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お世話係
しおりを挟む「サマリー様は、こちらへどうぞ。まず、説明させてもらってから、アルファ様にお会いしていただきます。」
「アルファ様は、怪我のために発熱があります。
サマリー様は、怪我の手当とリハビリと食事を手伝ってもらいます。
難しいことはありませんが、手当は、正直、お嬢様ができるものとは思えません。」
「大丈夫。フレット様からの命令ですので、、、メイドの服をください。」
「?」
「メイドの服に着替えたいので、ください。」
「え?」
令嬢がメイド服?と思いながら、ルイカが、メイド服を用意した。
手早く、着替えた。
「では、アルファ様にお会いしましょう。」
部屋に案内してもらった。
「アルファ様。こちら、、」
「アルファ様、はじめまして、
今日からアルファ様のお世話係になりました、サマリーと申します。よろしくお願いいたします。」
「新しい子が来てくれたんだね。よろしく頼むよ。」
「ルイカさん。あとは私がしますので、大丈夫ですわ。」
「アルファ様、、まず何をしたらよろしいですか?なんでも言い付けてくださいませ。」
「まず患部の消毒をしてほしい。」
「はい。」
救急箱を用意して、患部を綺麗に消毒をし、薬を塗り、包帯を巻いた。
「傷跡を見ても、何も思わないのか?」
「思いますよ。」
「なんと思うんだ?汚いか?」
「いえ。早く治ってほしいと思います。発熱も伴うと聞いておりますので、傷さえ治れば、、」
「汚いとは思わないのか?」
「アルファ様が、この辺境地を守って下さってるから王都も、平和なのです。ですから、汚いなんて思いません。」
「ありがと。」と笑顔むけてくれた。
確かに体は大きい。でも、アルファ様は心優しいお方なのでしょう。
男1人で、フレット様を育てた人ですもの。厳しくても仕方ありません。
奥様も見えないようなので、せめて怪我が、治るまで、ゆっくり過ごして欲しい。
私ができることは、アルファ様が、快適に過ごせるように、、、、
食事を食べられた。
「今日もこれか、、、」とため息をついて食べられた。
その後、診察もあった。。
「もう少し、食事を食べてください」と言われた、、、
その後、サマリーは、医師と話をした、
食事の改善をしてほしいと。
アルファ様は、偏食であまり野菜を食べられない。
今あまり体を動かせないので、カロリーが低く、栄養のあるものを食べてほしいが、食事が美味しくないと残されるようです。
「食べてはいけないものはありますか?」
「基本的にはないよ。」
「リハビリとして、散歩はしてもよろしいのでしょうかぁ。」
「ああ。外へ出してあげてほしい、、」
と医師から、アドバイスをもらった。
アルファ様は、その日の夜も熱が出た。
サマリーは、ずっとついて看病していた。
サマリーは、夜、ほとんど自分の部屋には帰らず、アルファ様の部屋で、待機していた。
患部の消毒を1日1回だったところ、3回に増やした。。
「サマリー。そんなに消毒しなくても、、、」
「いえ。3回することで、早く治ると、、お医者様が、、」
「でも面倒だろ、、何回もこの痕を見ないといけないんだぞ。」と心配そうに言う。
ほんと優しいお方です。
「それより早く良くなって頂かないと。。」
「サマリーは、優秀なんだな。手際がいいし。」
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