないらしい。それならばと諦めて、ずっと気になっていた別のことを口の端に乗せる。


「ねぇ、ここってどこなの? 死んだってことは、やっぱり天国?」

「まさか」


 彼女はおかしそうに肩を揺らした。


「そんな場所が本当にあると思うか?」

「ってことは、ないんだ」

「ないな。魂はめぐる。肉体を失った魂はすぐに次の器を探し、母胎の中の新たな肉体に宿って生まれ変わるものだ」


 へぇ、と俺は曖昧に相槌を打つ。難しい話だ。
 でもよく分からなくても、不思議と素直に受け入れられる気がした。


「じゃあ結局、ここは何なの?」

「何……なに、なんだろうな。私にもよく分からない。だがたまに、道に迷った魂がやって来る」

「道に、迷う??」

「ほら、ちょうど来たぞ」


 彼女が少し上を指した。それを辿っていくと、ふわふわ、ふらふら漂いながらゆっくりとこちらに向かってくる光の塊を見つけた。
 黄色っぽく輝くそれは、僅かに尾を引きながら確実にこちらへ寄ってくる。近付いてくるにつれ、その尾が燐光であることに気付いた。


「あれ、何?」

「お前と同じだ。次の器を探すうちに、道に迷ったんだろうな」

「俺?」

「そうだ。他の魂から見れば、お前も似たような姿だぞ」


 彼女の言葉に、俺は自分の手を見つめた。輪郭を失い、燐光を振り撒くそれ。……確かに、なんとなく似ている。

 彼女は光の塊に手を伸ばした。定まらずにふらふらしていたそれが、吸い寄せられるようにツッと寄っていく。
 彼女はそれを両手に載せると、慈しむような表情で優しく撫でた。
 そして、ふっと息を吹きかける。


「あっ……!」


 宙に再び躍り出たそれは、先程までとは違って滑らかに進んでいく。呆然とそれを見送っていると、途中でふっと掻き消えた。


「消えた……」

「道を見つけただけだ。これで彼も、じきに生まれ変わるだろう」


 彼、とはさっきの光の塊のことか。再び妙に大人っぽい表情をした彼女の横顔に目を遣る。
 ふと、疑問が浮かんだ。


「君も、迷い子?」


 彼女はこちらに視線を寄越し、曖昧に微笑んだ。


「さて、な」


 さっき聞いたのと同じ言葉。けれど全然違う響きを帯びている。

  ─── 寂しそうで、切なげで。ゆらゆらゆらと、零れ落ちそうに揺れている。

 ぎゅっと、胸が締め付けられた。


「私は、迷い魂を送り届けられるが……そうしているうちに、自分の帰り道は分からなくなってしまった。情け無いことにな」


 帰り道。彼女もどこか、行くところがあったのか。生まれ変わって、出会うべき誰かがいたのだろうか。不思議とそのことに、胸がざわめく。


「……じゃあ、俺と一緒に来ればいいじゃん」

「え?」


 ポツリと呟くと、彼女は目を見開いてこちらを見た。俺は宙を泳ぐように掻いて進むと、彼女の目の前で止まる。瞳を覗き込むと、髪と同じその漆黒に光の玉が映り込んでいるのが見えた。
 赤、青、黄、緑……様々な燐光を零すそれ。さらに近付いて彼女の手を取ると、やっと見慣れた俺の姿がぼんやりと浮かび上がった。


「君は、俺の道なら分かるんでしょ。なら君も来ればいいじゃん。何も問題なし。即解決」


 言いながら彼女の髪をそっと撫でると、ふわりと彼女から燐光が舞い上がった。まばゆい金色。彼女の黒髪と相まって、星空を見ているみたいだ。

 伺うように首を傾げて彼女を見つめると、みるみるうちにその大きな目に涙が溜まった。映り込んでいた俺の姿が、涙と一緒に揺らめく。今にも溢れてしまいそう。


「ありがとう。だが、それは……できない」

「……」

「私が行く道は、一つだけ。お前の行く道も一つだけ。お前にはお前の、私には私の行き先がある」


 泣くかと思った彼女はしかし、それは綺麗に微笑んだ。
 何だかその笑顔を見たことがある気がして、俺は無意識に彼女の顔に手を伸ばす。顎の辺りから耳の方へと差し込んで、親指でそっと頬を撫でてみた。
 彼女は瞠目し、次いで諦めたようにそっと息をつく。


