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2.転生?
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転生した。それに気づいたのは、暇つぶしにやっていたゲームの登場人物が現実に現れたから。そして、そのタイミングで、階段から落ちて頭を打つという事故を起こしたから。入学式に学園の階段からスカートの裾につまずいて落ちたキャリーは、寝込んでいる間に前世の記憶をどんどん思い出した。キャリーの前世は一言で言うと派手、そう言うしかない。歌手だったキャリーの前世リーナは世界中にファンがいて、いつも世界中でツアーをし、常にその一挙一頭足を注目されていた。新人賞は世界中の賞を総なめ、中堅となると大賞の常連となった。プライベートでは、世界で一番セクシーと言われる俳優と長年付き合っており、結婚も噂されていた。
そのリーナが、キャリーなのだった。
「ええと?」
リーナの記憶とキャリーの記憶が融合して、新生キャリーとなってしまったのだが、混乱しかない。
「なんて地味なの!」
鏡の中のキャリーは、もっさりした、いかにもトロそうな女の子だった。
「こんなの我慢ならないわ」
キーキー言いながら、髪型や洋服や化粧を変え始めたキャリーは、リーナの意識が強くなっているのだろう。キャリーは優しい女の子だが、ともかく自信がなくて地味だ。リーナと正反対なのだ。
「これでいいわ。元はそんなに悪くないじゃない」
鏡の中のキャリーは、たしかにもっさりもトロさもなくなり、若干派手かな?という感じだが、美しさがあった。
「キャリー、気分はどう?え?キャー」
タイミング悪くキャリーの母が部屋に入ってきた。ちなみにキャリーの母も元は悪くないが、地味なタイプだ。
「どうしたの、キャリー。何か悩みがあったのね。まさか、階段から落ちたのはわざと?」
リーナの感覚でした化粧は、キャリーには派手すぎたのだ。醜くはないのだが、キャリーの母であるエマニエイ伯爵夫人には突飛に思えた。
「お母様、ちがうの。キャリーは、今まで地味すぎたと思って、オシャレを見直してたの」
「キャリー、あなたは階段から落ちて頭を打ったのよ。みんな心配しているのよ。地味だ派手だは落ち着いてから、よく考えなさい」
「はーい」
エマニエイ伯爵夫人は娘をもう一度じっくり見つめた。今までと何かがちがう。化粧のせいではない。瞳がちがう。いや、その目に浮かぶ光がちがう。我が子ながら地味でトロい娘だ。だが、今のキャリーの瞳には今までなかった光と飢えと野心が見えた。
これからこの娘は普通の生活をしないだろう。なんだかそんな予感がした。考えすぎたかしら、とエマニエイ伯爵夫人は、キャリーの部屋を出て、キャリーが無事目覚めたことを伝えに家族の元へ向かった。
そのリーナが、キャリーなのだった。
「ええと?」
リーナの記憶とキャリーの記憶が融合して、新生キャリーとなってしまったのだが、混乱しかない。
「なんて地味なの!」
鏡の中のキャリーは、もっさりした、いかにもトロそうな女の子だった。
「こんなの我慢ならないわ」
キーキー言いながら、髪型や洋服や化粧を変え始めたキャリーは、リーナの意識が強くなっているのだろう。キャリーは優しい女の子だが、ともかく自信がなくて地味だ。リーナと正反対なのだ。
「これでいいわ。元はそんなに悪くないじゃない」
鏡の中のキャリーは、たしかにもっさりもトロさもなくなり、若干派手かな?という感じだが、美しさがあった。
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タイミング悪くキャリーの母が部屋に入ってきた。ちなみにキャリーの母も元は悪くないが、地味なタイプだ。
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