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3◆AV鑑賞を一緒に

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ダグラスは、入浴後に股間をぶーらんぶーらんしながら全裸で寝室に向かった。

「服を着なさい」

「え、やだ♡俺、寝る時は全裸派だから~」

「そうですか。……まさか、彼女の家でも全裸だったんですか?」

「もちろん!だって付き合ってるんだから、彼氏の全裸ぐらい問題ないっしょ」

「……」

いや、問題あるでしょう。

私はため息を吐きつつも寝室に一緒に向かう。

ちなみに、私はジャージのズボンとシャツでいつも寝ていたりするぞ。



ベッドでゴロゴロと寛ぐダグラス。

「ねぇねぇジン~、腕枕してね~!」

「私より筋肉あるくせに甘えないでください」

「じゃあ俺がジンに腕枕する~!」

「何故に」

ダグラスはニッコニコとしている。

そんなに腕枕が好きなのだろうか?

よくわからないが、たぶん回避できないような気がした。



寝室には、AV鑑賞のためのあれやこれやがあったりする。

あれやこれやとは……ノートパソコンと、DVD各種と、大人の玩具各種と、ゴムとローションなどなどだ。

AV鑑賞は環境を整えてするのがベストだからな。

私はダグラスがいるからAV鑑賞をどうしようか悩むが、ここは思い切って遠慮しないことにした。

文句があるなら出ていけばいいのだから、私はダグラスを気にしてやらない。

「ということで、私はAV鑑賞をします」

「ジン、いっぱいDVD持ってるんだねぇ~。種類も豊富で……ジンって雑食なんだ?」

私のAVコレクションにダグラスは興味津々のようだ。

やはり同じ男としてエロに心惹かれるのか、瞳が輝いている。

「私、好き嫌いは良くないと思っているタイプですので」

「ちなみに俺は、バイでネコもタチもイケるよ♡男も女も美味しくペロッと食べちゃえるんだ~」

妖艶に唇をペロリと舐める色っぽいダグラスに私は……。

「はぁ……そうですか」

特に反応しなかった。

「反応薄い!?」

ダグラスがタチでもネコでも私には関係ないと思うのだが……。

ダグラスが何故ちょっとショックを受けているのか、私にはわからなかった。

「AV鑑賞、邪魔しないでくださいね」

「一緒にみてもいい?絶対に邪魔しないから~!」

「まぁ、邪魔しないならいいですよ」

「やった~!ジンが即答でお断りしてこなかった!めっちゃ嬉しい~!」

無邪気に喜ぶのはいいけれど、立って喜びの腰振りダンスを踊るのやめなさい。

ダグラスのアレがぶーらんぶーらんしてるんだが!

………まさか、ダグラスをフッた彼女の前でも全裸で腰振りダンスをしたんだろうか?

もしそうなら、フラレても仕方ないような気がした。



そんなこんなで、さっそくAVを選んでみることにした。

隣に全裸のダグラスがワクワクとパソコン画面をみつめている。

………そのワクワク具合が、股間に思いっきり素直に表れていた。

無駄にギンギンである……このご立派さんめ!

ちなみに、今は寒い季節ではあるが、部屋は暖房が効いているから、たぶんダグラスは風邪を引かないだろう。

……たぶん。……きっと。

まぁ……もし風邪を引いたら、自業自得だろうが看病ぐらいはしてやろう。
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