「お前は、やはり……いつでもお前だな」

「ん?」

「生まれ変わっては死ぬたびに毎度毎度、よくもまぁ迷いよって」

「え、」

「だが見るだけで、お前だと分かる私も私だな」


 彼女の言葉に俺は目を見開いた。


「まぁ、お前は覚えていないだろうな。普通、生まれ変われば記憶はなくなる」

「もしかして俺、君に会ったことあるの?」

「あるな。何度も何度も」


 あぁ ─── 納得、した。


「なぁんだ」


 俺は笑う。

 記憶にはないけれど。
 俺はここを、彼女を、知っていたのだ。

 だから、好きになれそうにもないようなこの場所を懐かしく思ったのだ。
 だから、彼女の笑顔に引っかかったのだ。
 だから、あんなにも ─── 死に、焦がれたのだ。

 すべては彼女が恋しくて。

 自分でそう分かった瞬間、溢れ出るように俺の胸を熱いものが満たしていくのが分かった。それは目の前の少女を見つめることでさらに熱くなり、密度を増す。胸が苦しいくらいにいっぱいになって、俺は彼女をきつく抱きしめた。


「……俺のこと、生まれ変わるたびに見つけてくれたんだ?」

「……お前は、珍しいから。赤い光も、青い光も見たことはあるが……何色も纏っているのはお前くらいだ」


 へぇ、そうなんだ。密かに驚くけど、それは胸の中だけに留めてちょっと意地悪を言ってみる。


「それだけ? 俺を見つけてくれた理由」

「ぇえ、」


 困ったように、あるいは照れたように、彼女は声を上げてから黙り込む。髪の間から覗く耳は赤い。


「まぁいいや。俺が先に言っちゃお」

「? 何を、」

「たぶん俺ね、君のことがすごく大事なんだ」


 弾かれたように、腕の中で彼女が顔を上げた。信じられない、とその表情が語っている。俺は笑った。


「ずっと、何で死ぬことに憧れてたのか分かんなかったけど。きっと君に会いたかったんだなー、みたいな」


 「信じられない?」と彼女の顔を覗き込むと、湯気が立ちそうなくらい真っ赤になっていた。思わず笑う。


「そりゃ、俺。君のことほとんど覚えてないよ。そんな奴から言われても不安?」

「……あぁもう、何なんだお前は」

「え?」


 彼女が恨めしそうに俺を睨み上げた。恥ずかしさからか潤んだ瞳に、思わずどきりとする。


「いつもいつも、お前は同じことを言う」

「何だ、そんなこと」

「そんなこととは失礼な」


 拗ねたような顔をする彼女がかわいくて、こめかみに軽く唇を触れさせた。


「そんなこと、だよ。簡単じゃん。俺はきっと、君が好きなんだって。生まれ変わる前から」


 その瞬間。

 てっきりさらに照れて赤くなるのだと思っていた彼女の顔はしかし、明らかに強張った。その瞳が伏せられる。


「……今のは、聞かなかったことにする」

「っ……何で、」


 声が掠れた。彼女は硬い笑みを浮かべて俺を見る。


「ほら、もうそろそろ行け。このまま行けば、迷わず道に出られるから」


  ─── それは、明らかな拒絶の言葉。


「……何でそんな急に。ねぇ、俺のこと嫌い? 俺に好きって言われるの、迷惑だった?」

「そんなわけ……っ」

「じゃあ何で!?」


 彼女はびくりと体を震わせた。俺の叫びは響くことなく、白い世界の中に吸い込まれて消えていってしまう。


「せっかく、見つけたのに。やっと会えたのに。何が駄目なの……?」


 語尾は、情けなく震えていた。俺はきつく拳を握り締める。

 幼い頃から漠然とあった焦がれる想いの意味が、やっと分かったのに。
 そりゃもちろん、こんなの恋じゃないって言われることもあるかもしれない。でも、そんなの百も承知だ。例えそうだとしても俺は、これから彼女に恋をする自信だってあるのに。


