33【完結】私は、家族の一員になりたい。〜加護もちの私だけども愛されない〜

華蓮

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シードside

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兄貴達は、豊神の保護が授かっていた。
三人とも、ランクでいえば平均的ランク。

だから三人で協力していたから、領地も潤っていた。
3人も仲が良い。

自分だけが加護もなく、出来損ないだった。

家族は表だって自分が虐められていることはなかったけど、 期待はされていないのはよくわかった。

両親は、アイルとの婚約も、出来の悪い息子を押し付けられて良かったと思っているのがよくわかった。

アイルの婿として、役立たずの俺が婿として必要としてくれ、伯爵家に入ることができるのは幸せなことだったけど、
少し自分の中でもやっとした。
アスカでなく、アイルの婿として選ばれたことがモヤッとした理由だった。でも、

アイルは、アスカとは違って、美人ではないが、かわいいと思える。

話をしても楽しかったし、、
アイルのために頑張ろうと思った。


加護判定を受けると軍神の加護があった。
ランクは、下の下。
正直、ないようなものだ。
軍神の加護があるものは、騎士団に入ることになった
訓練はすることが義務だった。

自分に自信がないから、真面目に、訓練を重ねていた。
そうすると、成長期と伴い、身長も伸び、筋肉もつき、ニキビも少なくなり、引き締まった。

街に行くと声をかけられることもあった。
俺なんて、、、って思っていたけど、

騎士仲間に、
お前は、かっこよくなったな。騎士団の中でもモテる男上位に入るな。

お前の婚約者の妹は、とても綺麗じゃないか。お前なら狙えるんじゃないか?」

騎士団員一かっこよくて、強くてさ。お前に合う女が必要何じゃないか?
アスカ様のような、、、

そのまま、姉の方でいいのか?


最初は否定していたけど、あまりにも周りから言われるから、
俺ってそんなにかっこいいのか?

確かに練習していると令嬢から差し入れをもらったことはある。
婚約者がいることを知っているから、みんなそれ以上はない。


自分もいい気になって、

「俺ならいけるか、」

と思うようになってきて、アスカに近づきたいと思うようになり、アイルにアスカの話を聞くことにした。
 


アイルの話を聞くと、やっぱりアスカがいいな。と思ってきた。
アスカは、俺なんて興味もないし、アイルの婚約者というのはわかってるから断られるだろうな。

ダメ元で、声をかけてみよう。

もしうまくいったら、アイルとの婚約を解消して、アスカにするなら、問題なくできるだろう。
家と家の問題だから、姉妹が変わるだけ。

それにハンナリ伯爵は、アスカの言うことを聞くから、、、





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