魔女の憩い場

みら

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プロローグ

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そこは静かで不気味でした。
大きくて円形の誰もいない大きな部屋。
全部白色で天井には絵が描かれていて床には模様、壁には彫刻が施され窓ガラスにはステンドグラス。
とても綺麗で、誰もが憧れる部屋だけど、何故こんなに不気味に感じるのでしょうか。

その原因は置かれてるもののせいかもしれません。
壁には本棚が並んでいて本棚の中にはボロボロになった本や紙の束、いかにも不気味に光る何かわからないものに液体が入った沢山の小瓶。赤に緑、紫どれも濁っていてどう見ても危ないものにしか見えない。
鏡や化粧台、水盆。いまにも何かが起こりそうなグツグツしてる鍋、ぐるぐる鍋の中身をかき混ぜてる棒。
中身はなんなのか見たくもないビンが所狭しと置かれている小棚。
6つもベッドがあって色も大きさも形も違う。等間隔に壁に沿って置かれていて確かに全部使われている形跡があるって誰かが過ごしているのに誰もいない。

そんな空間では、色もバラバラでどれ1つと統一性はなく物が多くて空気は淀んで薄暗い。

そして何より不気味なのはこの部屋の真ん中だけ何もない空間があること、何のためにそこだけ空いてるのでしょうか。

こうやって細かい場所を見ていると気づきにくいかもしれないけれど、何よりおかしいところがあります。
なんとドアがありません。ドアがなくて人がいた形跡があるのに誰もいない。そんな不思議で不気味な部屋。


この部屋に住んでいるのは誰でしょう。
鏡や化粧台があるから若い女の人でしょうか、それとも怪しいものが沢山あるから悪い人でしょうか...
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