【完結】7婚約者を妹に奪われ、勘当された令嬢は、隣国で、皇太子の左腕になる。

華蓮

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第1章  アリスとユーリ

新しい生活に

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アリスは、とりあえず、ギルドに行き、仕事を、斡旋してもらう手配とお金を下ろした。


仕事をしていたので、顔馴染みだったので、

「アリス。今日はどんな仕事にする?あなたに頼みたい仕事はたくさんあるのよ。」

「実は、私、家を追い出されたの。
私の婚約者と妹が愛し合ってるそうで、私は、婚約破棄されて、追い出されてしまいました。。」

「え?大丈夫なの?」

「そんな予感はしていたので、大丈夫です。なので、長期的な仕事を探してるの。 
この国を出たいの。もう帰るつもりはないの。」

「そうなの?アリスは、隣国の言語は?」

「ワイドサイド王国とダイジェ王国の言語は出来るわ。」

「共通語であるインタイ語はいけるよね?」

「大丈夫よ。」

「通訳の仕事があって、これがなかなかできる人がいなくてね、、、
他所の国に行かなくてはならないし、、、
募集はしてるけど、なかなか引き受けてくれる人が居なくてね、、、」

「私がしますわ。」

「インタ帝国の王族の通訳なの。給料も今までとは違うわよ。
アリスならマナーも完璧だし、教養もあるから、安心して送り出せる。あなたしかいないわ。」

「わかりました。一度やってみますね。平民ですけど、大丈夫なのでしょうか?」

「身分より、通訳が欲しいはずよ。2日後に、出発するわ。」

「わかりました」


2日後の出発までに、インタ帝国のことを調べた。
王族くらいは知らないと話にならないはず。

インタ帝国の騎士に、ユーリがいる。
だから、引き受けた。
騎士だから、会える可能性もあるから、、
ユーリは、留学してた時に知り合った友人だ。なぜか、気が合い、一緒にいると楽しかった。

ユーリの話は、本当に楽しかった。もっと話をしたかったけど、留学期間も切れて、国帰って行ったから、、、残念だった。

もし婚約者がいなくて、私が自由なら、ユーリと結婚したかった。と夢見たことがあった。
ユーリも誰かと婚約してるだろうし、
会えたらいいな。と考えてた。



インタ帝国まで、馬車で、丸一日かかるので、その間ずっと馬車に揺られる。
帝国の城へ行くので、馬車もグレードが高いので、乗り心地がよかった。

インタ帝国の流行の小説を読んでみたけど、
楽しい話で、気分がよかった。

これから先、私は平民として自由に生きる。もう我慢しなくていい 


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