『「私の目から離れるな」エリート家庭教師は、出来の悪い生徒を分からせる』

kirisu

文字の大きさ
2 / 3

【第2話】熱を持った肌への「感覚攻め」

しおりを挟む
七十回。 最後の一撃が重く沈み込み、激しい火花が散るような痛みが引いていくと、部屋には私の荒い呼吸と、情けない啜り泣きだけが残された。 お尻は焼けるように熱く、ドクドクと拍動している。まるで、そこだけ別の生き物になってしまったかのような違和感。

久我山先生は振り上げた手を下ろすと、私の腰を抱き寄せ、さらに深く自分の膝の上へと固定した。

「……っ、ふ、あ……うぅ……っ」

顔を上げる力もなく、私は彼のスラックスに顔を埋めたまま、ただ震えていた。 めくり上げられたスカートの下、ショーツは膝まで下がったまま。 真っ赤に腫れ上がり、熱を持ってパンパンに張り詰めた私のお尻は、今も無防備にさらされている。

「詩織さん。……顔を上げなさい」

低く、けれど拒絶を許さない声。 私は涙でぐしゃぐしゃの顔を、ゆっくりと彼に向けた。 至近距離で見下ろす久我山先生の瞳には、怒りではなく、どこか満足げな、それでいて深い憐れみのような色が浮かんでいる。

「これだけ叩かれれば、少しは頭が冷えたかな?」

そう言いながら、彼は私のお尻の、一番赤く腫れている頂点あたりを指先でトントン、と軽く叩いた。

「ひゃあぁっ!? い、いたい……先生、いたい……っ!」

わずかな刺激さえ激痛に変わり、私は彼の膝の上で無様に身もだえた。 けれど、久我山先生は私の腰を大きな手で押さえつけ、逃がしてくれない。

「いいかい、詩織さん。君が今日これだけの痛みを受けたのは、僕が意地悪だからじゃない。君が『自分の立場』を忘れていたからだ」

彼は諭すような、穏やかで優しいトーンで話し始めた。 けれど、剥き出しのお尻をさらしたまま、こんな情けない格好で聞かされる「お説教」は、どんな罵倒よりも私のプライドを切り刻む。

「君の仕事は勉強すること。僕の仕事は君に教えることだ。なのに、君は僕の顔ばかり見て、ペンを動かすことすら忘れていた。……それは僕に対する侮辱だし、君自身の未来をドブに捨てる行為だよ」

「……ごめんな、さい……っ」

「言葉だけじゃ分からないよね。だから、こうして身体に刻んであげたんだ。……ほら、見てごらん。君の不真面目さの結果が、これだよ」

彼は私を抱き上げ、デスクの横にある大きな姿見の方へと向けさせた。 鏡の中には、久我山先生の膝の上で、お尻をまるだしにして泣きじゃくる私の無様な姿が映っていた。 真っ白だった肌は見る影もなく、毒々しいほどの赤紫色に染まり、熱でひきつっている。

「……あ、っ……」

自分の醜い姿を客観的に見せつけられ、羞恥心で胸が張り裂けそうになる。 けれど、久我山先生の「諭し」は止まらない。

「この痛み、忘れないようにね。次にサボりたくなった時は、この熱さを思い出しなさい。……分かった?」

「は、はい……わかり、ました……っ」

「よろしい」

ようやく満足したのか、彼は私の背中を優しく撫でた。 そして、その手が再び、熱を持った私のお尻へと伸びる。

「……可哀想に。こんなに熱くなって。……少し冷やしてあげようか」

彼はデスクに置いてあった、結露で冷え切ったアイスコーヒーのグラスに手を伸ばした。 そして、その冷たい指先を、脈打つ私のお尻にそっと置いた。

「っ……!!」

あまりの温度差に、背筋に電流が走り抜けた。 焼けるような熱と、氷のような冷たさ。 二つの極端な感覚が混ざり合い、脳が悲鳴を上げる。 けれど、その刺激は不思議なことに、次第に甘い痺れへと変わっていった。

「どう? 気持ちいいだろう?」

彼の指先が、腫れ上がった肌をゆっくりと滑る。 痛みで過敏になっている場所をなぞられるたびに、腰の奥がキュンと疼き、変な声が漏れそうになる。 叩かれている時はあんなに怖かったはずの彼の手が、今は酷く待ち遠しく、愛おしい。

「あ……っ、ふ……せんせ、そこ……っ」

「ん? 痛いのかな、それとも……」

彼はわざと、お尻の割れ目の近く、最も熱がこもっている場所を指先で円を描くように愛撫した。 痛みと快感が、ドロドロに混ざり合って思考を溶かしていく。 さっきまで泣いていたはずなのに、私の身体は、彼の冷たい指先をもっと奥まで欲しがっていた。

「……おねがい、もっと……」

自分でも信じられない言葉が、口からこぼれた。 久我山先生は、勝ち誇ったような、それでいてどこか狂おしいような表情で微笑む。

「自分からねだるなんて、本当に悪い子だね、詩織さんは。……でも、今日はここまで。これ以上は、次のテストの結果次第だ」

彼はそう言うと、いまだに震えている私の身体を抱き起こし、自分の足元に立たせた。 そして、膝まで落ちていた私のショーツを、まるで子供に服を着せる母親のように、ゆっくりと引き上げた。

「……はい、よくできました」

スカートを整え、最後にはポン、と優しく頭を撫でる。 その徹底した「支配」と「保護」の境界線に、私はもう、一歩も動けなくなっていた。 お尻に残る熱い痛みと、彼に全てを委ねてしまったという屈辱。 それらが、私の心に、決して消えない『久我山の所有物』としての刻印を刻みつけていた——。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

閉じ込められて囲われて

なかな悠桃
恋愛
新藤菜乃は会社のエレベーターの故障で閉じ込められてしまう。しかも、同期で大嫌いな橋本翔真と一緒に・・・。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

幼馴染みのアイツとようやく○○○をした、僕と私の夏の話

こうしき
恋愛
クールなツンツン女子のあかねと真面目な眼鏡男子の亮汰は幼馴染み。 両思いにも関わらず、お互い片想いだと思い込んでいた二人が初めて互いの気持ちを知った、ある夏の日。 戸惑いながらも初めてその身を重ねた二人は夢中で何度も愛し合う。何度も、何度も、何度も── ※ムーンライトにも掲載しています

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...