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学園
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王妃様の表情が緩んで、これで良かったと安心していたら、
アリサの友人である伯爵令嬢が、いきなり空気を変えた。
「カリアサ様は、学園に通っていませんわね?」
男爵子爵側で、ザワザワした。
「え、、学園に行ってませんの?」
みんな馬鹿にするような目をした。
男爵令嬢でも、学園入っている。それなのに、カリアサは行っていない。
「私、、、」
そこで王妃様が、
「そうなのよ。カリアサは、みなさんが知ってる通り、学園入っていません。理由をカリアサのお母様に聞いてみましょう。」
王妃様は怒っていた。
学園行ってるから偉いのではない。知識がある方が偉いのだ。
「カリアサは、小さい頃に怪我をして、背中には大きな傷が残ったの。
だから、カリアサが、自分で学園に行かないと言ったのよ。
婚約者にもその傷を見せれないから、妹に譲ったのよ。」
母は説明し始めた。
カリアサと友好関係にある令嬢が、、、
「なぜ?伯爵家を出たのですか?」
「カリアサが、修道院に行くと譲らなかったのよ。妹が出るから、わたしが、残るのはおかしいと」
全てカリアサのせいにした。
自分で、、、という言葉つけたした。
「修道院に行く人が、結婚されたのですね。よかったですわ。
伯爵家にいたら、修道院に行かされる事になったのですものね。」
「自分で行くと、、、」
「止めなかったのでしょう?」
「自分で行くと言うから、止めなかった。」
「アリサ様なら止めていたでしょう?」
「アリサが修道院に行くとは言わないわ。」
「それはそうですわね。
カリアサ様は、伯爵家に籍がありませんよね?
結婚したら、普通そのまま伯爵から籍を入れますよね?カリアサ様の籍は、平民なのですよね。」
「、、、、、」
「自分の怪我で辛いのに、婚約者を妹に譲るなんて、出来ませんよね。普通なら支えてほしいですもの。」
「カリアサ様を見捨てたのね。」
「そうなるよね。でもそのおかげで、
アルデン様と結婚して、カリアサ様はとても幸せそうですものね。結果的には、良かったのよね。」
「カリアサ様。教えてください。アルデン様との生活を、、、」
先程とは違う雰囲気になった。
みなさん席をたち、カリアサの周りに集まった。その中に王妃様も一緒に。
アリサと母、その友人たちは、片隅に移動した。その場に入れない。
「恥ずかしいですわ。私のことなんてみなさん聞いても、、、」
「そうね。私も聞きたいわ。」
「王妃様、、それは恥ずかしいです。」
「可愛い。では質問に答えてください。答えれないものは、秘密で良いですよ。」
「まず、デートは?」
「忙しくない時、まとめて行くことが多いです。忙しい時は、夜、月夜を見ながら、庭を歩きます。」
「一緒に寝ていますか?」
「はい。喧嘩しても、一緒に眠ることはやめません。」
「アルデン様の好きなところは?」
「お優しいところです。それに私を必要としてくれるのです。」
「嫌いなところは、、」
「ありません。甘やかしすぎるので、私が困ってしまいます。今まで優しくされたことがないので、、、」
「アルデン様は、カリアサ様だけですものね。幸せそうでよかった。」
「ありがとうございます」
「レース網のストールが欲しいのですが、作ってもらえることができますか?」
「はい。ストールはいくつか出来上がったので、それから選んでもらえるといいですわ。」
「流石ですわ。」
アリサは機嫌が悪かった。
その後も王妃様は、カリアサを離さなかった。
「なんなの。カリアサのくせに、、」
アリサも手を出せなかった。流石に王妃様がいるので無理だった。
面白くないわ。
アリサの友人である伯爵令嬢が、いきなり空気を変えた。
「カリアサ様は、学園に通っていませんわね?」
男爵子爵側で、ザワザワした。
「え、、学園に行ってませんの?」
みんな馬鹿にするような目をした。
男爵令嬢でも、学園入っている。それなのに、カリアサは行っていない。
「私、、、」
そこで王妃様が、
「そうなのよ。カリアサは、みなさんが知ってる通り、学園入っていません。理由をカリアサのお母様に聞いてみましょう。」
王妃様は怒っていた。
学園行ってるから偉いのではない。知識がある方が偉いのだ。
「カリアサは、小さい頃に怪我をして、背中には大きな傷が残ったの。
だから、カリアサが、自分で学園に行かないと言ったのよ。
婚約者にもその傷を見せれないから、妹に譲ったのよ。」
母は説明し始めた。
カリアサと友好関係にある令嬢が、、、
「なぜ?伯爵家を出たのですか?」
「カリアサが、修道院に行くと譲らなかったのよ。妹が出るから、わたしが、残るのはおかしいと」
全てカリアサのせいにした。
自分で、、、という言葉つけたした。
「修道院に行く人が、結婚されたのですね。よかったですわ。
伯爵家にいたら、修道院に行かされる事になったのですものね。」
「自分で行くと、、、」
「止めなかったのでしょう?」
「自分で行くと言うから、止めなかった。」
「アリサ様なら止めていたでしょう?」
「アリサが修道院に行くとは言わないわ。」
「それはそうですわね。
カリアサ様は、伯爵家に籍がありませんよね?
結婚したら、普通そのまま伯爵から籍を入れますよね?カリアサ様の籍は、平民なのですよね。」
「、、、、、」
「自分の怪我で辛いのに、婚約者を妹に譲るなんて、出来ませんよね。普通なら支えてほしいですもの。」
「カリアサ様を見捨てたのね。」
「そうなるよね。でもそのおかげで、
アルデン様と結婚して、カリアサ様はとても幸せそうですものね。結果的には、良かったのよね。」
「カリアサ様。教えてください。アルデン様との生活を、、、」
先程とは違う雰囲気になった。
みなさん席をたち、カリアサの周りに集まった。その中に王妃様も一緒に。
アリサと母、その友人たちは、片隅に移動した。その場に入れない。
「恥ずかしいですわ。私のことなんてみなさん聞いても、、、」
「そうね。私も聞きたいわ。」
「王妃様、、それは恥ずかしいです。」
「可愛い。では質問に答えてください。答えれないものは、秘密で良いですよ。」
「まず、デートは?」
「忙しくない時、まとめて行くことが多いです。忙しい時は、夜、月夜を見ながら、庭を歩きます。」
「一緒に寝ていますか?」
「はい。喧嘩しても、一緒に眠ることはやめません。」
「アルデン様の好きなところは?」
「お優しいところです。それに私を必要としてくれるのです。」
「嫌いなところは、、」
「ありません。甘やかしすぎるので、私が困ってしまいます。今まで優しくされたことがないので、、、」
「アルデン様は、カリアサ様だけですものね。幸せそうでよかった。」
「ありがとうございます」
「レース網のストールが欲しいのですが、作ってもらえることができますか?」
「はい。ストールはいくつか出来上がったので、それから選んでもらえるといいですわ。」
「流石ですわ。」
アリサは機嫌が悪かった。
その後も王妃様は、カリアサを離さなかった。
「なんなの。カリアサのくせに、、」
アリサも手を出せなかった。流石に王妃様がいるので無理だった。
面白くないわ。
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