「……お前は、生まれ変われば忘れられるのかもしれないが。私は、ずっとこのままだ。誰かの温もりを知ってから取り上げられるくらいなら、初めから知らない方がマシだ」


 絞り出すように、苦しげに告げる彼女。だけど ─── 


「……何で、別れる前提なの?」

「え?」

「俺、もう君から離れる気、ないから」

「いや、は、えぇ??」


 俺はスッと目を眇めて彼女を見据える。


「君がここから離れられないなら、俺もここにいる。置いていってなんて、あげないから」

「っ!」


 この空間は、やっぱり苦手だけど。でも二人でなら、悪くないかもしれない。
 二人でのんびり話して、たまに迷い込んでくる魂を見送って。悠久を一人で過ごすのは長すぎるけど、話し相手がいたらきっと何とかなる。


「側に、いさせてよ。それが駄目なら、生まれ変わってもすぐに戻ってくる」


  ─── 君に、会いに。
 そのためなら、死んだって構わない。


「……それは、初めて言われたな」


 ポツリと落とされた声。彼女が仕方なさそうに小さく笑う。
 そして諦めたように、でもどこか嬉しいそうに、こちらに手を伸ばして ─── 彼女からぎゅっと、抱きついてきた。

 囁き声が、俺の耳をくすぐる。





「……側に、いてくれ」


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感想 2

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みんなの感想(2件)

田八瀬晄乃
2018.03.04 田八瀬晄乃

里留華さんのショートショートは、不思議と引き込まれて、とても読んでいて面白いです🌟
『俺を知らない君』を読んでいたのですが、「俺」が一目惚れした時の「彼女」の様子や、「彼女」が事故に遭う直前の「僕」が幸せだと感じる瞬間など、作者さんの文章能力の高さに惚れ惚れするばかりです💖

強いて言うならば、男の人に「はんなり」っていう言葉がちょっと違和感を感じました…(ほんとにちょっとなんで気にしないでくださいね?💦)

あと、本当に本当に個人的な感想を言うならば、「夏帆のことを置いていかないであげて」というお母さんに、どれだけ自分の娘に縛り付けるつもりだよってちょっとイラっとしました(笑)
これはきっと私の性格が歪んでるんですね😅

2018.03.05 森井 里留華

田八瀬晄乃様

ご感想ありがとうございます!すごく嬉しいです!

はんなり、確かに男の人にはあんまり使わないかもですね。ただ語彙力がなくて、他に言葉が見つかりませんでした……泣

夏帆のお母さん、確かに勝手ですよねぇ。短くはありますが、実は書きながらすごく考えたシーンでした。
私はまだ親になったことがないのであくまで想像なんですが、親は子の為なら悪役でも嫌われ役でも何にでもなるのではないかな……とか。ごめんなさい、めっちゃ想像です。母親でも何でも、していいことと悪いことがありますしね。

こんな稚拙な作品を読んで頂けて、しかもたくさんの嬉しいお言葉まで頂いて……あまりの幸せにすごくドキドキしています。
何の考えもなしに、衝動的に書き始めた作品でした。ふっと思いついて、手慰みに。

でもいつの間にかこの作品のことを大切に思うようになっていて、だからこそ読者様にどんな風に見えているのか、いつも不安です。
だからこうしてご感想を頂くことができて、本当にすごく感謝しています。
拙い話ですが、これからもしばらく続ける予定です。亀更新になりそうですが……汗

これからもお付き合い願えたら幸いです!
ありがとうございました‼︎

解除
るーま
2018.02.03 るーま

森井様

御縁を頂きありがとうございました。
こちらの作品、拝読致しました。ミステリー(ホラー?)テイストのお話でありながらも一貫して美しい!お見事!
映像で読ませる文章に唸らせられました。
個人的に三話目が好きです。

次回はどんな二人で、どんな不思議な恋愛を垣間見れるか楽しみにしております。

2018.02.03 森井 里留華

るーま様

ご感想ありがとうございます。憧れの作者さんにこうやってご意見を頂けましたこと、とても嬉しく思っています。初めてこういった機会を頂いたので、心臓がバクバクいっていて……もう死んでしまいそうです(゚∀゚)

このショートショート集のお話は、いつか全てヒロイン目線で長編を書こうと思っています。もしよかったらそちらも楽しみにしていて下さい。

作者自身がまだまだ未熟で、思うように登場人物に息がさせられなくて、それをもどかしく思ったりしています。キャラクター性が低くなってないかな?感情の理由が曖昧になっていないかな?と常に考えます。ですからこうやってご感想を頂けてとても感動するとともに、作者も登場人物とともに成長していけたらなと思っています。

拙い作品にお付き合い頂き、ありがとうございました。できればこれからも、よろしくお願いいたします。

解除

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