いつかそれは廻るもの

そう、もう手遅れだった
きっと、私が生まれた時から。

第七感と呼ばれる、不思議な力を持つ血族に自分は属している
しかし、極稀に血族ではないものから突然変異的に生まれてくる
その該当者が生命の危機にある、だから助けろ

まだ力を自覚して間もない大学二年生の初夏のことだった
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