15幼き頃からそばにいたお兄ちゃんは、溺愛社長でした。

華蓮

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お手伝い

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春休みは、専門学校の準備と、霧矢くんの仕事の手伝いをした。

リクルートスーツを着て、霧矢くんと一緒に行った。

書類を作り、霧矢くんのお茶を入れた。

来客用のお茶も入れた。

某メーカーの社長さんがみえた。

「こんにちは。こちらにどーぞ」と案内して、お茶を出した。


「新人さん?お茶美味しいよ。淹れ方上手だね。」

「ありがとうございます。」
と部屋を出た。

来客も多くて、びっくりした。

霧矢くんが社長なんだな。と。


食品メーカーの山口社長がみえた。

いつもと同じようにお茶を淹れて、持っていったら、
目つきがやらしかった。
流石に、霧矢くんには迷惑がかけられないから、しっかりしないと、、、

「君、新人さん?」

「はい。」

「可愛いね。胸も大きいし、スタイルいい。彼氏いるの?」

「いません。」

「へえ。その体味わってる人いないんだね。ねえ君。俺どう?金もあるし愛人にしてあげるよ。働かなくていいし、」

「結構です。間に合っていますので、、、」

「へえ。君みたいな新人が、断っていいの?ここの関係切るよ。」

「なぜ?私があなたと関係を持たなければいけないのか意味がわかりません。」

「お前が俺の愛人になれば、ここと俺の会社は永遠に繋がりがあるだけだ。」

「そうですか。ならあなたの会社と関係を切るべきですね。」

「はあ?新人のお前にそんな権利はないだろ!」

「私、伊藤瑞希と申します。」

「伊藤?」

「はい。夫は、伊藤霧矢と申します。」

「騙したのか?」

「なにも騙しておりません。勝手にあなたが、私を新人だから、と思って対応したのでしょう?」

「彼氏はいないと、、、」

「彼氏ではありません。夫ですよ。」

「若いのに夫がいるとは思わないだろ?」

「それも勝手にあなたが、判断したのですよ。」

「では失礼します。」

「待ってくれ。私が悪かった。冗談だ。ただの冗談だ。」

「そうですか。では失礼します。」

頑張って、、社長室まで入った、、

「瑞希。どうした?」

足が震えていた。座り込んだ。

「ごめんなさい。私、、、霧矢くんの邪魔をしてる。。帰るね。」

「社長。瑞希さんは、山口社長にお茶を出しに行きました。」

「副社長。先に言ってくれるか?」

「その方がいいですね。お任せください。」
副社長は、社長室を出てき行き、霧矢は鍵を閉め、ブラインドを落とした。

「瑞希。」抱きしめてくれた。

なにも聞かずに、ただ抱きしめてくれた。私が落ち着くまで、、、

「ごめんなさい。」

「?」

「私、、、山口社長にお茶を出したの、、その時にやらしい目で見られてたから警戒はしたけど、私の体をみて、胸が大きいね。スタイルいい。彼氏いるのか聞かれたの。それで、霧矢くんは彼氏じゃないから、居ないって答えたら、愛人になれって、、、断ったら、会社と関係を断つって言われたの。」

「うん、」

「それなら、関係は断つべきですっていったの。新人ごときに判断するべきことではないだろ?と言われたので、わたしが、霧矢くんの妻であることを言ったら、騙したのか?って、、わたしは、ただお茶を淹れただけで、名乗ることはないし、名札もあるし、、あなたが判断したのでしょうと言ったの。」

「よくやったね。頑張ったよ。」

「でも、、わたしあなたの足を引っ張ってる。霧矢くんならもっとうまく対処したよね?わたしが未熟だし、、迷惑かけて、、、、」

「未熟なのは確かだけど、それは経験値がないから。別に、対応は間違ってないよ。全く問題ない。」

「でも、、他の人なら、、もっと上手く対処する、、、」

「瑞希は、社長夫人になる。他の人なんてくらべなくていい。瑞希の信念を崩す必要なんてないよ。」

「やっぱり瑞希を好きになって間違いなかったな。また、好きになったよ。」

「本当に?良かったの?」

「ああ。瑞希ご褒美あげる。」
キスをしてくれた。
「頑張ったね。」

ここで休んでいて、と言って、社長室を出ていった。


応接間に行くと、、
山口社長と副社長が、話をしてた。

「遅くなってすみませんね。」

「いえ。」

「社長。条件はこれみたいです。」

「そう。もっといけるよね?」
ニコニコしていた。目は冷たかった。

「え?それは、、、」怯えていた。

副社長は、社長の、笑顔が怖かった。
見たことない顔だった。
基本、笑顔なんて作らないし、目が冷たい、、、
これは、かなりのことをやったな。と感じた。

「はっきり申し上げますね。この価格から2割引いてください。それができないなら、別のメーカーにします。」

「それは、、、」

「仕方ありませんよね?あなたがしたこと、、、」

「あれは冗談ですよ。社会人として、それぐらいは、、、」

「冗談?必要ありませんね。わたしの妻にちょっかい出したのですよ。わたしが許す訳ありません。」

「社長なら、たくさんの女を抱けるでしょう。あの女ぐらいなら、たくさんいるでしょう。こだわる必要ないでしょう。あんた気の強い女よりいい女紹介しますよ。」

地雷を踏んでしまった。

「お帰りください。」と言って部屋を出た。

「山口社長、少しお待ちください。」


副社長は、
契約終了の書類と今月支払い分の明細を渡した。
こちらにサインしてください。


「待ってくれ。おれは、契約を切られることのことをしていない。」

「そう考えているから切られたのですよ。」

「あなたは、社長の大事なものに手を出したのです。社長は、会社よりも瑞希さんのが大事なのですよ。」

「一人の女に?」

「この会社を起業したのも瑞希さんがきっかけですから、、」

「なんとかならないのですか?」

「無理ですよ。瑞希さん関連ではなければ、取り返しはできたでしょう。でも、今回は、絶対に無理です。」

「わかりました。申し訳ございませんでした。」
と部屋を出ていった。


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