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33.猫になった婚約者と相談
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「それで……話ってなあに?」
青い瞳が私を見つめる。柔らかいふわふわとした声で、へクセは話すように促した。
「ええと……そうね……」
どこから話すべきか。迷って言葉が続かない。へクセなら信じてくれるとは思うが、話が話だ。
ミルクを飲んでいるライルをちらりと見る。ライルの正体のこともあるし、どう説明したものか。
「もしかして、その喋る猫ちゃんのこと?」
お茶を飲んでいたへクセが話を切り出した。
「ええ……そうなのだけれど……」
肯定の返事を返す。
へクセはぽんっと手を叩いて、なにかに気がついたような顔をした。
「僕、カレンの言いたいこと分かったかも!」
「まだ何も言ってないわよ?」
「うん。何も聞いてないよ? でもこの後に何を言われるか、もう分かっちゃった!」
にこにこと楽しそうに言う。話す猫、ライルを連れているのだから、ライル関係というのは想像つくだろう。
だが、まだ何も言っていないし、ライルの名前も言っていない。この猫が王子ライル=ブローナーだなんて分かるわけがない。
ましてや呪いを解くために、魔女を探しているなどピンポイントで当てられるわけがない。
「……まだ何も言ってないのに分かるわけがないだろう……」
ライルも私と同じことを考えたようだ。ムスッとした顔で、不機嫌そうに呟く。
だが、へクセは昔からこういうところがある。妙に感がいいというか、早とちりしがちというか……。
しかし、意外と侮れないから困る。そこまで大きく外したこともないのだ。
「それで、へクセは私が何を言うと思ったの?」
念の為、へクセの言うことを聞いておこう。当たらずとも遠からずだったら、そこから話を切り出せばいい。
その方が話もしやすい。
そう考えて尋ねれば、へクセは人差し指を立てて、ビシッと私を指さして答えた。
「僕に魔女探しを頼みたいんでしょ? 猫ちゃんのために」
「……な、なんでそこまで分かるのだ!?」
「あ、当たり? やったー!」
「やったーではない! なぜ分かったのだ!」
「んー……内緒!」
「こいつ腹立つぞ!」
「怒んないで、猫ちゃん」
「だから勝手に撫でるな!」
またもやライルがへクセのペースに飲まれている。
賑やかで微笑ましいが、これでも重要なことを話している最中なのに。
「……へクセの言う通りよ。でも、複雑な事情があるから、話を聞いてくれるかしら?」
ライルとへクセが大人しくなった。ようやく、これで本題に入ることができる。
一度、お茶飲んで喉を潤す。カップを置いて、私は口を開いた。
青い瞳が私を見つめる。柔らかいふわふわとした声で、へクセは話すように促した。
「ええと……そうね……」
どこから話すべきか。迷って言葉が続かない。へクセなら信じてくれるとは思うが、話が話だ。
ミルクを飲んでいるライルをちらりと見る。ライルの正体のこともあるし、どう説明したものか。
「もしかして、その喋る猫ちゃんのこと?」
お茶を飲んでいたへクセが話を切り出した。
「ええ……そうなのだけれど……」
肯定の返事を返す。
へクセはぽんっと手を叩いて、なにかに気がついたような顔をした。
「僕、カレンの言いたいこと分かったかも!」
「まだ何も言ってないわよ?」
「うん。何も聞いてないよ? でもこの後に何を言われるか、もう分かっちゃった!」
にこにこと楽しそうに言う。話す猫、ライルを連れているのだから、ライル関係というのは想像つくだろう。
だが、まだ何も言っていないし、ライルの名前も言っていない。この猫が王子ライル=ブローナーだなんて分かるわけがない。
ましてや呪いを解くために、魔女を探しているなどピンポイントで当てられるわけがない。
「……まだ何も言ってないのに分かるわけがないだろう……」
ライルも私と同じことを考えたようだ。ムスッとした顔で、不機嫌そうに呟く。
だが、へクセは昔からこういうところがある。妙に感がいいというか、早とちりしがちというか……。
しかし、意外と侮れないから困る。そこまで大きく外したこともないのだ。
「それで、へクセは私が何を言うと思ったの?」
念の為、へクセの言うことを聞いておこう。当たらずとも遠からずだったら、そこから話を切り出せばいい。
その方が話もしやすい。
そう考えて尋ねれば、へクセは人差し指を立てて、ビシッと私を指さして答えた。
「僕に魔女探しを頼みたいんでしょ? 猫ちゃんのために」
「……な、なんでそこまで分かるのだ!?」
「あ、当たり? やったー!」
「やったーではない! なぜ分かったのだ!」
「んー……内緒!」
「こいつ腹立つぞ!」
「怒んないで、猫ちゃん」
「だから勝手に撫でるな!」
またもやライルがへクセのペースに飲まれている。
賑やかで微笑ましいが、これでも重要なことを話している最中なのに。
「……へクセの言う通りよ。でも、複雑な事情があるから、話を聞いてくれるかしら?」
ライルとへクセが大人しくなった。ようやく、これで本題に入ることができる。
一度、お茶飲んで喉を潤す。カップを置いて、私は口を開いた。
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